Vol.709 3.Feb.2017

ダビンチ用リフィルフィラメント ハンダコテ温度計 マイナンバーカード用カードリーダー Windowsの修復ディスクと回復ドライブ

D ダビンチ用リフィルフィラメント

by fjk

3Dプリンタのダビンチ1.0Aioのフィラメントは専用(カートリッジ)で価格も安くない。そこで、フィラメントのみを交換できるリフィルカートリッジを購入してみた。
 カートリッジのケースはハメ込み式で固定されているので、ICチップ部から少し広げ、空いた隙間にマイナスドライバーを差し込んで、力ずくでケースを開けた。少なくなったフィラメントリールとICチップ、乾燥剤を交換し、ケースを元に戻し、ダビンチに取り付けてみると、フィラメント量、カラーが正しく認識され、プリントすることが出来た。
 リフィルフィラメントはカートリッジを再利用できるので、ゴミを減らすことが出来るが、価格的にはまだ安価では無く(純正のまとめ買いとほぼ同じ)、もう少し安くなればと思う。

リフィルフィラメント
(交換説明書付き)
カートリッジに取り付け
(チップも交換)


H ハンダコテ温度計

by fjk

abc694で紹介したFX-888Dで温度設定を「アジャストモード」で行ってしまい、正しい温度がわからなくなってしまった。校正を行うため、コテ先の温度を測りたいが、コテ先温度計は高価である。そこで、共立電子産業の「ハンダコテ温度計キットHAN-ON」でコテ先温度を測ることにした。

キットを組み立て、温度計の校正を行い、電池を繋ぐと、室温が表示され、コテ先をセンサーに当ててみると、FX888Dの表示より100度高い温度が表示された。念のためK熱電対付きデジタルテスターでコテ先の温度を測定したところ、HAN-ONより10度ほど低い温度であったが、HAN-ONの表示はほぼ正しそうである。センサーにコテ先を当てる時に、当て方で表示温度が変わるが、コテ先にハンダをのせた状態で測ると、ほぼ予想した温度で表示され、よさそうである。

FX888Dのボタンを長押しして「アジャストモード」に入り、表示温度をHAN-ONの表示温度に修正し、再度ハンダコテ先の温度を測ってみると、今度はFx888Dの表示とHAN-ONの表示がほぼ一致するようになった。

確認のため、Fx888Dを250℃に設定し、融点が210〜230℃のハンダをコテ先に近づけてみると、ちゃんとハンダが溶け出し、コテ先の温度がほぼ正しくなったようである。

HAN-ONキット 組立中(調整中) コテ先温度測定中


M マイナンバーカード用カードリーダー

by fjk

今年も所得税を申告する時期になりました。我が家では税金の申告にe-Taxを利用しているが、個人認証には住基カードからマイナンバーカードへの移行が勧められている。

カードには接触端子がある「接触型」と接触端子が無い「非接触型」があり、接触型と非接触タイプの両方に対応する「コンビ型」がある。住基カードでは市町村によってタイプか異なり(富山市はコンビ型)対応するリーダも異なるが、マイナンバーは全国共通のコンビ型である。

住基カードとマイナンバーカードは接触部の電極形状が異なり、ネットでは今まで使っていた接触型カードリーダ(M-520U、HITACHI製)はマイナンバーに対応と記載されていなかった。そこで接触型のACR39(NTTcom)と非接触型のRC-S380(SONY)を入手した。2つのリーダと2つのカードの全ての組み合わせで読み取りが可能で、認証情報の確認ができた。なお、旧リーダでもマイナンバーカードを読み取れました。

住基カードで認証が登録済であっても、マイナンバーカードで電子証明を行うには、新たに取得したマイナンバーカードで電子証明を再登録する必要があります。

※(注) 公的個人認証サービスに基づく電子証明が、認証ソフトでは正常に読み取れるのに、E-Taxソフトで「カードが読み取れない」エラー(HJS0426E)が出る場合、エクスプローラを「管理者として実行」を選ぶと、正常に読み取れる場合がある。

住基カード
マイナンバー
カード
接触式リーダー
ACR39
非接触リーダー
RC-S380


W Windowsの修復ディスクと回復ドライブ

by fjk

abc708で壊れたWindowsの復帰が出来たが、ドライブが壊れた場合に元に戻せるように、修復ディスクや回復ドライブを作成しておくことにした。Winowds7からは、システムに「修復ディスク」が作成できる機能が付いており、また、Windows8以降は「回復ドライブ」の作成・復帰ができる機能がある。ハードディスクは消耗品で壊れるので、これらの機能は必須である。windowsが起動できない場合、修復ディスク(Windows-RE/PE)から起動できる。また、windows7以前のディスクの回復には、ディスクの丸ごとバックアップできるTrueImageを利用している。修復ディスクはWindowsのバージョンやビット数により異なるので、OSに合わせたディスクが必要である(OSの種類とビット数が同じなら、他のドライブでも使えそう)。

(windows) (修復) (回復) ( 備 考 )
 Vista・Xp × × 起動にはWIndows-PEを利用。回復にはTrueImageなど
 win-7 メンテナンス/システム修復ディスクの作成
システムイメージの作成(バックアップのみ)
 win-8 コントロールパネル/バックアップと復元/システム修復ディスクの作成
コントロールパネル/回復/回復ドライブの作成
 win-8.1 × 修復ディスクは作成できない(DVDにコピー後、起動?)
 win-RT8.1 × 修復ディスクは作成できない
 win-10 コントロールパネル/バックアップと復元/システム修復ディスクの作成
コントロールパネル/回復/回復ドライブの作成

修復ディスクはCD-Rで十分ですが、回復ディスクはそれなりの容量(16MB以上)のUSBメモリやUSBハードディスクなどが必要です。
  (Windows8マシンは持っていないので、ディスク等は作成していません)。

修復ディスク
(windows7、10)
回復ドライブ
(windows-8.1、10、10、RT)


ダビンチ用リフィルフィラメント ハンダコテ温度計 マイナンバーカード用カードリーダー Windowsの修復ディスクと回復ドライブ