北海道ツーリング2004・3日目
7/26(月)曇りのち雨のち雷雨のち曇りのち霧 370km
札幌〜襟裳岬〜帯広
6時半頃起床。今日の天気はどうだい?どんより曇ってる。昨日買ったパンをほお張り牛乳を飲みながらルート再検討。
1.8時頃出発、襟裳岬をめざす
2.11時ぐらいまでぐったりした後MERMAIDランチ食べて出発(去年と同じ)
1のルートでは浦河あたりで降られるかも。じゃあ2にする?「MERMAIDのために北海道来てるようなものですよ」発言は失言だった。「大好きな北海道にあるMERMAIDも好き」に読みかえてください。ミルクホールは昨日行ったからいいや。今日は襟裳岬を見よう。
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| ゴミとたわむれるBMW |
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荷造りをしているとバイク野郎さんが自転車で出勤していかれた。ありがとうございました。いってらっしゃーい。今日の詳細ルートは、札樽自動車道札幌北インター入場、道央自動車道を南下、日高道に入り鵡川インターで下りる。R235〜R336〜道道34と繋いで襟裳岬、黄金道路、R236とか使って帯広入り。恐らく雨に降られるのが確実であろう。マップケースをパニアに放り込む。カッパは、降ってきてから考える。たぶん鵡川まではもつだろ。
8時すぎ出発。インター入る前にVTRが給油。おれは高速下りてからでも十分。札樽(道央)自動車道は新川〜札幌南が定額区間、入口で300円払う。高速料金は基本的にクレジットカード払いなんだけど、300円ぽっち現金で払ってあげよう。下道で飛ばす北海道車は高速ではもっと飛ばす。たまに相対速度60キロぐらいで抜いてくやつがいる。交通事故=死亡事故っていうのも頷ける。札幌南本線料金所で高速券をもらう。いいなぁETC。バイクのETCが出来たら速攻で契約するのに。いや…機械の値段によるな。ユーザーに料金を支払わせるための道具を、ユーザーが有償で用意しなきゃいけないなんて馬鹿げてる。購入値段分の通行料金が無料になるとか、せめて低料金リースにするってのが筋ってもんじゃないか。ん?いまシールドに水滴がついたような。千歳恵庭JCTをすぎた辺りから雲行きがかなり怪しくなってきた。苫小牧東から日高道、沼ノ端西本線料金所で有料分を精算。日高自動車道は全線開通していないため、沼ノ端西から東側が暫定無料開放されている。能登道の高岡西〜高岡北みたいなものか。尤も、すぐ下のR235のほうが高速で流れていたりするため、無料でも高速道路を利用する車は少ない。道Kも80キロ制限の高速で速度取締やるくせに下道を100キロで走る車は黙認らしいし。
小雨が降ってきた。料金所出たときに降ってればカッパ着れたのにー。鵡川インターを下りた。信号待ちでやまびこさんが、この先の道の駅で休憩しましょう、と。
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| むかわ四季の館 |
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2003年8月、道の駅になったばかりの「むかわ四季の館」もともと公共の日帰り温泉で、町民憩いの場的施設。時計は9時半、雨でなくても休憩するにはいい頃合い。富山のBMW店でもらったBMW Motorred Riding Pleasure 2004に道の駅スタンプをぺったん。本来は全国区用で北海道エリアは指定された道の駅以外は無効なのだ。有効な道の駅を紹介すると、ピンネシリ、知床らうす、あいおい、忠類、樹海ロード日高、ライスランドふかがわ、ニセコビュープラザ、なとわ恵山の8ヶ所。どう考えてもスタンプ押してるだけで一週間かかってしまう。そんなんでエントリーする気ゼロなので単なる北海道スタンプ帳として活用していきたい。まろ茶茶葉の功を飲みながらマターリしていると雨が本降りになってきた。やみそうにない。カッパ着よ。
道の両側に牧場が点在するR235。おれは競馬はよくわからんが、聞いたことのある名の競走馬が○○牧場で育ったみたいな看板がちらほら。ホクレンJA門別で給油。店員さんが道端で待ってるVTRを屋根の下に招き入れ旗もプレゼントしていた。労せずイエローフラッグをゲットして嬉しそうなやまびこさん。決めた!今年はぜんぶホクレンで給油しよう。
門別の街を過ぎる海沿いを走る。風が強くなってきた。ついでに雷鳴も聞こえてきた。目視で3kmほど前方の大気を稲妻が切り裂いた。紫色の閃光が漆黒の海に突き刺さる。遅れて轟音。すげえ、海に落雷なんて初めてみたよ。雷雨の中をバイクで走るのは危ないかもしれないが、そういう気はまったくせず大自然の驚異を目の当たりにして感動していた。これは前向きな考え方だろうか。今回道内で出会った数人の旅人に「前向きですね」と言われた。待ち焦がれた大好きな北海道に来て自分の好きなことをやってるんだ。ポジティヴに捉えなくてどうするよ。ああーそれにしてもひどい雨だー。さすがに挫けそうになりながら静内を走る。三石の街を抜けたら嘘のように雨が上がり、路面ドライ。
