ケイビング試行
中古本「家庭雑誌」第六巻第一号(大正九年一月一日発行)
・発行所 株式会社 博文館 東京市日本橋区本石町三丁目 ・寸法 185ミリ×127ミリ×十五ミリ ・本号に限り 定価貳拾五銭 郵税貳銭 ・大正四年五月二十日(第三種郵便物許可) ・大正八年十二月十五日印刷納本 |
表紙に「新年大附録」とあり、それは213ページから287ページに附録されている。
入手した時点(2006/01/26)で右側に4つのとじ穴があり、バレないように又は保存のためであろう。
中古ご存じの本であるから、経年の茶色やけがある。尚、重量は200g程度
2006/01/26
崩壊しそうなこの本を楽しく分解してみた。
この時代のふつうの綴じ方でしょうか。バラバラにするゾー!?
表紙絵は山川秀峰作の「初音」。この方についての作品等についてはインターネットで検索してみた。
2006/01/27
表紙裏
有名な屋号付き「白木屋呉服店」(東京日本橋)の候文年賀ではじまる。
旧年中は一方(ひとかた)ならざるご愛顧を被り(こうむり)難有(ありがたく)奉(たてまつり)り存(これ)候(そうろう)。本年も倍旧のお引立てを賜りたく奉り願い上げ候
・・・・・下手の誤訳です。 今日はここまで。つづく
2006/01/28
ページ毎スキャンして一冊をPDF形式に納めました 1枚240dpiでサイズ165MB こうしたPDF物は売れるものでしょうかネ? |
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裁断は、力がかかったのか、 多数裁断されてか、直角に切れていない。 |
さて、目次をご覧ください。
・二色ですが、初日の出を配したり(さすが)質素単純で落ち着いています。
・活字と男女執筆者、そして幅広いテーマに時代の先端があると考えます。
私が知っている著者は高山樗牛と徳田秋声でした。
・難しい漢字があり、古い字体に感動します。ページを添えたり両端揃いの端然さは知的に思います。
・
惣領とは? 銀箭とは? 代用食とは? 「現代の要求する婦人」? 平均的「國民生活」水準は?
ついつい知りたくなりました。 つづく
目次右ページ裏を忘れていました。新化粧料「レートメリー」の広告です。
合掌造りを梅の枝を通して眺めています。
(先の白木屋の広告にも同様、合掌作りで”鄙”や”村”を表しているように思います)
このページから本舗(メーカー)がわかりませんでした。
瓶に「・・SAMPEI SHOTEN」とあります。
念のため検索しますと、例えば
(以下、借用させていただきましたホームページの作者様には感謝いたします)
http://www.rose.ne.jp/~perceus/horo/kesho.html に
「レートメリーは大正7年(1918)、平尾賛平商店より発売。平尾賛平商店は明治11年(1878)、東京で創業。昭和24年(1949)レートに改称。戦前は「東のレート、西のクラブ」と言われ、化粧品メーカーの2トップでしたが、空襲で工場が焼失。昭和29年(1954)会社更生法申請。音楽家平尾昌晃氏のご実家でした。」とあり、又一つ得した気分です。
もう一つ感心したのは(本の全編がそうですが)漢字に丁寧な仮名がふってあるところです。
「新驚異」と書いて「しんふしぎ」と読ませ、「諸姉」は口語仮名「がた」等。 さらに、旧仮名遣いでしょうが、「何所」を「どこ」、「何時」は「いつ」、「何唯」に「どなた」。 そして、「造作」に「ざうさ」と書いてきっと「ぞうさ」と読ませ、「化粧」は「けしやう」、「明星」は「めいしやう」、 「僅少」は「わずか」で、「素直」に「すなほ」、「豊か」は「ふくよか」で「瞬時」は「たちまち」、 「女学生」の仮名は「ぢよがくせい」、「歓迎」は「くわんげい」。 |
