2005/7/1(金) (新設のブログより)
 
ネクサス関連情報をぽつぽつ読み始めてますが、できるだけ最初に見た感想を残してからにしたいので、これを書いた後に全面解禁します♪
公式情報で補完されたり、大勢の人の感想に影響されて、感じ方考え方がいろいろ変わるかもしれません。それもまた楽しみですv

では、『ウルトラマンネクサス』最終話(後半)の感想です。

誰の指示も仰がず、たったひとりで出撃する和倉隊長。
憐の救出でチームの絆がより深まったと感じてたんだろうに、こんなことになってしまって。つくづく、こういうやるせなさを感じさせる状況に陥ってしまう星まわりの人なんだなぁ。
この真っ直ぐさがこの人らしさなら、生真面目に指示通りの行動をしていた時にもかなりのジレンマがあったことでしょう。なんか、愛しくなってくるな。
全部で五人いた部下のうち、ひとりがダークメフィスト、ひとりがダークザギ、ふたりがウルトラマン。詩織さんが変身したら、ビンゴ。
うわぁ(汗)。なんちゅうチームだ。

凪さんを助けるため、未知の場所に飛び込んだ孤門くん。強いなあ。
孤門くんは「あなたの強さが、厳しさが」と言っていたけれど、私には弱さの裏返しにしか見えなかった。支えられたのは事実だとしても、リコさんの死という悲しみや溝呂木への憎しみを乗り越え、ビーストを倒すのは人々を守るためだと再認識した時点で、孤門くんは凪さんよりずっと強くなったと感じてた。
結局は、怒りに任せて変身してしまった凪さん。でも、憎しみを乗り越えたいと望んでいたから、孤門くんの「あきらめるな!」という言葉に反応できたんだろうな。孤門くんの表情、言い方。力関係の逆転を感じちゃった。
ゆらゆらしてる凪さんの髪、水の底にいるみたいだった。溺れそうになったのを救われた子どもの頃の孤門くんとダブるのね。子どもの頃の経験の違いで、“信じる人”と“疑う人”に分かれていた孤門くんと凪さんが、救う者と救われる者になって光の絆で結ばれるの。
いいシーンだな〜。

松永管理官のいるところへ、ホログラムでなく歩いてやってくるイラストレーター。なんでまた。戦闘記録、録らないの?分析しないの?閉じ篭り部屋でひとりでいたくはなかったん〜?
なんつって、ごめん、ここは真面目になるわ。あの状況は、戦いを管理、調整するっていう仕事の範囲をとっくに越えちゃってるんだよね。今まですごく頑張ってたのに、こんなことになっちゃって、それでも見届けようとしてるんだよね。
「ウルトラマンが勝利したら」という条件付きではあるけれど、地球が破滅するかもしれない状況の中で、「運命を変えられるかも」と口にした優。うん。ちゃんとそう思えてるなら、行動する前に諦めてた頃とは違うね。いつかは行けなかったところへも今度はきっと行けるよ。
…すぐ、こっちの方向に持ってきたがる〜(^_^;
また不真面目モードになるけどっ、ガクッときたでしょ。あれ、私、パスね。ちょっとわざとらしく見えちゃったもんだから。っつーか、足にくるのが理想なの。憐の勝ちだな。(こんなことばっか言ってら)
ところで、松永管理官と吉良沢優の仕事仲間としての距離感が未だに掴めません。いつまでくっついてんの。離れて離れて。

さぁて!!ハナシが途中で前後しちゃいました!
もう、つらかろうが暗かろうが苦しかろうが怖かろうが、見続けていて良かった!!
光の絆の物語、最後の最後で、たった一回だけの、孤門くんの変身・・・!!
今までのことが一気に押し寄せてきて、胸がつーんといっぱいになって…「込み上げる感動」って、こういうことだな、と思う。
お話の中で、初めて出てきた「ネクサス」という言葉。ここまで溜めてたんだなぁ。まいったなー。
実は話の折々で、孤門くんがウルトラマンになるかも…と思ったことが、通算五回ありました。でも、四回までは、時期的に全くのはずれ。五回目に思った時は、それまでで一番自信が持てなかった(苦笑)。
「はずれたな」と思う度、ウルトラマンにならない主役を「走っている人を見届ける存在」として捉えました。主役なんだから、ただの傍観者にならない程度の活躍をして欲しいと思いました。
…そうか、孤門くんは、リレーのアンカーだったんだ。自分が走っていない時でも、気持ちは走者と一緒に走ってて、しっかりバトンを受け取ったんだ。
そして、ここまで姫矢くんや憐とともに戦い続けていたからこそ、自分が光を受け継いだ真の理由を知っている、揺るぎないデュナミストとして変身する。
なんて異色な、なんて素晴らしい、なんて感動的なお話だろう!

