「富山弁グランプリ」ベスト10語の一口解説

第1位 な〜ん

意味:@(問いに対して否定的に)いいえ。いや。そうでない A(後に打ち消しの語を伴って)何も。少しも
使用例: @「この道は立山に行けますか?」「な〜んです。高山へ行く道です」 Aな〜ん言うとらん

堂々の第1位です。king of the TOYAMABEN ! 絶対に富山弁なんか出ないもんね、と力みかえってる人でも、とっさの時に使ってしまう言葉のな〜んといってもbP! 同じく「な〜も」もよく使いますね。

 

第2位 だら

意味:愚かなさま。また、その人。(軽くなじる気持ちで)おばかさん
使用例:ほんまにだらやちゃ

富山弁で忘れてはいけない存在です。標準語では、「ばか」+「あほ」って感じでしょうか? 関西弁の「アホやなあ」は「だらやねぇ」。「アホくさ(馬鹿らしい)」は「だらくさい」ですね。梵語に由来する「陀羅尼仏」や「陀羅尼助(修行僧の気付け薬)」からきているという、もっともらしい説もあるとか。

 

第3位 だやい

意味:だるい。しんどい。おっくう。大儀だ
使用例:最近だやいがいちゃ。な〜もしたないがいちゃ

これほど疲れた様子を端的に表現した言葉は、かってあっただろうか(笑)。古語の「懈(たゆ)し」から来てるとか。私の口癖は「だやい」「てきない(つらい)」「ものい(めんどうくさい)」です(笑)。

 

第4位 きのどくな

意味:すいません(ものをいただいた時などに使う場合は、ありがとうの意味も含む)
使用例:「これ、つまらないもんながだけどおさめてくだはれ」「あれー、きのどくなァ」

語源的には、「気をつかってもらって」とか「労力やお金を使ってもらって」、気の毒なことをしました、ということで、簡単にいってしまえば「ありがとうこざいます」となる。この、もってまわった言い回しは、富山県人のやさしさならではかと。

 

(富山に来て初めて家庭教師に行った家の玄関先で)

おばあさん  きのどくな きのどくな (すいません すいません)

A子さん   ううう! 私はそんなに人に気の毒がられるほどマズイ容貌なの(泣)

 

第5位 こちょがしい

意味:くすぐったい。こそばゆい
使用例:足の裏こちょがしいワ〜

「コチョガス」は「くすぐる」ですね。

 

第6位 〜ちゃ

意味:@〜よ。〜だよ。A〜は 
使用例:@じゃあここで待っとっちゃ Aこれちゃどこで買ったがけ? 

富山弁の別名は「ちゃ〜ちゃ〜弁」です。なんでも語尾に「ちゃ」をつければ富山弁らしくなります。

あと語尾に多いのが「が〜」「け〜」です。「ちゃ」とともにこれらも、「あんた、何しとんが〜?(あなた、何してるの?)」「それ、なんけ〜?(それは何ですか?)」のように使いこなせれば完璧富山県人です(笑)。

 

(東京のコンビニで)

富山の客   カロリーメイトちゃ あっ? (は ありますか)

店 員    そんなお茶 置いてません!

 

第7位 だんこちんこ

意味:たがいちがい。高さや長さがふぞろいなようす

使用例:あんたの(服の)ボタン、だんこちんこになっとるぜ

(パート先のスーパーで)

主 任    これ切っとき、だんこちんこ(不ぞろい)にならんように気ィつけて

(今年結婚して富山に来た東京出身の女性)

B子さん   ポッ・・・・・

 

第8位 じゃまない

意味:@大丈夫。心配いらない(呉西) A邪魔だ。めんどうだ。困る(呉東)
使用例:「これくらいのことなら、ひとりでもじゃまいちゃ」「これくらいのことでも、ひとりでちゃじゃまないわ」

呉西と呉東では意味が行って帰るほど違います。行って帰ったら同じ?(笑)。

 

第9位 たーた

意味:女の子。お嬢ちゃん。女児の二、三人称(呉西)
使用例:たーた 何かいとんが?

母親を指すことば「おたたさま(宮中ことば)」が語源だとか。たーたの描くたーたの絵は、「たーたちゃん」でなく「たーぼちゃん」といいます(笑)。

 

第10位 〜られ

意味:なさい。親愛の命令形?

使用例:そんなにうまかったがなら、また食べにこられ

「〜られ」+「ま」=「〜られま」でもよく使われます。

 

(受験先の富山で大学へ行くバスがどれかわからず) 

C子さん  このバス大学へ行きますか

(手でバスの方へ押しやりながら)

富山の人  乗られ 乗られ (乗りなさい 乗りなさい)

(Cさんが乗られん=乗ってはいけないと思い立ち止まっていたら)

(手でバスの方へ押しやりながら)

富山の人  はよ(早く) 乗られ 乗られ (乗りなさい 乗りなさい)

C子さん  あれ〜 どうしたらいいの

 

※富山弁ページ閲覧者からの投稿、「とやま弁大語(誤)解」月刊タウン情報とやま版、「日本のまんなか 富山弁」蓑島良二著などを参考にしました。

 

 

「ずっこけ富山弁辞典」迷投稿集

か、か〜か、か〜か?GOCOさんの投稿)

これ、か〜ちゃん、蚊だろうか?