つづく
20060129
ページ構成を調べると次のようになっている。
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表紙・広告(二頁)・目次・広告(一頁)・広告(甲の一〜乙の四)・読みもの(1ー32)・広告(丙の一〜四)・読みもの(33−96)・広告(丁の一〜八)・読みもの(97−160)・広告(戊の一〜八)・読みもの(161−288)・広告(二頁)・背表紙(広告) 以上全336ページ
(例)
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この本は一度バラされた様子で最初の出来上がりには他の小型広告がついていたかもしれない。
八枚程度を折綴じて、それを計12ケの綴じ。
広告甲二と甲三の間にきれいな口絵(廻禮 島成園作 35センチ×18センチ)が一枚ついている。
美人画(口絵)
時代は広告にあるとか、まずは広告を整理してみたい。つづく
表紙裏が「白木屋呉服店」なら、背表紙が全面「三越呉服店」
*以下、実際の本文は縦書きでも横書きでも、右から左に(和文)書いてある。
定休日は一月一日二日三日 四日(第一日曜日) 十八日(第三日曜日) 謹奉賀新年(横書き) (以下縦書きで) 弊店は日常の必要品を洩れなく陳列し へいてんはにちじやうのひつえうひんをもれなくちんれつし 然も品質の精選と価格の低廉とを旨とし萬事御客様の しかもひんしつのせいせんとかかくのていれんとをむねとしばんじおきゃくさまの 御便利を相図り候様心掛居候間何卒御誘合され ごべんりをあひはかりそろやうこころがけをりそろあひだなにとぞおさそひあはされ 御来観の程偏に奉願上候 ごらいくわんのほどひとへにねがひあげたてまつりそろ |
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文芸倶楽部初春増刊「講談落語 福は内鬼は外」 定価四拾五銭郵税二銭五厘 大江山鬼退治(神田伯山)/豪傑福禄寿(猫遊軒伯知)/福内鬼外先生(桃川如燕)/七福神女房の夢(柳家小さん) ◎春興名所繪会せ 暁森紅・田村西男・田中煙亭・足立朗々・本山萩舟・岡鬼太郎 多分講談です・・・暗に咲く鬼薊(錦城斎典山)・己れ鬼の藤右衛門(悟道軒圓玉)・鬼使ひ和歌の徳(宝井馬琴)・福は内鬼三萬(一龍斎貞山)・福女の由来(大島伯鶴)・鬼娘(橘家圓蔵) 「郵便送料」を「郵税」か。今は「鬼嫁」昔は「鬼娘」。 つづく |
背表紙の返しは 発行所博文館の読物広告 この博文館は言うまでもなく現在の”日記の博文館”ではない。 明治期から大正期当時に一世をを風靡した出版社らしい。 江戸風味残る時代で講談・画報・出版界のことは超理解。 (インターネットサーフィンしてみてください) |
広告を列挙してみた
白色美身薬 PR文に”五大博士” |
「燈台印」染粉 | 「オロラ」はオーロラのハングル?日向きむ子創製 | |
大日本家庭医学会 | 女の病に「ビホー」 | ”BEARING”でベーリン・瑞西國エミール会社 | やせる薬「ヨードチリン」・毛はへ薬「ヘアーグロース」・わきが「腋臭必冶剤」・月やく「おろし通経剤」 |
帝国吃音矯正会 | 奇薬発明PR | 独習実用・自分で出来る・家庭徳用・廃物利用・新案 | |
以上は甲ページの広告です つづく |
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下田歌子のこしらへた通信學会・1ヶ年卒業 | 「高等女学校の卒業証書も嫁入り道具になる」東京通信家政女学校 |
