2005/5/12(木)
 
『ネクサス』第30話で思ったこと第二弾。しつこいなぁ(汗)

姫矢くんや溝呂木を捕らえたり、ビーストの破片を回収してる白い部隊もいいですねぇ。たいした仕事ぶりですが、今回は取りこぼしがありました。あぁ。
ビーストの痕跡を残さないようにって大変そうだなぁ。作業中の様子が可愛く見えるのはどうしてでしょう(笑)。
今回の仕事風景にはいつもの緊迫した雰囲気が無かったせいか、急に「就職したところがTLTだっただけの、普通の人」って感じがしてきました。家庭を持ってる人もたくさんいるんじゃないのかなぁ。単身赴任状態かな。こんな仕事が嫌になって辞める人は記憶を消されてしまうんだな。
こんなにたくさんの人を抱え込んでいるのだから、秘密組織としての守秘義務があるとはいえ、誰かの不用意な言葉から情報が外に漏れてもおかしくないような気がします。
内部でも、情報が漏れてます。見事です。和倉隊長と石堀隊員の会話が♪
25話でイラストレーターが言ってたことをなぞっているだけで新しい展開とは言えないけど、このネタはうやむやにしないんだぁ、と思うと嬉しいです。
立ち聞きしていた平木隊員、表情がちょっと意味深でコワいぞ。この人、なんだかゴシップメーカーっぽく見えませんか〜?

どんなお話でも言えることですが、特に「謎絡み」のお話では、「誰が、最初からどんな情報を知っているか、どれを知らないか」「誰が、いつ、どこで、何によって情報を知るか」というのと、「それを視聴者にどのように見せていくか」というのがとても大切だと思います。
今のところ、『ネクサス』のそういう「謎」の提示の仕方がすっごく上手いと思って、すっかり嵌められています。
(種明かしの部分が、ちょっとあっさりしていることも多いけど(^-^;)
比べちゃなんですが、不満のあった『仮面ライダー剣』だと、登場人物の勘違いや思い込みや思わせぶりな態度をミックスさせて「こうだ!」と断言する形で視聴者に伝えていて、後で「実はこうでした」ってことで、謎解きや意外な展開として表現してたように思えるのです。それって見ていて「ずるい」と思っちゃうのね。まぁ、『剣』は終わり良ければすべて良し、で、経過がどんなに面白くてもラストで「がくっ」ときちゃうドラマよりはいいんですが。

孤門くんがパスワードを模索する様子や「当たった!」と言った時の表情がすごく良かったので、イラストレーターに対して「もうちょっとくらい内容(いわゆる戦利品)を読ませてあげてから詳しい説明をしてもいいやん」と思ったこともあったりして(笑)
他人事のような説明に惑わされてたけど、アカデミーにいた吉良沢優もやっぱりプロメテの子なのかなぁ?確かに、憐よりも親がいる気配を感じさせない子だし、人を守る仕事に携わっているようでいて、個々の人間への愛着がまるで無いし。
憐は、小さい頃からあんな性格だったなら、友達も多かったろうな。吉良沢優は、友達いないだろうな〜。ただでさえ特殊な生まれの連中からさらに浮いていたか、埋没していたか。友達の多い子が人と交わらない子に興味を持つ、というのはある種のセオリーだにゃ。
でも、吉良沢優(つい、いつもフルネームにしちゃうな)もプロメテの子だとすると、彼は憐みたいに「短命」という感じは全然無いから、前に考えてた「プロメテの子は短命」というのは成り立たなくなりますね。
短命の子がどれだけかのパーセンテージで生まれるってのもアリだとしても、率がかなり高くないとプロジェクト凍結の理由にはならないだろうし。
「短命説」危うし?(笑)。凍結理由も違うのかも。
吉良沢優は、憐の行く末がどんなものか知っているみたいで、憐は、彼がそれを知っているということを知っているみたいだよね。
孤門くんと吉良沢優だけが、憐がデュナミストだと知っていて、それを知らずに別口で憐を監視させてるのが松永管理官で、吉良沢優はそれを知らなくて?、M.Pの瑞生ちゃんが憐の監視を命令されてるというのを孤門くんが知って、憐は、吉良沢優と孤門くんと瑞生ちゃんがTLTの一員だというのを知ってる上で関わってて(TLTとP.P.との関係は知ってるのかな?)、黒マントの監視者には心当たりが無くて、瑞生ちゃんは、ナイトレイダーの孤門くんが憐と関わっていることを管理官に報告するつもりがあるのか無いのか・・・なんだか登場人物と情報の相関表を作りたくなってくる状況です(笑)

イラストレーターが考え込んでいる時の映像に文字が被るの、こういう手法はあんまり好きじゃないんだよな〜。1、2話あたりからたまにやってるんならともかく。
用語がびみょーにエヴァンゲリオン(苦笑)。あと7話で放送終了だってのに、溝呂木の復活どころか、まだ新しいネタが出てくる(汗)。
憐の出生の元を辿ると「来訪者」とゆーものの存在に行き着くわけですか。
プロメテの子の失敗作がビーストってんじゃないよな、ビーストは宇宙からやってきたとか言ってたはずだし。
吉良沢優は何をどこまで知ってるんでしょうかね?
今のところ、それぞれにある謎が別方向に広がっているような気がするんですが、いずれひとつの本流に絡んでくるのなら、これぞ多重構造ミステリーv 別方向のままそれぞれに決着がついてもいいんだけどね、一番心配なのはどれも中途半端に終わってしまうことです。
溝呂木は憐に絡んでくるのかな?

ほんでもって、黒マントが落としたメモリーチップの「ラファエルはまだか?」。
大天使って、SF系のまんがや小説なんかでは悪魔よりもタチの悪い存在として描かれがちなんだよね。神は無二の存在で、天使と悪魔が対のもの、っちゅーか「天使が堕ちると悪魔になる」とゆーことらしい。メフィストだのラファエルだのと、ホントにぞくぞくしますね〜。
悪夢が蘇らないようにと祈ってくれるはずの瑞生ちゃんが、悪夢を運んで来ちゃったとゆーわけで。
憐はあの後、誤魔化すのか、余裕を失って何かを口走るか。
明後日が迫るvvv
 



 
伏線が効いてきた頃だと思うんですが、憶えてたのと忘れてたのでなんだかごちゃごちゃな感想を持ったような感じです。
本人、非常に楽しんでおりますが(^_^;
 
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