釣行  平成11年10月6日

 

 過日 JOSさんから「どこか行かない?魚釣りでも・・・」というメ−ルが入った。20数年

 やっていないなぁと思いつつ、誘ってくれたのだから彼女にまかせておけば大丈夫だろうと即OK

 の返事を送った。だが・・・彼女も20数年ぶりだったのだ。アララ・・・

 

 前日、物置から釣り竿をひっぱりだしてみた。だいぶん汚くなっていたが、リ−ルもちゃんと動い

 た。よしよし。いくらなんでも針がさびついているのは問題だと思い自転車で買いに行くことにし

 た。近くのホ−ムセンタ−KUにはなかった。ちょっと離れたホ−ムセンタ−KAにもなかった。

 あせってしまう私。以前住んでいた家の近所の釣具屋までママチャリをけったくる。やっとあった。

 あったけれど・・・ありすぎる釣り針。糸も結べそうにはないので、糸付きの一番小さそうな針を

 買い一安心した。

 

 帰宅した主人が「本当にいくのか?」と竿を見てあきれる。それでもオモリもないとか言いながら

 鉛の板など切り刻んでしかけを作ってくれた。針の付け方を教えてくれて、やってみるようにと言

 う。ホットカ−ペットカバ−を釣ったり、自分の手を釣ったりしながら新しい釣り針は竿にぶらさ

 がった。ヤレヤレ・・・「で、エサは?」と主人。「庭にミミズがいっぱい。」と私。「バカじゃ

 ないの。おまえ。」と主人。「じゃぁ、途中で買っていくわ。」・・・「今の時期はどうせ何も釣

 れないよ。」と言って、主人は寝てしまった。

 

 

 

 9時6分に最寄りの駅を出発する富山駅行きの快速電車に乗り込んだ。なんだか様子がおかしい。

 いつものタウントレインではなく、どう見ても特急「雷鳥」の色と形をしている。そういえば扉の

 所に「指定席」のプレ−トがあったような??? でもこの時間の電車はこれしかないのである。

 座席の方には行きづらいので、ほんの一駅だしデッキにいることにした。ン・・・車掌さんがやっ

 て来る。「ちょっとすみませんが、お客さん。」ドッキリ・・・一駅で特急料金を取られるのだろ

 うか?・・・車掌さんは私がいたそばの壁に付いているドアポケットを開けて中のスイッチを操作

 し去って行った。途中から快速電車に変わるタイプの電車だったようだ。・・・心臓に悪い。

 

 高岡駅でひろってもらい、その朝急遽同行することになったYさんも一緒に氷見港に向かう。駅裏

 でエサなど買うことになった。親切な店員さんがいろいろ教えてくれて、行き先も近くの新湊港と

 決定した。

 暑いくらいの日差しも曇ってきて、釣りには丁度よい位になった。私のしかけはアミかごの付いた

 サビキということにした。ハリに餌をつけない釣りというのは初めての経験だが、イソメを切った

 りしなくてよいというのはうれしい。アミかごにオキアミを付属のスプ−ンで入れて海の中に入れ

 ると、籠のすきまからオキアミが漏れ出てそれを食べに魚が寄ってくる。籠の上にヒラヒラの付い

 たハリが数本ついていて、おばかさんの魚がエサも付いていないそのハリに食いつくわけである。

 

     

 主人は釣れないと言ったのだが、なんとサヨリがよく釣れる。あみかごのオキアミが撒き餌の役割

 を果たすので、サヨリがうようよ寄ってくるのが見える。釣れない予定でク−ラ−を持っていかな

 かったのだがうれしい誤算だった。JOSさんが持ってきた発砲スチロ−ルのク−ラ−にサヨリが

 どんどんたまっていく。

        

 

 一応 (^_^);; 女が三人で釣りをしているので、ギャラリ−(おひまなおじい様達)が集まってき

 た。手取足取り教えて下さりそうだが、若干迷惑カモ。サヨリのウロコで手を白くしながら、お昼

 を食べるのも忘れて釣り続ける熟女達ではあった。釣りの後でみんなでお風呂にでも行こうなどと

 話していたのだが、あまりに釣れるのでそれは無しとなった。新聞紙に広げてみるとかなりの数に

 なっている。「100匹はいけそう。」とますます意気があがるのだ。

 

 

 私の帰りの電車の時間が近づいてきて残念ながら納竿となる。いろいろあって、私は高岡の次の駅

 にすべりこみセ−フで乗車することができた。みなさんご協力を感謝します。

 

 この電車は私の最寄り駅まで直通なのだが、なぜか富山駅で20分も停車している。駅前ビルで買

 物のためにいったん電車を降りた。後日孫の幼稚園の運動会に行くためのおみやげを買い、CD機

 で現金をおろし、電車にもどった。ン・・・何か足りない!・・・竿がないッ!

 電車を降りて改札口を出ようとすると駅員さんが「あんた この切符 乗るんじゃないの?」「え

 え。でも駅前で忘れ物を・・・」「いいから取ってきなさい。」と切符を返してくれた。感謝しつ

 つ駅ビルに戻り竿を見つけて電車に帰った。その電車はまだ止まっていた。乗った後まだ5分位余

 裕があったのだが、汗がドっとふきだした。

 あせりながら往復しつつも、サラリ−マン金融さんのポケットティシュを3個ゲットしている私な

 のであった。

 

 

後日談

誘ってくれた彼女はしっかり魚釣りにはまってしまった。

今度は鯵子がたくさん取れたと写真を送ってくれた。

           (10月17日更新)