2006/02/01
ここから「家庭雑誌」がはじまる。
元日のひるのしつけさわが家もしらぬ島根のここちこそすれ 晶子
次いで
「年頭感」 東京女子高師校長(現 お茶の水女子大学) 湯原元一
「戦後第一の新年を迎へて」とあるように、
1914(大正3)年7月28日〜1918(大正7)年11月11日の第一次世界大戦の戦勝直後。
「世界・燈台・太陽」の世界に眼を向けるイメージに自信が見えます
日本「婦人」の能力例は、「欧米婦人」の戦時経験、と言っている
皇后陛下の東京高工 学校(現東京工業大学)行啓
特徴ある言葉は ○賢母良妻(良妻賢母ではない) ○事業(じげう) ○保持(ほぢ) ○社会的(しゃくわいてき) ○機関(きくわん) ○関係(くわんけい) ○條約(でうやく) ○労力(らうりょく) ETC |
「婦人の創造力を養へ」 女子青年会幹事 阪本花代子
(米国の)金力の美と工夫の美・生活の改造は住宅から・女中は主婦の向上を妨ぐ・創造に欠けた我が婦人
おもしろくきびしいのは ○西洋料理のやうな簡単なものを・・(サンドイッチのような?) ○婦人の天職である家庭と云うものに・・ ○米国の・・「簡単生活」ができる・・ ○我が國の婦人は・・頭を働かすことが根本です・・ ETC |
穂積重遠の祖父が渋沢栄一・民法学者であることより
”百人一首”の蒐集家であることに知的尊敬を捧ぐ
(少し読んでください)
弐拾弐頁
年賀客接待の心得
ねんが きゃく せったい こころえ
実業家婦人 櫻田節弥子
あはたゞしい歳晩(さいばん)の除夜(ぢよや)はしづかに明けはなれて、世(よ)は初春(はつはる)の曙光(しょくわう)にかゞやき、人(ひと)の心も晴(は)れやか
に清々(すがすが)しく、どこを見(み)てもどこを歩(ある)いても、暢達(のんびり)した新年(しんねん)の気分(きぶん)であります。
年賀の客は、もうその頃からぼつぼつ姿(すがた)を見(み)せます。あるは親(した)しい人(ひと)、親(した)しくない人(ひと)、内輪(うちわ)の人(ひと)、近
所(きんじょ)の人(ひと)と、つぎつぎに賀詞(がし)を述(の)べてまゐります。家(いへ)の栄(さか)え劣(をと)ろへに、直接(ちょくせつ)間接(かんせつ)関係(くわんけい)あるそれらの知己(ちき)
友人(いうじん)、親戚(しんせき)に、初春(はつはる)一ばん如何(いか)なる心得(こころえ)をもって応対(おうたい)し、待遇(たいぐう)すべきでありませうか。主婦(しゅふ)が内助(ないぢよ)の一端(たん)は、こゝにその緒(いとぐち)をひらくことになるのであります。
(中略)
温情(をんじやう)にひそむ強(つよ)い力(ちから)を知(し)れ
(中略)
何処(どこ)までものんびりと温(あたゝ)かに
(中略)
客(きゃく)の嗜好(しかう)を噛(か)み分(わ)けての応対(おうたい)
(中略)
年寄(としよ)りにはお目出度(めでた)づくめがよい
(中略)ゝ
とにかくお正月(しやうぐわつ)は、どこまでものんびりと晴(は)れやかに、暗(くら)い影(かげ)や、いらだゝしい気分(きぶん)などのないや
うに、落(お)ち着(つ)いて悠(ゆ)つたりした、心(こころ)からのもてなしが肝腎(かんじん)だと思(おも)ひます。
次は26ページに進みます
2006/02/03
惣領(そうりやう)にはなぜ甚六(じんろく)が多いか
文学士夫人 増 山 と し 子
題だけをかきます
●世間に多い愚兄賢弟
●新婚當時の両親の不節制
●刺激の多少と次三男
●兄の自惚心と弟の反抗心
●天才は私生児に多い
題の結論に達したワケは本文に書いてありますが、当時の夫人の考え方の生々しさに生唾ゴクンです
時代と題から想像してみてください
15ページに小話(愛の結婚)が入れてある。
