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平成21年12月24日

 −コラムはめぐる−

 本欄コラムが28日で終了する。私自身は2007年の4月から約3年間書かせてもらった。その間楽しい旅をした。パリ、マーサン(韓国)サンリス(仏)ウィーン、リーベ(デンマーク)ルーアン(仏)モナコ、デブレツェン(ハンガリー)リックスリップ(アイルランド)などで書いた。

 実は北日本新聞のコラムを書いた一番初めは、今から40年以上前、私がまだ高校1年か2年生の春だった。投稿だったが投書欄ではなく、何段抜きかで特別のワクが設けてあった。そこに何を書いたか、全く覚えていないがタイトルは「岸辺に立ちて流れを見る」だった。妙に超然としている…。

 この題名からしてもヘンな高校生だったのだろう。私はその頃(ころ)どういうわけか「哲学少年」だった。しかも「三つ子の魂百まで」ではないが、人の根性はなかなか変わらないとみえる。

 「人生の究極目的」などをとりとめもなく考えていたあの頃が懐かしいが、今夜は偶然にも聖夜、たまにはこういう話もいい。よく言われるように、財産も名誉も墓には持って行けない。だから例えばトルストイはこう考えた。「人生の目的」は「個人の幸福」ではなく、恒久的なもの(神)に繋(つな)がる「全体の幸福」を目指す以外にはない、と。

 うーん、それで? 40年たってもいまだに私は頭を捻(ひね)っている。

 高岡法科大教授・県芸文協副会長 吉田 泉


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