2005/5/9(月)
 
深呼吸して、冷静になりましょう。
はい。前よりは冷静になってるはずです。でも、今回もスルーorナナメ読み推奨って内容かな…。

『ウルトラマンネクサス』第30話

イントロ部分の孤門くんのモノローグには「端折られているのかな」と不安にもなりましたが、見ているうちにそんな感じは全然しなくなりました。
アクションシーンと、謎絡みの深刻なシーンと、ほのぼのシーンの配合が好みド真ん中です!…いや、ド真ん中と言うには、今回はほのぼのシーンがビミョーに多かったかな。って、ここまで言うのは贅沢。『タイムレンジャー』以降、不満ではなく贅沢を言ってしまう作品に出会えるなんて、夢にも思ってませんでしたよ。

イラストレーターの忠告も聞かず、憐に関わろうとする孤門くん。
ここまでウソの下手っぴな人とは(笑)。あまりにもヘンな物言いじゃないっすか。ダラスから来てるんだから、憐の親とはほとんど付き合いが無かったと言っておけばいいものを。
孤門くんが下手なことを言うのに躍起になっているところを、からかうような顔をつくって下から覗き込んでいる憐が可愛らしすぎる〜。ってか、従兄弟を名字で呼ぶのも充分ヘンだよ、憐(^-^;

人懐っこくておしゃべりでいながら隠す部分はしっかり隠している憐は、やっぱり頭のいい子なんだなぁ。純粋なようでしたたかなようで、ここを突き詰めていくと、私は、もう、身(以下略)
自分の境遇を当たり前だと思って孤独を感じずに育ったようです。周りに自分と同じ境遇の子がたくさんいただろうしね。それでも自然の摂理は知っていたんだろうし、少しくらいは強がりも入っているのかも。おしゃべりの中からは、頭だけで理解していた親と子の姿を実際に見た時の衝撃なり感動なりが伝わってくるような気もします。
針巣さんに甘えてジュースをねだってるところも可愛いしー。ほんでもって、瑞生ちゃんが来てると知った時の表情が、もう(^^)。孤門くんの時にも嬉しそうな笑顔だったけど、瑞生ちゃんの時はレベルが違〜う!

今回の瑞生ちゃんはめっちゃカッコよかった!!監視してる奴がいると言われたってのに振り向いてしまうナイトレイダー隊員、孤門くんがぬるい(苦笑)
ウルトラマンは戦う相手が巨大なので変身前の立ち回りがほとんど無いけれど、今回のような状況でも、活躍したのが瑞生ちゃんってのがなんだかスゴい。ウルトラマンになって戦っている人なのに、憐の「足腰、立たないようにしてやる」って腕っぷしの強そうなセリフが浮いて聞こえるのもなんだか可笑しい。見るからに軽そうな怪我にも落ち着きを失うなんて、ほんとに瑞生ちゃんのことが大切なのねぇ。
それにしても、瑞生ちゃん、前回までスカートだったのに…。そりゃ、作中では寒い時期に向かっているんだけど。なんというか、女の子たちがミニスカートで立ち回る他の作品群に比べ、一部のお兄さんお父さんたちへのサービス精神というものに無頓着な『ネクサス』の生真面目さが・・・って、まあいいや。瑞生ちゃんからは「そういうのが見たい」と思わせるような雰囲気が漂ってこないし。
あ、台車に轢かれそうになった女の子のハッとした表情、すごく良かったな。

ちょっとした不審を感じても、深く追求しない尾白くん。ホントにいい子だなぁ。
そして、若者たちを愛おしんでいる針巣さん。素敵なおじさまです〜。
針巣さんは、尾白くんや河原で拾った憐(犬みたいや(^-^;)のことが可愛くて仕方が無いみたいですね。朝早くからお掃除してたり、夜にはみんなにバーベキューをごちそうしたりで、なんだか家庭を持っていない人のようにみえます。
生きていたら憐たちと同じくらいの年頃の息子がいたんじゃないかと、またこーゆーこと考えてしまっちゃいます。もしかしたら、昔、お腹に赤ちゃんがいた奥さんを亡くしたのかも。遊園地の幸せそうな人たちやバイトくんたちの笑顔を見て、針巣さんも癒されているのかな…。(ああ、もう、悪癖が止まらないぃ)
それにしても、ホントに食べてるシーンがよく出てくるようになりましたよね〜。暖かみがあっていい感じ。
今回は「このシーンに引っ掛けるためね」と感じるちょっとわざとらしい言い方もあったけど、猫舌の孤門くん、可愛い〜。鼻のケチャップなんてあまりにおちゃめで、彼のこういう一面に関われなかった姫矢くんが可哀想になってしまうくらいです。

そしてっ!渡り鳥の話とイラストレーター!!ぅっわあぁ〜っ!そぉーきたかぁっ!!!
おーちーつーけー。
憐が海洋学を志してたとか、イラストレーターの引きこもり部屋(おい)が水槽のイメージなのに、ふたりを繋ぐネタが空を飛ぶ鳥なんだよな。右足に左の靴はいた気分もするんだけど。
はい、落ち着いた。
いや、もう、イラストレーターのPCの壁紙を見て「あ、渡り鳥のネタ、もうやるの?」と思ったのも束の間、アカデミーでのワンシーンがっ!!
吉良沢優が振り向いて、ふたりが立っている教室の全景が映るというその間、センちゃんへの恋心に気付いたウメコみたいに「いやぁ〜っ!」って叫んじゃってました。こんな年になって、まだそんな小娘みたいな言葉が口から出るのか、おばちゃん。出るんだよ、それが。(自問自答)
アカデミーとゆーより、ギムナジウムって感じがするよぅ。
萩尾望都先生の『トーマの心臓』、これベースのオリジナルビデオ(邦画)さ、女優さんたちが登場人物の美少年たちを演じてたけど、綺麗な俳優さんがいっぱいいる今なら本物の男の子たちでできるじゃん。ちょっとキツイけど吉良沢優がユリスモールで、千樹憐がトーマとエーリク(二役)で、かなりキツイけど孤門一輝がオスカーで、はい、想像!・・・ナニ言ってんだ(>_<)
とにかく、いつも白い服のイラストレーターがあの制服で、ってのも新鮮で、もうたまらないシーンです。

訪問者が瑞生ちゃんだとわかる前と後の、憐の様子の落差もいいですね〜。
飲み物を用意しようとしている姿が、あまりにも可愛いv 瑞生ちゃんの質問に反応した姿もやっぱ可愛いv
憐の表情が見えないのがすっごい上手い引きで、また一週間、交通安全や健康管理に気をつけて、無事に土曜日を迎えようとの心構えを新たにさせてくれます。

以上。
今日のところは。(←ぅ。)
 



 
『トーマの心臓』、また読み返したくなってきました。なはは。
 
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