2005/5/31(火)
 
『ウルトラマンネクサス』第33話

石堀光彦隊員。
大活躍でしたね〜。少ない出番ながらにキャラを立ててた甲斐があったってものv
組織の在り方に対して達観していたように見えてましたが、噂を聞き付ける以前からも思うところはいろいろあったんでしょうね。私が思っていた和倉隊長より先に、組織への不信感に対するアクションを起こしました。かっこいい〜!
難しいことを自分だけ理解しながら言いがちな人ですが、それをシンプルな一言で片付ける平木詩織隊員とはとてもいいコンビだと思います♪このふたりは、なんだかんだでしょっちゅう、ふたりっきりにさせられてましたからね〜。親密度が他の人たちとは格段に違います。
TLTのデータベースをハッキングしてる時の楽しそうで得意げな声が印象的。ゲーム攻略中の子どもみたいで可愛いなぁ。
副隊長&隊員3人がつるんでいる、このハッキングのシーン、すごく好きです。
この人たちが四者四様(こんな熟語はナイ)の言葉を、こんなふうに順々にしゃべるようなシーンって今まであったかしら?
戦隊では当たり前といえる仲間たちの「心地よい距離感」が、この人たちには無かったから、なんだか嬉しかったです。そしてその上で、ショッキングな映像を見た後でかかったスクランブルに反応して目線と立ち位置がばらばらになってるのが、妙におもしろかったです。

孤門くん。
嘘が下手なりに黙していた憐の存在を、仲間たちの前で暴露してしまいました。どこまでを仲間に説明する気かわからないけど、ある程度は知られてもいいって気持ちになってたみたいです。

松永管理官。
あああ。冷血な松永さんまでぬるくなっておしまいになられた(涙)。憐編、恐るべし。
松永さんの御自宅公開はいいとして、私服にかなりな違和感。
奥さんを亡くして年頃の娘とぎくしゃくしている仕事で多忙なおじさん。…このステレオタイプなノリはなんだろう〜。
「若い人は恐ろしいですね」とか言ってたよな。そりゃ、あんたの娘のことだ。
「最もコントロールしやすい」とも言ってたな。してみろよ〜!
愛妻家で、娘とも仲良し家族だったって感じです。それで家族全員を「新宿大災害」で亡くして人生を狂わせた人だってのなら、姫矢編からの松永さんのイメージにぴったりくるんだけどなぁ。
娘に対してこんな態度になっちゃう人に、孤門くんも姫矢くんも溝呂木も和倉隊長も首藤さんも瑞生ちゃんも・・・あああ、なんか、上手く言えない・・・。
知らなくていいことって、世の中には確かにあるよ…。

松永葉月ちゃん。
8月生まれっすか〜?高校二年の17歳と見た。
憐を何度もこっそり見ていたとのこと。監視者として一番能力が高かったのはこの子じゃん。さすが、松永さんの娘。(何かが違うー)
「憐くんがどんな事情を抱えてるのかわからないけどぉ」←私的には「お父さんとどういう関係かわからないけど」に置き換えたいです。
憐の事情に興味があったんじゃなくて、「仕事だと言って1か月に1度くらいしか帰って来ないお父さんが、遊園地で笑っている男の子の写真を何枚も、仕事関係の書類に挟んでいたのは何故か」を知りたかったんじゃないのかな、と。
俗な発想なら「隠し子」だよな。もうちょっと発展させると、「どこかにこの子との家庭があって、いつもはそっちに帰っている」さらに発展させると「もしかして私の方が、愛人の子なの?」みたいな。
別方面で発展させると、「この子、お父さんと付き合ってるの?」ってなもんで。
突然のデートの誘いや、瑞生ちゃんをちらっとみて笑ったところは「なんだ、この小娘」って感じだけど、結局は育ちのいいお嬢さんみたい。お母さんが災害に巻き込まれたのは自分の洋服を受け取りに行ったから…なんて、この子なりに傷を抱えていると思います。
…松永さんちは、娘の洋服、オーダーメイドかよ。