また、別の形で挿入されている。
P27〜
P49
「挿畫小説 銀 箭(ぎんぜん)」
作 細川 青花・畫 石井 滴水
がつづき物で挿入されています。青枠で示した部分の外は別の記事です。
12月の中旬、横浜を解覧して桑港へと向った大洋丸は、欧米漫遊の秋葉伯爵夫妻を始め、各國の紳士淑女を満載して、昼夜の分かちなく白波を蹴立てゝ東へ東へと走っていた。 |
・・ではじまる小説です。
「銀箭」とは銀色の矢の意。銀は白一色、銀無垢でしょうか。
外枠の記事は先の惣領云々と同じくドキドキします
怖い者ほど猶ほ見たい
− 性慾の知識を常識問題として考へよ −
文学士 中村古峡
少年期から青年期へ
幼年期、少年期、青年期と人間の成長を区画し
して考へて、性慾の発動が人間の心身に影響し
かけてくる時期はといへば、まづ、少年期から青
年期へ遷る時代で、従ってその時代は教育上か
ら考へて最も重要な且つ最も危険の伴う時代で
す。つまり性慾といふ拒ぎ難い自然の勢ひが、生
理的に起つてきて、その人の精神に影響し、精
神から再び肉体に返つて全身の生理に影響して
くるといふことになるので、この性慾に対する
教育的準備は学校で人の子弟を教育してゐる教
師も、家庭で子弟を薫陶してゆく父兄も、相当
に持っていなければならない必要な智識です。
(中略)
秘密を捨て好奇心を去れ
(中略)
自然に導き姑息に陥るな
(中略)
家庭の準備を第一に
(中略)
殊に学校でこの知識を授けることも必要ですけ
れど、それよりももっと家庭で父兄が、その生活
において、適当な見聞上の改善をして、よい指
導をするのです。性慾などといふ点に関すること
は、自由なそして見聞の廣い学校の外の家庭の
方から刺激してくる力の方が多く又たそれが秘密
の満足といふことも、校門内よりは常に機会は校
外門にあるものです。
終わり
42ページは
代用食の奨励より食膳の改良
日本女子大学 井上秀子
欧州戦争(第二次大戦まではこう呼ぶ)で、国家の政策としてやむをえず節米代用食が必要になった
それは主として馬鈴薯・外米・麺麭等であるが、それよりも主食副食の概念の除去、栄養と食膳の
品格を唱えており、現代はそのようになっている事にさすがと思う。
本文を下のpdfファイルで読んでください
代用食pdf
2006/02/04
あくびで肺病の予防
長谷川医学士の発明
胸式、腹式、逆式の呼吸法だって
婦人を更に職業的に 成女高等女学校長 宮田修 (題) ○一切の姑息を捨てよ ○職業に耐ふる修養をなせ 私の経験では斯かる婦人を 大井小学校長 鈴木秀雄 (題) ○女の虚栄から実力へ ○虚を実にするやう導け ○人としての婦人を作れ 新青年の望む妻女 三輪田高女学校校長 三輪田元道 ○これ享楽主義の前兆か ○人類美と動物美の差別 ○本人の教育より父兄の教育 女らしい女を好む 文学士 小山龍之輔 ○今の青年は現実的 ○頭脳の良い健康な人 ○女らしい女とは ○家庭の改善より結婚の改善 |
広告乙が抜けて「広告丙4ページ」につづきます
ろくまく・肺病 | 淋病・梅毒 東京薬化学研究所 |
こしけ 平田とき子 |
らい病 福田秋水 |
ポートワイン(弐円) 東京商会 |
池坊生花 日本華道普及会 |
月経帯・おしめ・妊娠ベルト 大和護謨製作所(本所) |
婦人病自宅療法 笹岡薬房 |
博文館 | どもり・やせる薬・毛生止薬・あざ 池田製薬部 |
易 | 測量・製図 |
やきへら 越後屋 |
天下堂書房 | 博文館 | 博文館 |
○薬・化学・食 ○実用品・技術 ○文化・生き方 ○本など 種類は多く、根源的なテーマは 現代とあまり変わりません。 今も役立っている物があります。 今は消えたものもあります。 |
