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数字と感覚にずれ 経済部・長徳 琢也 平成21年12月29日

 富山財務事務所は10〜12月期の県内法人企業景気予測調査で、景況判断が3期連続で改善、日銀金沢支店は北陸3県の12月の企業短観で、業況判断指数が2期連続で上昇した、と発表した。各種経済指標を見ると、景気は上向いているように感じる。

 エコカー減税・補助金やエコポイントの導入などで、ハイブリッド車や家電関連の生産に動きが出てきた。各企業の中間決算会見に出席しても、全分野が「お先真っ暗」という状況から脱したというのが実感だ。

 ただ、上向いたといっても、昨年秋のリーマン・ショック以降に沈んだ景気の底からみれば、少し回復したレベルに過ぎない。「雇用なき回復」と言われるように、有効求人倍率は依然として低迷。来春、卒業予定だが、就職活動で苦戦している県内の大学生や高校生が少なくない。

 そう考えると、指標が現状を反映しているとは考えにくい。各企業トップからは「先行きに不安はあるが、これより悪くなるとは思いたくない」という声が漏れる。来年は数字上でも、肌感覚でも景気回復を実感できる一年になってほしい。


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