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オレと親父は、すこぶる仲が悪い。
それはもう何から何まで意見が合わず、顔を合わす度に衝突しまくっていた。
その仲の悪さは、オレら一家の知り合いの間では周知の事実で、それほどオレと親父の関係というのは宜しくなかったワケだ。
そんなオレと親父のギスギスした関係をうまく繋ぎとめていたのがお袋だった。
お袋は、オレと親父の潤滑剤のような存在だった。
そのお袋が18年前に他界。
その時には、親戚一同から
「これで仲井さんとこの家庭も崩壊しちゃうかねぇ〜」
「あの親父と息子だと、すぐにバラバラになっちゃうんじゃない?」
「死んだらいかん方が死んじゃうなんて、本当に不幸だよねぇ」
などと言われまくったのだが、そんな親戚一同の予想に反して仲が悪いながらも現在まで親子二人で同居を続けてきた。
とはいえ、オレの根底には長年衝突してきた歴史があるから、やはり親父の事は好きではない。
というか、むしろ大嫌いである。
なものだから、同居しているとはいえ必要以上の交流は持ってなかった。
当然、会話もほとんどなく、同居しているのに顔を合わせない日の方が圧倒的に多かったぐらいだ。
そんな親父が、1月10日 オレが仕事に行こうとして部屋を出た瞬間に声をかけてきた。
なにやらロレツが回ってないカンジで、一生懸命喋っているのだが上手くこっちに伝わってこない。
それでもよくよく聞いてみると
なにやら体調がオカシいから病院に連れて行ってくれないか
と訴えていたので、通勤の道中にある親父がかかりつけになっている病院まで同乗させて、病院前で親父を降ろす事にした。
実は、その前日にも親父は体調がオカシいからといってその病院に一人で行ったらしいのだが、その時は「問題ナシ」と診断されて自宅に帰らされていた。
「それじゃあ、オレはこれで仕事に行くからお医者さんに症状を伝えてしっかり診てもらいな」
「つ・・付き合ってくれんのか?」
「だから、オレは今から仕事があるから送る事しか出来ないって最初に言っただろ?
もう遅刻ギリギリだから、このまま仕事に行くからな」
病院の入り口でそっけなく親父を放置して、オレはそのまま職場にいった。
22時過ぎ。
あと1時間少々頑張ったら仕事も終わりだという辺りで、オレの携帯が鳴った。
「はい、仲井です」
「仲井さん、お父さんが大変みたいなんで救急車を呼んで搬送しますね」
オレが降ろしていった病院で再び「問題ナシ」と診断を受けた親父は、なんとか自力で歩いて自宅まで戻ったのだが
そこで限界がきたらしく、カラダが動かなくなって倒れこんでいたとの事だった。
搬送先の病院で出た診断結果は「脳出血」だった。
現在、親父は病院で懸命にリハビリを頑張っているが、それでも介護について考えなければならない状態である。
昨日、担当医と介護師の方とオレと親父で、これからの事について話し合いをした。
その時、親父が
「ワシの意見を言いたいので、聞いてもらえまへんか?」
と訴えまくるので、担当医の介護の先生が
「要望ですか?
何かありますか?」
と聞くと
「ワシね、老人ホームに行きたいんですわ」
「あら?
息子さんがなんとか自宅から通いで介護センターとかに行ければ、という希望をおっしゃってますけど」
「なんやねん、そんなにオレと一緒にいるのがイヤなんかよ?」
「そうやないわいっ」
「じゃあなんだよ」
「こんな状態のワシが一緒にいると、お前の負担が増えてしまうやろ?
