Vol.629 18.Nov.2011
D
DROBOで誰でも使えるファイル共有システムを実現
by fjk
複数のパソコンがあると、パソコン間で「ファイルの共有」をしたくなる。ファイルの共有はWindowsのファイルの共有やWindowsHomeServerで実現できるのであるが、システムの信頼性やメンテナンスを考えるとチョット面倒である。特に最近のハードディスクは消耗品であり、小生も何度もHDDのデータを失っている。WHS2011も、半年もたたないのに、HDDの交換とSysytemの再インストールを実行した。そんな時にSourcenextからのメールでDROBOの紹介があり、調べてみると、特にDROBO-FSは非常に魅力的な機器であることが解った。その特徴を以下に示すと、
- @ 容量の異なるSATAのハードディスクを5台まで収納でき、HDDの追加や交換が動作中のままで行うことが出来る(自動的にリビルドが行われ、容量の増減も自動で行われる)。
- A 2台(最低)のHDDでは1台まで冗長(Raid5相当、出荷時設定)、3台以上で2台まで冗長(Raid6相当)にできる。
- B FSではLAN接続されたコンピュータでファイルを共有できる(Windows、Mac、Unix/Linux)。
- C FSではアドオンをインストールすることでWEB、FTP、iTune、Mediaなどのサーバー機能を追加できる。
(稼働中のDrobo-FS)
入手後のセットアップは、
- @ 付属CDのdrobodashboadをセットアップ用マシンにインストール。
- A SATAドライブを本体に挿入(最低2台)。
- B LANケーブルを接続(DHCPサービスの有無により接続法が異なる)。
- C 本体の電源をONにすると、ドライブのLEDで点滅するので、緑の点灯になるまで待つ。
- D drobodashboadをインストールしたパソコンでdrobodashboadを起動する。
- E drobodashboadで初期設定を行う(初回のみ、workgroopの設定など・・)。
- F 初期設定が完成すると、マイネットワークにDROB-FSが表示される。
これで、ネットワークに繋がっている同じワークグループのパソコンでファイル共有が行える。
トラブルが発生した場合、電源を切ることなく、LEDが点滅しているHDDを交換するだけである。
ちなみに、アプリのApacheをOTTOServer(http://ottoserver.com/pcserver1/wp/archives/145)さんの記事を参考に以下の手順でインストール、
- @ダウンロードしたzipファイルを解凍するとtgzファイルが出来る。
- A解凍したtgzファイルをDropAppsの共有フォルダーにコピーする。
- BDROBOを再起動する(3分以上かかる)。
- CDroboが起動したら、webブラウザから以下のURLを開く
http://(Droboのホスト名またはIPアドレス):8080/droboadmin/
- Dユーザ名:root、パスワード:rootでログイン
- Eコピーしたアプリのリストが表示されるので、「Install DroboApps」を選択。
- FインストールしたいアプリケーションのInstallNowをクリックする。
- GDROBOを再起動する。
パソコンで”http://drobo-fs:8080/”をアクセスし、WEBサーバーの動作を確認できました。
※DROBOのアプリは以下のDroboApps for the Drob FS series of Productsで入手(無料)できる。
(http://www.drob.com/prucucts/professionals/drobo-fs/appa.php)