北海道ツーリング2004・7日目

7/30(金)晴れ 271km
モラップ〜洞爺湖〜真狩〜ニセコ〜倶知安〜余市〜銭函
 もう自炊できないんで朝メシ抜きで7:50出発。R276美笛峠を越え、R453大滝村。きのこ汁100円の看板を見つけて入ったがまだ準備中。壮瞥町、正面に昭和新山。道道2号、洞爺湖畔を走りR230に合流、サイロ展望台で何か食べよう。
サイロ展望台から洞爺湖
サイロ展望台から洞爺湖・有珠山
 雲海の中に有珠山と洞爺湖の中島が浮かんでた。これはこれで北海道らしい幻想的な風景といえよう。支笏湖もこんなふうに見渡せる展望地があればいいのになといつも思う。ないことはないが徒歩でしか行けない。
あげいも
あげいも
 大型観光バス3台分の観光客が蹂躙戦を挑んできたので展望台を離れ、あげいも350円を買って朝食代わり。じゃがいもに衣をつけて揚げただけのシンプルな食べ物。思いきり観光地価格なことを除けば食べ物としては合格。遠くに羊蹄山が見えるなー。3kmぐらい走ってホクレンで給油。黄旗2本目。くれるというからもらっておこう。ここでもらった2本目の黄旗が後日いい仕事をしてくれることになるとは思いもしなかった。
 R230を北上するにつれて羊蹄山がでかくなってくる。留寿都から道道66号線へ左折。どこか好い撮影ポイントはないかと何気なく直進。まっかり温泉の砂利駐車場はコテージが邪魔。建物挟んで西側へ行くと良さげなアスファルト駐車場があった。
後志羊蹄山
羊蹄山
 山頂に笠かぶってるのが惜しい。まっかり温泉の露天風呂からの羊蹄山がみごとらしい。今日は別の温泉に入ろうと思ってるのでパス。あーあと細川たかしの出身村だとか。興味ないのでパス。道道66号線にもどってナンバーのヴィッツの後を定地走行。札幌ナンバーはレンタカーであるかどうかを見極めないといけない。ある意味いちばん安心なのは釧路ナンバーだけどね、ついていけるかどうかは別にして。
道の駅ニセコビュープラザ
ニセコビュープラザ
 道の駅ニセコビュープラザ。適当に空いてるところに停めてヘルメットまで脱いでるのに、誘導員のおっちゃんが融通きかない人でピリリリーとやかましい。「二輪はあっち」とジェスチャーしている。無視しようと思ったがあんまりしつこいんで、はいはいわかったよ、停める前に見つけてくれよ、ったく。と移動。おかげで暑さが倍増してしまった。釈然としないままスタンプもらって足早に離脱。
ニセコ薬師温泉ニセコ薬師温泉濁り湯
ニセコ薬師温泉濁り湯
 R5をしばし南下、昆布駅前を道道207、道なりに3kmほどで左に「薬師温泉」の看板発見。道なりに適当に迷いながら進むとあった。ニセコ薬師温泉。温泉本なんかでみて興味があったので。建物のひなびた雰囲気に一瞬ひるむ。ここまで来たからには後には引けん。温泉タオル持って出陣。券売機で入湯券を買う。300円。【スズメバチが入ってきますので開けっ放しにしないでください】の張り紙にブルッた。人が居ませんねぇ。入浴券をかごに入れて、勝手に奥に進む。濁り湯の脱衣所で衣類を脱いで、電灯をセルフで点けて入湯。木の枠で囲われた深い湯船。底に大きめの石がごろごろしていて、隙間からぬるい湯が気泡とともに湧き出ているだけの温泉。脱衣所に人影。もうひとり入ってきた。「地元の方ですか」「いえ苫小牧からきました」「あっちに透明湯ってのがありましたよ」移動距離にして5m程だがいちおう下着だけ履く。あ、人だ。「女性でしたね」「若そうでしたね」ソレっ今だ。
ニセコ薬師温泉透明湯
透明湯
 こっちは温泉本でよくみるほうだ。ここも底の石の間が源泉になってる。ステンレスの手すりがせっかくの風情を台無しにしている。湧出量はかなり多い。ざばざばと廃湯口へ流れていく。ぬるいからいつまでも入っていられる。もれなく気泡付きだし。苫小牧の人が先に上がっていった。温泉ひとりじめ。幸せ〜。
 炭酸泉はあがってからのほうが温まる。というか汗引かんのだけれども。大広間でぐったりしていると、若い男が来た。「露天はどこにあるんですか」「わたしも気になってたんですよ、聞いてみましょう」旅館の人によると、駐車場横のゴミ置き場の横から15m程入ったところにあるという。「行きますか」「わたしは相方に言ってから行きます」「ではお先に」
ニセコ薬師温泉露天
露天風呂
 第一感想:うわー、すげえよこれも。オレンジ色に近い乳白色の湯。湯の花が大量に浮かんでる。湯温は25度ぐらいかな、ほとんど水。時折気泡が湧いてくるが湧出量は少ない。もれなくアブと蚊の大群付き。さっきの人も来た。かなりビビリながら入湯。タオルを頭に巻いてアブ攻撃を防ぐ。「北海道の方ですか」「伊丹です」「空港があるところですね」一週間前、飛行機で来てレンタカーで温泉めぐりをしておられるという。「今日はこの後、ホーヘーキョウ温泉へ寄って札幌に泊まって明日の飛行機で帰ります」「いやぁ落ち着けませんね、女性に薦められるとこじゃないな」「上がりますか」相方との関係については聞かなかった。露天はもう結構だけど、内湯は気に入ったのでまた訪れたい。
蘭越の大湯沼
大湯沼