憐。
「母親の誕生日」…親の存在の無い憐にとっては、親もその親から生まれてるって話題はつらいものがあるんじゃないかな。あの表情がたまらないよ。
舞い上がってるかのような緊張と、葉月ちゃんへの気遣いがなかなかおもしろい。隠す必要が無いとわかった途端に、照れも無くはっきり想いを明かすのもよかったです。
でもね〜、話数も残り少ないってのにこういうシーンを見てる場合じゃない!って焦りもありましたですよ。三角関係風恋愛ネタは止めてよぅ。
私の勝手な印象なのは自覚しているけど、憐の未来という「悪夢」と瑞生ちゃんの「甦りませんように」という祈りがあってのふたりの関係は「好きな子、いるぅ?」ってレベルじゃないと思っていたのね。だから葉月ちゃんにはこんなふうに絡んで欲しくなかったです。
もう、いっそのこと、憐が瑞生ちゃんの子どもの親になりかねないことやっちゃっても私は構わないんだけど。こういうのとも違うような気がするしなぁ。

瑞生ちゃん。
憐と葉月ちゃんを覗き見て自己嫌悪なんかしちゃって。もともとそういう任務だったじゃん(苦笑)。
ラファエルのことで憐と距離ができてたんだろうけど、余裕が無かったな。ポッと出の小娘に仲を取り持ってもらったみたいになっちゃって、ちょっと情けなかったですよ。

水原沙羅さん。
出ーまーしーたーvvv
前回の予告で気付よ、ってなもんだけど。遠山景織子さんはね〜、少年マガジンの表紙で初めて見た時から名前は一発で覚えられたのに、どこで何回見ても「あ、この人が遠山景織子さんなのか」ってほどに顔を覚えられない女優さんなんですよ。また他で見ても、きっとわからないと思う(苦笑)
これまではぽつんぽつんと入れていた、映画『ULTRAMAN』との関連を、ここで一気に見せてくれました。あれから五年後の世界が『ネクサス』の世界。2009年だよ〜!パスポートのスタンプが気になってたから、はっきりわかって嬉しい。
沙羅さんは、相変わらず、なんかコワイ(^-^;
『ULTRAMAN』の続編があるなら、今度はネクサス側からイラストレーターを登場させて欲しいなぁ。

和倉隊長。
まるで存在を認められていないみたいに情報をもらえなかった隊長が、やっと、ようやく、ついに、とてつもなく重大な情報を上から教えてもらいました!よかったねぇ。
なのにちょうどその時、4人しかいない部下が、組織のデータベースを勝手にハッキングしてます。結局、ないがしろにされています(涙)。
でも、そんな星回りの隊長が好きかも。

・セクション-0
孤門くん曰くの、エネルギー施設があると“教えられた”ところ。ってことは、違うんだな(笑)

・プロメテの子のリスト
ずるっこ〜。孤門くんがアクセスした時にはヘンリー・バロウって人だった位置に吉良沢優がいるよー。これって視聴者に対する後出しジャンケンじゃない〜?
イラストレーターはプロメテの子かどうか、って時に、確かめてみたことがあるんだよぅ。まあ、そこで見つけられるのと憐の口から聞くのと、どちらでお初の「うわぁいv」がくるのが良かったかは…どちらとも言えないんだけど。
石堀隊員は、孤門くんとは違うルートでプロメテの子のデータに行き着いたようですね。吉良沢優がいて、憐のところに「MISSING」と記されていないってことは、このリストは孤門くんが見たのより古い時期のが更新されずに残ってたものかもね。はい、そういうことにしときます。

・プロメテウス・プロジェクトの凍結理由
めいいっぱい勘繰りを楽しませてもらって、そろそろホントのところが知りたくなった頃でした。グッドタイミング♪
ただ…。
憐は可愛いです。大好きです。生き続けて欲しいです。でも、それはそれとして。
生命倫理無視のプロジェクトのくせに、たったひとりの「死」に繋がる欠陥が出ただけで凍結したの?凍結理由は、ホントにそれだけ?
アカデミーの教室の椅子の数から見ても、プロメテの子は結構な人数がいるみたいです。そして(イラストレーターが真実を言ったのなら)実験工程の問題発生の為に一時凍結されたのは最近のことだから、憐の後に生まれた何の欠陥もないプロメテの子もそれなりにいるのではないでしょうか。
全体の中の割合でいえば、憐はまったくのレアケース。想定内に納まる失敗例として片付けてもいいくらいのものでは?
うーん。実験は、完璧なものでなくてはならなかったのかしら。理論を提供してくれた来訪者の条件だったとか。
そうであっても、問題が形として表れる前の安楽死を推してプロジェクトを守るような、人でなしがひとりもいなかったのか…。
うーん。一例だけでは済まないと判断されて、ディフェクトが起きた理由を突き止めるまでの一時的凍結なのかな。自分たちで構築した理論じゃないだけに、エラー修正には手間どることでしょう。
また新しい情報があるまで、そういうことにしておこう…。
さてさて。「短命なのは憐だけ?」と思った頃から、もひとつ出てきたのは「変異説」でした。(バレバレだったでしょうな(^-^;)
プロジェクトのメリットを台無しにする程のデメリットが「問題発生の割合」に寄るものでなければ、「問題の重大性」ではなかろうかとゆーわけで。
たったのひとりでもそういうのが出現したら「さあ、大変」みたいな問題って何だろう…って思ったら、そりゃ「ビースト以上に人類に悪影響を及ぼす者」だろうなぁ、と。ある時が来たら突然変異して、そういう存在になるってのはどうよ、ってなもんで、それをラファエルと呼ぶのかな?なんてさ。
これは自分的にもかなりマユツバな説だったけど(苦笑)。