 

よすけ(ままちゃんの投稿)

「方向違い」「見当違い」「あさって」っていうような意味です。ちなみに「よすけむく」は「そっぽむく」ですね。以下、ままちゃんの実話です。[昔新潟県の人と付き合ってたことがあるんですけど、私ジュースを飲みながらむせてしまい、彼に「大丈夫?」と聞かれ、「いっやぁ〜まいったわ。よすけの穴入ってったわぁ〜」って答えたんです。彼は冷た〜い目で「えっ誰の穴?」っ・・・]

 

よみしゃがり(南砺地方さんの投稿)

「はよせんなん、よみしゃがりになっぞ」は「早くしないと、夕暮れになるよ」
「そろそろよみしゃがりにせんまいか」は「暗くなってきたので終わろうか」
など、ちょっと聴けばフランス語っぽくないですか。「ヨミシャガール」

 

ちょうはいがえり(ぱどさんの投稿)

寵愛を戴き、実家へ帰らせていただく? 嫁いだ嫁が許しを貰って実家へ帰らせて
貰うと言う特別な意味を持つ。市井の言語学者?(かなり独断、怪しげ)としては
自信が有りません。死語になっている・・・。京都出身の友達がスナックのママさんからこの言葉を聞いて、「ねぇpado、ちょうはんがえりって博打のこと?花札のこと?」(黙して笑)

 

つかえんちゃKATZさんの投稿)

差し支えない。あるいは、問題はないという意味。その昔、友人が会社の資材の点検中に、「これは使えますか(使用可能ですか)」と聞いたら、「つかえんちゃ」と言われて「使用不可」のシールを貼ったらしい。

 

こわい(ぱどさんの投稿)

これは前出の糸魚川のOくんに聞いた話。新湊でかにをごちそうになった。
そのとき「このかにこわいから、気ぃつけられ」。彼は真面目な男だから真剣に考えた
そうです。このかにおいしいのに、なんで恐いのだろう? 人面蟹かしら?
答えは強い。つまり堅いです。こわめし=赤飯と同じ意味で・・・。
プライバシーを暴露してカニして(さぶ!)

 

ばんばい鶏口さんの投稿)

「弁償」という意味だと思うが・・・・。
ついこの前私の子供(まだ赤ん坊)が妻の実家で遊んでいたときの話。
祖母の大事な襖に爪を立てた我が子に笑いながら、
「大き、なったらバンバイしられかぁ」と諭していたらしい。

 

だんない(ぱどさんの投稿)

問題なし。おかまいなし。勝手なお世話。よろしいです。・・・・そんな感じで
ここはバリアフリーになってまして段差がありません。従って安全で、安心です。
ところでそこのおばあちゃん、足もとが危ないようでしたら、手を貸しましょうか?
な〜んだんないちゃ! 今日これ使ったら、受けなかった。とほほ・・・

 

たちる(こすもす9さんの投稿)

昔昔、京都の女子寮の食堂で、食後上品に「たちりませんか?」 シーン! 20才まで、丁寧な標準語だと、おもっていたのに・・・。たちる立つ たちりませんか???

 

あたる(きなこさんの投稿)

もらう? たとえば、「お給料があたる」なんて・・・・抽選じゃないんですから。
私自身富山出身じゃないので、正当派の意味はわかりません。
「これ、みんなにあたるが」といってもらった時は「はずれなし抽選」だと思いましたが、「これ、あたったが」と何か見せてもらう時は、「何のくじだったのだろう?」と疑問だったものです。今でもネイテイブの発音はできません。

 

おわっちゃらっちゃkatzさんの投稿)

登録したのは「おわっちゃらっちゃ」ですが、一人称単数〜一人称複数で、複数の規模に従って(?)以下のような使い分けをしていたような気がします。
おわ(自分ひとり)、おわら(自分を入れて2,3人)、おわっちゃ(5、6人くらいかな?)、おわっちゃらっちゃ(学級ひとクラス以上)。さて、おわらっちゃは何人?

 

さらいつける(ぱどさんの投稿)

仕放り出す、突き放す。
何かすごい言葉です。あんだら、さらいつけてやれま・・・。
分かりません。ある雪の日国道359を富山へ向かって走行。吹雪いていた。
そんなとき、ノーマルタイヤでスリップしている車。あとがつながって前へ進まない。そのとき「スノータイヤも付けとらんやつ さらいつけたれ!!」
集団心理は恐い。5人がかりでその車をよっこらせと路肩にさらいつけた・・。
その車、きっとラッシュが終わってからJAFでも呼んだのだろうか。
私は5人の中には入っていません! しかし恐い。

 

ごぼはんMayさんの投稿)

「お坊さん」です。「あんじょはん」があったので「ごぼはん」ものせておきます。
たびから呉西に嫁にきた私の友人は、だんなとお姑さんが報恩講(ほんこはん)の話をしているときに「ごぼはんがどーとかこーとか」いう言葉を聞いて、報恩講にはごぼうの料理が出る、と思ったそうです。

 

こおりみず(小川さんの投稿)

カキ氷のことなんだけど、東京へ行って最初のころは、喫茶店で「こおりみず」って注文したら、よく、ただ氷の入った水だけもってこられたことがよくありました。 そらぁ、わからんか。

 

なん・なん・なん(ぱどさんの投稿)

我が社のホープ、糸魚川出身のoくん曰く。ぱどさん、高岡のなんなんなんてなんなの?しかも手振り入りで・・・。そうではありませんとかやや婉曲な否定に使うのでしょうか。小杉町近辺では「なんも」金沢では「な〜ん」と言います。印度料理屋で
これパンですかと聞いたら、な〜ん。(爆笑!座布団一枚!・・だめ?)

 

※「ずっこけ富山弁辞典」ページへの投稿から、笑い話的なものを抽出して掲載しました。