折  々  に

   

 

    もうだめと思うからこそ折る鶴の       

        千羽の翼 集め翔びたて    

                      (H13.11.6)  

 

    除夜の鐘聞きつつ世紀をまたぎ越す      

        心豊かにさらに飛躍を     

                      (H12.12.31)  

 

     誘拐の身代金で豪遊す             

        一夜限りよ夢の遊びは     

                      (H12.4.28)  

 

     才女とは手抜き主婦かと夫言う         

           家事をさぼりて今日もパソパソ    

                      (H12.3.1)  

 

     雪の朝 それでもはくか?なま足に       

           ル−ズソックスひざまで伸ばし    

                      (H12.1.28)  

 

    Y2K一難過ぎてハッカ−の         

        派手な動きは自己満足か    

                      (H12.1.28)  

 

   Y2Kことなくすぎて月なかば       

        電脳時代 山ひとつ越ゆ    

                      (H12.1.17)  

 

 正月の気分年ごと薄れゆく       

        ハレの日ケの日大差なき日々  

                     (H12.1.3)  

 

すがり来る人の心を弄ぶ       

       足裏診断 我が身見て説け  

                     (H11.12.5) 

 

お受験に心や惑う母あわれ      

      吾子(あこ)の将来共に葬る

                     (H11.11.30)

 

      ゆずの木にあげ羽の幼虫歩いてる         

            山椒の方に移し替えよう                            (H11.7.18)  

 

      孫帰る 遊び足りないじいちゃんは        

            肩を落として 花に水やる                          (H11.5.11)

 

      思い出を置きみやげにして孫帰る         

            元気な笑顔 次はいつかな?                         (H11.5.11) 

 

      動物園 デジカメもって撮りまくる        

            これで3歳? あんたはスゴイ!                        (H11.5.11)  

 

     無惨やな 椿が下に落ち積もる         

             今もひと花 さらにひと花                    (H11.4.14) 

 

      雪見舞もらう電話がにくらしい          

             都会は今日もぬける青空            

             (H11.2.6)

 

      室内の窓の結露も凍りつく            

             冬将軍は今朝も居座る             

             (H11.2.4)

 

      道ばたに積まれ汚れた雪の山           

             優しくとかし今日は雨ふる           

              (H11.1.30)

 

      雪がやみ星も凍てつく深更に           

           愚か者達 群れて暴走           

              (H11.1.21)

 

      ベランダに洗濯干すのも久しぶり         

           昼を過ぎればもどる雨雲          

              (H10.12.22)

 

      雪化粧 きりりすませた立山に           

           雲間より降る朝日のシャワ−        

               (H10.12.17)

 

      情念の色に燃え立つ彼岸花            

           淵に臨みて咲き並び居る          

              (H10.9.17)

 

      梅雨明けのなきまま夏が過ぎゆきて        

          北陸の空は今日も雨雲          

              (H10.8.20)

 

      可愛いげのないカマキリもわが庭で        

          生まれりゃいとし姿求める        

              (H10.7.5) 

 

      妥協してすませた仕事のむこうには        

          見えるわけない客の満足         

              (H10.6.7) 

 

      妥協した 折り合いをつけて仕事した       

          未来ないよの言葉飲み込む        

              (H10.6.7) 

 

      薔薇きれい 蘭もステキと見て回り        

          買うのはやはり小さな花鉢        

              (H10.6.3) 

 

      桜花雪に凍える新年度              

          景気回復いつの事やら          

              (H10.4.2) 

 

      人心も景気も冷え込む世紀末           

          四月一日さらに雪降る          

              (H10.4.1) 

 

      心なしかもの憂げに降る春の雨          

       草木(くさき)の芽吹きそっと応援   

              (H10.3.14) 

 

      庭の土押し上げ倒す霜柱             

          朝日にとけて春はすぐそこ        

              (H10.2.25) 

 

      世紀末あと二年(ふたとせ)を耐えて越し       

          ノストラダムスを笑いとばさん      

              (H10.2.14) 

 

   大雪が15センチの大都会         

          雪国の苦労すこし体験          

              (H10.1.13) 

 

   めでたくも孫との会話が成立し       

          苦笑いしつつ爺もままごと        

              (H10.1.3) 

 

  冬枯れの庭に降る雨音もなく       

          咲き残りたる花に沁みゆく        

              (H9.12.8) 

 

  トイレだけ借りてごめんね海の家     

             (H9.11.1)

 

  薔薇の花食べるしゃくとり憎けれど    

         彼もつぎへの命つむげり        

              (H9.10.22)

 

彼岸過ぎ秋風身にしむ頃となり    

        夫の胸の縫い目こわばる       

              (H9.9.24)

 

      お風呂の湯一度あげたる彼岸かな        

                          (H9.9.23)         

 

おうた子に教えられつつ散歩する   

         頭脳道楽 電脳の国  (H9.9.12)   

  

パソコンで送られてくる孫の顔    

   すばらしき世に我は生きてる

                    (H9.9.9)

 

孫は今何してるだろが口癖の     

  爺が電話を引き寄せている

                     (H9.8.21)

 

これするとモニタ−につけし手のあとを

   孫帰りてより消すはむなしき

               (H9.8.19)

 

パソコンの前に座るととんでくる   

  孫と遊ぶよお絵かきソフト

                     (H9.8.13)

               

 2歳にもならぬにパソコン好きな子と 

    目を細めているわたしババ馬鹿

                     (H9.8.13)

 

ワ−プロを打つ手も稚拙な我なれど 

    持ててうれしきホ−ムペ−ジよ

                    (H9.8.8)

 

解説書増えるばかりのパソ通も   

    今たどりつけるホ−ムペ−ジに

              (H9.8.8)

 

 

 

 

    取り留めのないホ−ムペ−ジを最後までお読みいただき有り難うございました。

           これにこりず、又のお越しをお待ち申し上げます。

                               Mrs.バラ薔薇

                           kouno@p1.coralnet.or.jp

 

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