 来た道を戻ってニセコパノラマラインを駆け登る。ニセコ湯本温泉の下に大湯沼がある。でっかい野湯に見えないこともないが、ゆでたまごを作れるくらいの熱湯なのでやめといたほうがよい。ちなみに大湯沼の上、熊笹を20分ほど漕いだところに小湯沼があって、温泉本では野湯として紹介されていたりする。一般人にはニセコ湯本温泉のほうをお薦めする。
 ニセコパノラマライン、北海道屈指の展望道路だと思う。眺望、コーナーR、路面状態、交通量の少なさが高レヴェルで融合したツイスティなワインディングロード。北海道に来て良かったと思わずにはいられない。神仙沼レストハウスに停め、まずは腹ごしらえ。腹が減ってはなんとやら。猛烈にカレーライスが食べたくなった。580円、意外とリズナーブル。
神仙沼神仙沼
神仙沼
 神仙沼まではレストハウスから徒歩で行くしかない。入口の木箱に任意の協力金を入れる箱がある。自分がここを管理する立場ならどう思うか。ボランティアといっても金はかかる。みたいことを考え、感謝の気持ちでチャリン。暑い。水分補給してから来るんだった。往路は平坦に見えて微妙に上り坂のようだ。林の中の木道を歩くこと20分、視界が開けた。別世界のような湿地帯が広がる。ここから神仙沼までまた5分ぐらい。
 昭和3年にボーイスカウトの生みの親が偶然発見したと案内板に書いてあった。4.18ヘクタールの湿原に1.19ヘクタールの神仙沼。やはりここでもハァハァしながら草花をマクロ撮影するおれ。だてにニッコールの名はついてないな。値段以上にいいカメラだったよCOOLPIX3700。
 神仙沼往復に小一時間かかった。レストハウスに戻ってくると、ちょうど大型バス3台分の児童が蹂躙戦に出発しようといているとこだった。いいタイミングで観られた。バスガイドの姉ちゃん好いなー。
 倶知安の町を見たかったので、岩内に下りず来た道を引き返しイワオヌプリとニセコアンヌプリの間を通って倶知安。羊蹄山は半分以上ガスに覆われていた。倶知安名物じゃがいもうどんを食べることなく、R5を北上。猛暑の中、排ガスと粉塵にまみれ40キロ定地走行の苦行を強いられ気絶寸前。稲穂峠を登り切る寸前元凶である重機積載トレーラーが道を空けた。登る前に空けて欲しかった。余市市内は原因不明の大渋滞。後で聞いた話によると、積丹の海水浴客が一斉に帰るためこの時期の余市は渋滞になるのだと。ツウは裏R5アップルロードを使うらしい。朝里から仁木までフルパスできる魔法道路。そんなもん知ってたら使ってたよ。
余市ワインソフトクリーム
余市ワインソフトクリーム
 融けそうになりながら道の駅スペースアップル余市にピットイン。札幌ナンバーのTRIUMPH Speed Triple 900の横に停めた。「暑いですね」「お疲れさまです」「珍しいもの乗ってますね、3気筒になって日本に入ってきたときのモデルですね」とかスピードトリプル談義。余市は宇宙飛行士の毛利さんの出身地で、スペースシャトルのオブジェが飾ってある。また、日本で初めてリンゴを栽培し始めた土地である。それでスペースアップルというわけか。スペースシャトルをバックに余市ワインソフトクリーム。念のため買う前にアルコール入ってるか聞いたら、入ってるけどほとんど飛んでしまってるので影響ないということだった。外に出たそばから見る見る融けていく。写真撮った30秒後には8割がた胃袋に納まっていた。
 今日の宿に電話。ライダーハウスじゃないのでいちおう予約する。15時半か、1時間はかかるな。R5でまた荒行。水冷バイクじゃなくてよかった。つうか北海道ってこんなに蒸し暑いところなの?認識変えなくちゃ。小樽手前で4車線になったが、信号が多くてストップアンドゴー。小樽から銭函まで札樽道使いそうになった。R5は金輪際走りたくないな。明日の朝も走るんだっけ。
 銭函の街へ下りて、今日の宿小さな旅の博物館に到着。去年、最終日に利用して印象に残ったんでリピーター。「おかえりなさい」「…ただいま…」汗が滝のように流れる。まだ16時すぎなのに既に旅人が1人洗濯物干してた。連泊かな。あ、ちゅんがいる。ひさしぶりー。「早くちい旅に行ってぐったりすることばかり考えて走ってましたよ」「今日は13人ぐらいになりますよ」「おもしろそう」風呂に入って旅疲れを癒す。今日は暑かった。
 一番のりは福岡から自転車できたおじさん。寝具・自炊道具一切持たず、荷台のカゴにバッグ1個だけという、どこからどう見ても九州から来たとは信じられない。「近所の人ですよね」と聞きたくなった。最果てまで行って帰る途中で、10月頃まで帰宅できればいいなと言っておられた話好きのおじさん。
 昨日、樽前荘で見たような人。聞いたらやっぱりそうだった。あと利尻グリーンヒルYHのヘルパー2人組、京大生2人組、舞鶴カップル、その他大勢。舞鶴〜小樽が高速船になって速くなったのはいいけど、20:30に着いてどうしろと?というわけで21時回ってから7名も増えた。それにスタッフのわんわん、キャプテン、かんぴんたん、ちゅんが加わっての大宴会。誰かが宅配便で送ってきた梅酒が酔いに拍車をかける。ごちそうさまでした。深夜に即興ギターバンド結成してのお歌の時間。「あの素晴らしい愛をもういちど」「翼をください」は中学の合唱コンクール以来歌った。1時半すぎにサスペンド。

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