だからな、ワシは老人ホームに行きたいんや」
泣けてきた。
重大なトラブルを抱えている状態の親父を投げ捨てるように病院の前に置き去りにしていった事で、
もしかしたらもう少し軽く済んでいたかも知れないカラダの麻痺が結果的に現在ヒドい状態で、本当は恨まれても仕方がない立場のオレを逆に気遣って丁寧に発言している親父を見ていたらボロボロ涙がこぼれてきた。
今でもオレは親父が嫌いだ。
だけど、親父の為なら何だってしてやるよ。
だから、1日も早く元気になってください。
明日も出勤前に顔を出すから、またぎこちない笑顔で迎え入れてください。
現在、そんな状態の日々を過ごしています。
なかなか日記の更新等が出来ないのですが、これからも宜しくお願いします。 |
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え〜・・・・・
死ぬかと思いました(涙
1月15日の富山県西部の天候は「雪」。
まぁまぁ、ここまでは毎度の事なので取り立てて騒ぐ事でもないのですが、今回問題だったのは
その雪の降り方。
これがもう、台風顔負けの突風に乗っかって大量に降ってくださったものですから
職場は大混乱でしたよ。
次から次から故障しまくる機械の修理と、積もりに積もった雪の排除に追われまして
仕事が終わる頃には
完全に廃人化しておりました。
明日には更に天候が悪くなるそうで、
どなたか私をハワイに連れてってくださいっ(←マジで言ってる
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今日、「フローズン」という洋画のDVDを観た。
もう営業終了ですといってるリフト管理人のオヤジに
「これで最後の滑りにするから、頼むよ!」
とムリヤリお願いしてリフトに乗り込んだボンクラー3人組が、色んな不幸な偶然が重なって
途中で停止したリフトに取り残されてしまう。
「こりゃイカン、このままだと凍死しちまうぜっ」
と、大いにパニクったボンクラーどもが何とか現状打破を試みるも、これまた不幸な事象が次々と飛び出してきて
この映画の監督のドSっぷりにひたすら笑うしかない
という
「好き勝手やってるとロクな事にならんぞ」
という高尚な教訓が・・・・・・
もしかしたら感じられるかもしれないボンクラ鑑賞必須作品だった。
「まぁ〜、アレだな。
終わりがエラくあっけない『投げやり指数激高』な映画だったが、なかなか楽しかったな」
と、結構満足しながらDVD鑑賞を終えてフツーのTV番組を観てみると「トリハダマル秘スクープ映像100科ジテン」っつーのが流れていた。
すると、その番組のクライマックスが「雪山で遭難した3人組」のハナシで
何気に「フローズン」とカブるエピソードがチラホラと。
結局、アレですな。
雪山には近づくな、と。
オレは寒いのが大嫌いなので、生涯雪山には近づきませんが改めてオレの考えは正しかったんだなぁと思いましたよ。
やっぱロクな場所じゃねぇな、雪山って(←間違った解釈です |
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え〜・・・・
ようやく書類に「H22」と書かずに「H23」と書けるようになった者
ですが、皆さんお元気でしょうか?(←挨拶
もうね、クソ寒いっすよ。
たった一晩で愛車ディアちゃんがデカい雪ダルマに化けてしまうぐらいのイキオイで
職場までクルマを出すのもうんざりするぐらいですよ。
オレのような「非運動系人間」は冬期間はコタツがパートナーになったりするもんだから
なにやら両足に長い板をくっつけた珍奇なカッコをして猛吹雪で荒れまくってる雪山に登って滑り降りる事を楽しむなどという行為は
気が触れているとしか思えませぬ。
なにが言いたいのかというと
雪なんてモンは山間部だけで降ってくださいよ、と。
平野部で1メートルとか積もられても、メーワク以外のなにものでもないですよ。
特に「別途手当て」がつくワケでもないのに、通常業務に除雪などという拷問プレイがトッピングされるなんて
どーゆー了見ですかっ!?
でまぁ、クソ寒い中で汗水タラしながら除雪にいそしんでたら、どうもシャツが汗で濡れていたようで
除雪を終えて暫くしたらゾゾゾ〜^ンと悪寒が走りまして
あっという間に風邪っぴきになっちまいましたよっ(涙
そんなワケで、今夜は鼻を詰まらせながら「必死剣 鳥刺し」と「鷹の爪 THE MOVIE 3」でも鑑賞する事にします〜。 |
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「1月は決算月だ」
「はい、そうですね」
「当社としては、ここで何としても利益を確保しておかねばならんのだが、現在石油小売業は大変な苦境に立たされている
それは分かるな、仲井君よ」
「あ、はい。
特に富山県西部は売価設定がメチャクチャで利益確保が難しい状況ですから」
「うむ、そこでだ。
1月1日からコレを店で売ってもらいたいんだ」
というワケで、元日早々から
セルフスタンドで水抜き剤を売るハメになっちゃいましたさぁ〜。
水抜き剤を売るのは別に良いのだが、本来だったら遅くても12月の中旬ぐらいまでには売り始めておきたかったのだが、今回は
手遅れ感いっぱいな1月からの販売。
案の定というかなんというか、既に水抜き剤を突っ込んでいるクルマが多々あって、なかなか皮算用通りに売る事が出来なかった。
「ううむ、こんなにショボい売り上げだとイカンだろ。
しゃーない、水抜き剤をPRしたデモを作って店頭でタレ流すとするか」
結果、現在店頭で四六時中オレのエセバリトンボイスが流れっぱなしになっているという
常軌を逸した悪夢のような空間が現出する事に。
そんな中で、当の本人が水抜き剤を売り歩くという
なんの罰ゲームですか、これはっ!?(涙
そんなこんなで、年の初めから素晴らしい羞恥プレイを楽しんでいるドMなオイラですが
本年も宜しくお願いします〜☆
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新年、明けましておめでとうございます〜☆
というワケで、やってきました2011年。
なんと、新年早々素晴らしい事に
大雪ですよ、職場はっ!(怒
もうね、除雪しているうちに0時を回っちゃってたという
近年類を見ないよーなサイアクな新年の迎え方をしましたよ、私。
そんなカンジで
年を跨いでも一向に好転する気配が伺えない運気を抱えながら
2011年も人生裏街道を爆走しますので
みんなついてこいよぉっぉおおおおーっ!(←ヤケクソ |
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