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| 道の駅みついし |
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ミサトさんのことばかり脳内リピート。どうしてだろう?まぁわかる人にはわかるということで、道の駅みついし。浦河方向から来た女性2人組ライダーがカッパを来てないことに気づいた。「あの人達カッパ着てませんよ、天気聞いてみましょう」と言うか言わないかのうちに行動に移すやまびこさん。積極的だなー。「こんにちはー、浦河のほう雨降ってませんか?」「ぜんぜん、えりもからずぅーっとこんな感じですよぉ」「苫小牧から三石の手前まで降ってますよ、静内じゃ雷が鳴ってました」「えー、重装備にしとかなくちゃ」みたいな会話。ということはこの先カッパ要らんな。でも念のため下だけ履いたまま出発。
海沿いに漁村が点在。砂利の上で昆布を干している。後日、旅人に聞いた話・・・
日高昆布は高値取引されるため抜け駆けしないよう昆布漁に出る日を決めているという。漁がある日は早朝サイレンを鳴らして漁師に知らせる。漁師はサイレンの合図で一斉に海へ繰り出し、サイレンの合図で一斉に漁を終える。静内や新冠など放牧が盛んな地域は馬が驚かないようサイレンを使わず広報車などで知らせる。浦河も牧場があるが海との間の断崖が防音壁になるためサイレンが使われる。70へぇーぐらいの知識かな。
国道を外れ、いちだんと寂しい道になった。えりものメインストリートを抜けて、岬をめざす。思ったより霧が出てない。襟裳岬の駐車場が唐突に現れた。気合い入れてコーナリングしていたら通りすぎてるかもしれない。森進一の例の歌がエンドレスで流れている。実はこの歌、地元民には不評だそうで。だって「何もない」って言っちゃってるんだもの。しかもサビ。
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| 小イクラ丼+えりもラーメン | 貝の身(名前失念) |
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まずは腹ごしらえっと。えりもレストハウスの食堂に入る。昼すぎだというのに他の客が居ない。さすが平日。4分55秒ほど考えて、えりもラーメンAセットを注文。えりもの特産品が具のラーメンとプチイクラ丼のセットで1250円程。一瞬食べ切れるか?と思ったが案外ペロリとたいらげた。イクラ丼をおかわりしようかと思ったくらいだ。
精算時、風の館に行くかどうか聞かれた。行くと答えると100円割引券をくれた。これで400円で入館できる。先に食事にしといてよかった。風の館とは、襟裳岬の気象とえりも町の紹介をしている施設かな。館内には岬を一望できるガラス張りの部屋があって、無料の高倍率望遠鏡が設置されていた。襟裳岬は日本有数のゼニガタアザラシの生息地だそうな。望遠鏡を覗いたが鳥はいたがアザラシは居なかった。そのうち霧が出てきた。映画上映を観る。襟裳岬の風がどれだけすごいかみたいなのを期待していたらえりも町の紹介だった。もう一本の作品上映まで待つのも何だし。風洞実験用送風機が起こす秒速25mの風を体験できるコーナーをみよう。
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| 風速25m |
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風とたわむれるやまびこさん。「秒速25mって時速90キロなんですよね」「ぜんぜんノープロブレムですよね」「たまに50mぐらいの風がふくそうですよ」「180キロか・・・そっちは助からんな」竜巻の中心部は時速500キロの風がふいてるそうだ。秒速140mかよっ。自然てすごいなぁ。最後に風のパスポートを作った。当日の天気図をプリントしてくれる。有効期間は風の続く限り。むぅ、このインターフェースはMacOS 9じゃないか。よくフリーズせず動いてるものだ。なんだかんだで1時間半も襟裳岬にいた。お約束のカムイを狩る2人。ラベルデザインが変わったのは醸造元が日高ビールから北海道麦酒醸造に変わったかららしい。おれは前のデザインが好きだったな。と原稿を書きながら1本目ライトラガーを開封。
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| えりもの地ビール「カムイ」 |