つづく | ||
博文館 | 製造発売元 楽民堂 |
2006/020/09
この時代は「女は子供を産むことがが天職」だという。
血液と尿の検査で-妊娠と胎児の男女が判る
大成医院長浦田精矣
(題のみ)世界医学上の大問題・木内博士の一大発見・体内の建設酵素と破壊酵素・霊妙の働きある細胞・検査は誰にでも出来る
春の句(川柳?)三題
初空に人顔白む神事かな 三寅
我が頭禿げて目出たき初日哉 楚水
初東風や不二見下して梯子乗 鳴雪
心が幸福ならば身は不幸でもよろしい、と
身の仕合わせより心の幸福を
ー成金の家庭に現はれた此の悲劇ー
実業家夫人 皆川豊子
(題のみ)羨まれる者の深き悩・財産が出来て家が乱脈・三人の実子と十一人の庶子・人としての正しい道
庶子とは
庶出の子。妾の産んだ子。2 民法旧規定で、父が認知した私生児。現行民法ではこの名称は廃止され、父が認知した子、また認知を受けていない子をも含めて「嫡出でない子」という。3
古代・中世、嫡子以外の実子、とyahooにあった。
76ページに来ました。
骨食で健康になった私の長女
洋画家夫人 津田敏子
(題のみ)誤り易い素人の食養生・子供には充分与えよ・育児は放任主義が良い・骨食は効能著しい・弱い子を産むな
2006/02/09
小咄四題
家庭落語・・・・恐ろしい慌て者壺を買はうと思って瀬戸物屋へ行き、いきなり伏せてある壺を見て『ナンダこの壺は口がない』と云ひながら、引ツ繰り返して『ばかばかしい、底も探けてゐる!』
目の髭・・・・母『坊や、これはなーに?』子『鼻』母『これは?』子『目』母『これは?』子『口』母『これは?』と眉毛を押さへますと、子供は暫らく考へて居たが応て大きな声で、『それは目の髭』
頭へ墨・・・・『太郎や頭が寒くて仕方がないから、似合いさうな帽子を一個買って来てくれ』とお爺さんが云ふと何時もお爺さんが何にかに付けて、無駄だ無駄だと云ふので、太郎『だって帽子なんかは無駄だ。第一買ふにはお金が入るから、頭へ墨を塗てすまして置くが宜い』
四重の塔・・・・甲『昨日浅草へ行ったが四重の塔は高ね』乙『四重の塔じゃない。五重の塔だよ』甲『そんな事はない』乙『では行って見やう』と二人で浅草へ来て、一つ二つ三つと数えて、乙『そら五つあるぢゃないか』甲『ウン、あの上の蓋ともにか』
2006/02/18
時代は刻々と新しくなる
「学生の制服廃止と家庭」
和服と洋服と何方が経済か
- 私としては制服廃止は再考の余地がある -
東京府立第四中学校長 深井鑑一郎
(題のみ)
○和服は却って不経済
○洋服の方が耐久力に富む
○活発な運動に不便な和服
○規律訓練の点から見て
規律心を害ふ虞れがある
- 却って不結果を生みはせぬか -
実業家夫人 佐藤信子
(題のみ)
○時勢に逆行する問題
○制服廃止は却って不経済
○二重生活も止むを得ぬ
○精神に及ぼす悪い影響
一利一害は免れぬ
- 一番困るのは体操の授業 -
東京府立第三学校教諭 宿利 豊平
(題のみ)
○廃止は自由の意味から
○是に対する父兄の感想
○生徒は多数に制せられる
「実業家夫人」は肩書きとして使われている
発明と苦心 ○研究の動機は親友の娘 ○猫三百匹が研究材料 ○聾や唖の原因は何か ○全治する者と全治せぬ者 ○治療は幼年者が楽である ○極めて手軽な施術で済む ○更に研究を続けたい |
「寒い頃の皮膚の手当」がコラムにあります
心懸け次第で顔も手も・廃物利用の美身法・寒い風に当たった時は
小売商人の支配する生活から脱れよ
内務省官吏 津村禮作
○世間と足並みを揃へる苦さ
○洋服はブランコに限る
○上手な買物の仕方は
○購買組合の利用と連絡
○流行物を着て代用食を喰う
この当時、物価がひどくあがったようです