・ラファエル
憐の命を救うかもしれない特効薬の名でした。天使の福音か。なるほど。
その開発を中止させたのは水原沙羅さん。阻止した理由は何だろう。北米本部の二分してる考えとも絡んでくるんでしょうか。
自分の命を救うかもしれない特効薬の名を聞いてあんなに固まった憐も、中止となった理由を知ってるわけでしょうか。それが納得できるものだから「自分の未来はひとつしかない」ってことになるのかな。
別の未来を夢見ちゃって、どうにかして特効薬を作って欲しいと思ってた時期もあるのかな。自分の未来そのものを忘れていたくなったのは、そんな希望と絶望の繰り返しに疲れてのことなのかな。
26話冒頭の憐のモノローグが、より一層、重いものになってきました。
たったひとりの失敗作のために特効薬を開発しようって思った人、いい人だな〜。って、そんな手間も時間もお金もかかるようなこと、TLTの中で通るわけないよな…。でも、コスト高が中止の理由じゃないと思う。
う〜ん!何かが加われば、筋が通るような気がするんだけどな〜!!←また、ぐるぐるが始まった。
とにかく、平木隊員のすごくホットで人道的な反応に惑わされないように考えたいぞ(笑)。

・来訪者
アメリカでスペースビーストの存在が認められたのも、来訪者の捕獲と同じく20年前ということでしたよね。
その頃、凪さんは7歳、孤門くんは4歳。幼い頃の凪さんの親を殺した奴も、溺れた孤門くんを助けた人も、今のところまだ不明。
来訪者は、地球人にかなり好意的な存在だったようです。というより、ビーストのせん滅が目的で地球人にひと肌脱いでもらおうとでも思ったのかな。
アンノウンハンドとは、物質的に同じと思って良さそうな?
対極なる等しいもの、だよね。

・忘却の海レーテ
『ULTRAMAN』と繋がりがあると聞いてから、一番ひっかかっていたのが「あんなに派手に戦ってたのに、知られてないの?」でした。
そういうことだったのか。とてつもなく大勢の人の記憶を消したのか。話が大きすぎる(汗)。
来訪者は、大勢の人の記憶を消す為に力を使い果たして、その存在は消えているのかな。それとも今も捕獲されたままなのかな。
「消した」というより「封じた」って雰囲気も見えないでもなく、アンノウンハンドはその恐怖の記憶を解放したがっているようにも思えます。

・市街地戦
いよいよ!と思いきや、次回につづく…。「へっ?もう終わり!?」と口走ってしまいました。すっ飛ばして欲しいシーン(苦笑)があったくらい、中身が濃い回でした。
『ULTRAMAN』の細かいところはすっかり忘れてしまったんだけど、憐のウルトラマンが人を助けたり、子どもが「ウルトラマン…」とつぶやくところなど、似たようなシーンがあったような気がしてなりません。(いずれ確かめます)
つまりは、記憶を失っている人々への、ウルトラマンの「再来」を意味するシーンなんだな、と独りごちてます。
 



 
石掘隊員。
はぁ。この回で、一気に好きになったのになぁ。

凪さんの親が殺されたのは18年前で、その頃、凪さんは9歳ですね。
溺れた孤門くんを助けたのは誰だったのか、というのは、知らないままでも問題無しです。重要なのは、そこではなかったわけだし。

私、13話、25話で話題として出てた来訪者とレーテ、それに松永さんがちゃんと言っていた18年前が云々、というのをすっかり忘れてます。
二巡目で新たな感動でございますよ。
 

『ULTRAMAN』のDVD買ったけど、まだ見てません〜。

 
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