蛇足・3“タブー”
 

    よくよく考えてみれば、考えてみるまでもなく、ってどっちやねん、だけど、
   “答え”だとか“仮説”だとか言ってても、パロディなんだから、ユウリたち
   がもう一度21世紀に時間移動して、竜也と再会するシーンを考えてみたって
   いいんだ・・・?
    でも、なぜかそういうお話は、思い浮かばない。
    けっこう勝手なでっち上げをやっているくせに、なんとなく自分なりの枠が
   あって、そこから先は不可侵地域で、はみ出すことはタブーのような気がして。
    他のファンの方が、パロディで書かれる分には全然構わないのにな。

    スペシャルの「スーパー戦隊大集合」では、いい感じで別世界をつくってて、
   本編とは流れの違う五人とタックがいるけれど、地元や隣県であった、最終話
   以降の時間設定でのショーでは、この時代に再び訪れた危機にユウリたちが未
   来から駆け付けて、竜也としっかり再会していた(^^;)のだった。
    特に地元のショーでは、ギエンも出てくる、タイムファイヤーも出てくるっ
   てなもんで、力いっぱい、別もの別次元。
    戦いの合間に、レッドとピンクのちょびっとしっとりしたシーンがあったけ
   ど、竜也のほうがけっこう未練を残してて、ユウリなんて再会したレッドを目
   の前にしていながら、「あなたとのことはいい思い出なの」とかって、わりと
   ドライだった。そこで、私は、また「未来で恋人ができたなっ!?」なんて、
   怒濤の勘ぐりをしてしまう。別もののショーでそこまで考えるなっつーのな。
    そして、戦いが終わると、再び別れがやってくるのよね。
    再会できたって、後にひかえているのはやっぱり、竜也とユウリたちとの永
   遠の別れでしかないのかな?二度と会えないと覚悟した後の再会に、堰が切れ
   ちゃって「もう、離れたくない!」ってな展開は、どこにもありえない?
 

                    
 

    作品中で、故意になのか、深くは触れられていなかった研究所でのシオンの
   状況をどうこう突っ込んで考えることだって、本来よくないことなのかなーっ
   て思ってしまうことだってあるんだけど、こればっかりは許してほしいですぅ。
 

                    
 

    妄想を突っ走らせるにあたって、私にとっての最大のタブーは「この状況下
   で、このキャラクターに、この言動は、ありえない!」をやらかすこと。
    でも、自分でそう思っているだけで、もしかしたら思い込みやら曲解やらで、
   人様から「これはナイだろう」と思われる解釈もしてるかもしれない・・・?

    基本にしてるのは、もちろん小林靖子先生の脚本におけるキャラクターたち。
    他の脚本家の先生の時には、テイスト、とでもいうの?が、びみょーに違う
   ような気がする時があって、使う言葉の違いを感じることもあったりして。そ
   れでも、ユウリ、超変身!の22話なんかも“遊びの回”としてじゅーぶん楽
   しんでるから、特に不満があるわけでもないかな。
    言葉の違い、っていうのには、昔、好きだったアニメで、脚本家さんによっ
   て、キャラクターの台詞があまりにも違って、なんだかなー、と思ったことが
   あったもんで、ちょっと過敏になってるところもあるんだけど、それで言うな
   ら、小林先生は一枚も二枚も上手でした。こっちに「ドモンが“未来”なんて
   言い方してるぞ?」とひっかからせておいて、次の回で、それをホナミちゃん
   に指摘させているんだから。すごいー。
    見習いたいけど、やっぱ、私のテイストも違うんだろうなあ。ごめん。
 

                    
 

    さて、この蛇足のコーナーは、しばらくお休みします。が、仮説のほうは、
   まだまだ続く・・・。(((^^)

    では、またねー。