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今回唯一、道内からバイクで持ち帰った飲食物(あ、米の余りもか)。約6日間常温プラスαの過酷な条件でシェイクしているため本来の風味が損なわれてないか心配だ。そう考えるとちょっちベリースーパーライトかも。まいーや。
襟裳岬を後にする。しばらく走ると霧が晴れた。曇ってるけどね。黄金道路。黄金を敷き詰めるくらいの巨費を投じた難工事の末完成した道路のため、いつしかそう呼ばれるようになった。最近、岩盤崩落で犠牲者が出た事故があった。住民の強い要望により建設中のトンネルを日中だけ暫定片側交互通行にしてあった。4kmぐらいのトンネルなので交互通行で自転車を通すと15分ぐらい待たなくてはいけなくなるため自転車通行禁止にしようかという動きがある。後日会ったチャリダーは、通行禁止にするのは仕方ないと思うが、浦河辺りから案内板を設置してもらわないと弱ると憤っていた。彼はトンネル手前まで来て通行規制のことを知ったのだという。旅人に優しい北海道のみなさん、そういうことですので一日も早くトンネルを開通してあげてください。
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| フンベの滝 |
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ここから道東に突入。気をつけていなければ通りすぎてしまうマイナーポイント「フンベの滝」アイヌ語で「鯨の獲れる浜の滝」岩盤の間から地下水が湧き出て滝を形成している。数ヶ所あった。それだけ。わざわざ停まって観る人も少ないと思うので良いものを見た気がする。広尾方向から来たバリオスかなんかの若者も停まって写真撮っていた。彼に天気を聞くと、帯広は昼過ぎに豪雨だったという。カッパ着るべきか悩むところ。
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| ナウマン温泉 |
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広尾町、大樹町、忠類村と走る。途中、国道の迂回路で農道を走った。畑と放牧場の中の真っ直ぐな道。道東に来たなぁって思う瞬間。忠類村のナウマン温泉で今日の汗を流し旅の疲れを癒すことにした。施設名アルコ236、ホテルらしい。日帰り入浴500円。ナウマンとは無論ゾウのことである。1969年にナウマン象の化石が出土したのが忠類村なので。温泉の並びに道の駅とナウマン象記念館が建つ。時間があれば見学したかったがまたの機会にしよう。
では温泉の話。泉質:アルカリ性単純温泉。内湯は大風呂、サウナ、ジャグジ。温泉利用のカランがあった。露天は狭い石造り。加熱だがたぶんかけ流し。もれなく気泡付きで好感がもてる湯であった。露天につかっているとき、ホテルの支配人らしき人が若い従業員にありがたい話をしていた。その人達が先にあがって、知らないおじさんと2人きりになった。おじさんが話しかけてきた。「君もここで働いてるんですか?」おれをホテルの従業員と勘違いしたようだ。「いいえ」「どこから来たの?」「富山です」「ほぉ!バイクで?」「はい」「オレは広島なんよ、かあちゃんと2人で車で回ってるんだ、今日どこ泊まるの?」「帯広です」「いまから帯広かい、ライダーハウスか」「ええ、まあ」と適当にプチ嘘相づちを打ったらライダーハウスの仕組みや値段についていろいろ聞かれてちょっとよわった。実は友達の家に泊めてもらうんです。とは口が裂けない限り言えないような泥沼にはまってしどろもどろになりかかる寸前他の客が来たどさくさでその場を離れた。あぶなかった。
ここから帯広やまびこ亭までVTRが先導。裏R236ともいえる帯広空港線を走る。濃霧の中を道東速度で走る。この霧でよくこんなスピードが出せるなぁ。ひとりだったらブルッてしまってるよ。愛国大橋を渡って、南町東5条線〜おびひろ動物園辺りまでは脳内トレーサーが機能していたが後はただ追尾してるだけであった。
1年ぶりにやまびこ亭到着。世帯人員が1人増えて3名になっているとの情報を確かめねば。こんにちはー、お邪魔しまぁす。やまびこ2世のももかちゃんと初対面。実弟が編み出したハイパーあやし技「ヤッタ踊り」をご披露。あ、ウケた、よかった。ヤッタ、ヤッタ、ヤッタ、ヤッタ・・・むぅ、5回目ぐらいから反応が弱まってきた。こんなに早く飽きる順応するなんて。いろんな引き出しを即興で開いてみて育児の大変さが少しわかりますた。女の子はおとなしいね。うちの甥なんて眠ってるとき以外は常時手足バタバタ動いてるのに。
夕食は家庭ジンギスカンにおよばれ。ホットプレートは火加減が難しい。「そういえばチョマトーはどうなったんですか」「削って道造ってます」えーと、あとなんだっけかな。10日以上前のことをよく記憶だけで書いてるな。さすがおれ、ぐふっぐふっ。ごちそうさまでした。おやすみなさい。
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