凪さんが変身したところしか見ていないのに、自分を助けてくれたウルトラマンが孤門くんだとわかった隊長。本人の持つ空気で感じるんだろうね。
憐の時に、姫矢くんのウルトラマンとは確実に違うと感じたように、孤門くんのウルトラマンも違うと感じられてなんだか嬉しい。
戦闘態勢を整える仕草、猫が何かに飛びかかる時におしりを振る動きを連想しました。可愛い。そしてかっこいい!
で。ウルトラマンのボディラインって、なんかむっちりした感じがしますね。憐の時なんて、脇の下からおしりにかけてのむちっとしたラインに目がいったとゆーか、色気があったとゆーか。
ダークザギは反対に痩せぎすな感じがする。痩せてるというより削られてるってイメージが湧くかな。ほんと、あくまでイメージ。
ザギさまの求めていたものは何だろう…というのは気になるんだけど、これは追々に考えていくことにしようか。
来訪者と光と闇とビーストの関連も、本編の中ではっきりとは示されなかったですね。でも、はっきりしなくても、もやもやが残ることは無さそうです。あ、もちろん、はっきりしたならしたで、嬉しいですが。
自分的には、来訪者が地球に漂着したことが全ての元凶だと捉えてます。もっとも、来訪者がやって来なかったら憐も優も生まれてなかったわけだから…どころか、話が始まんないから、ようこそいらっしゃいました〜♪ってとこですな(笑)。

街の人々が、五年前にウルトラマンに守ってもらった記憶を取り戻していたシーンは、ほんとうに感動です。
それはレーテの解放ってのが起きたからなんだろうけど、人々の心に「恐怖」以上の「希望」があったのが、感動です。
「人は、恐怖を乗り越えられるのよ。『パンドラの箱』って話があるじゃない。どんな厄災があっても希望がセットで付いてくんのよ、大昔から」…なぁんて、TLTへのツッこみをさせてもらえる展開が、感動です。
M.Pの顔ともいえる、無表情で仕事をこなしていた首藤さん。初めて見せる表情でメモレイサーを閉じる彼女の姿が、これまで引っ掛からせてくれていた「記憶を奪う」ことの是非の着地点になるわけで。はぁ〜、すごい、上手い。この感動まで長かった(苦笑)。

モードチェンジしての最終形態、白いウルトラマン(ん、銀の?)。…羽根だぁv
憐編になってから、統一モチーフだった白い羽根。孤門くんのウルトラマンに行き着いてるよ〜。
なんかめっちゃかっこいい技を出してるし、最大の敵との最終決戦だし、もっとたっぷり時間が取れてたなら良かったよね…。
何にしても、迫力でした。映画のような大画面でなくても、かっこよくて迫力のある画面が作れるんだね。
そして、決着がついた瞬間、間に入ったリコさんとのシーン。ここも、胸に込み上げるものが。
迷いがあった時も人を助ける仕事を続けた孤門くん。かつて、応援してくれて「信じてる」と言ったリコさん。究極の人助けをした孤門くんだけど、一番守りたかった人はもういないんだよね。その悲しみを孤門くんがしっかり受け止めて乗り越えてるから、かえって切なくて、あの包み込むような優しい笑顔に泣けちゃうんだよなぁ。

一年後。
ビーストが出現するのが当たり前の世の中になってる!完璧な平和じゃないんだ。妙にリアル。すごい。
ここでもまた、胸に込み上げる、つーんとしたもの。…姫矢くん!!
溝呂木が生きてたって時から、もしかして、と思い続けてた。生きていてくれたことが嬉しい。それだけじゃなく、戦っている時にあった険しさが表情から消えてて。あの時よりも幼く見える。自分を赦すことができたんだね、穏やかな気持ちで生きていけるんだね、と思う。泣けてくる。
憐も元気そうで♪でも、完璧な平和の中にいるわけじゃないから、最後に全開笑顔が見られなかったな。これはちょびっと残念かな。
そして、ラストの孤門くんのモノローグが、まだ何も知らなかった頃の1話と同じ言葉で始まってる。明るく頼りがいのある声で、いろんな経験を経た後に出した答えになってて、これもまた感動しちゃう。
自分が助けられたように、勇気づけられたように、幼い子どもに「あきらめるな」と言葉を掛けた孤門くん。
この子も、この平穏でない世の中にあっても、信じる心を持って生きていけるんだ。光の絆をつないだ孤門くんのように。

姫矢編がもう少し視聴者に親切な表現で展開されてたら、もっとたくさんの人がこの最終話に触れられたかもしれないんだけど。惜しいなぁ。
でも、親切な展開だったら、ここまで感動が深くなったかどうか…。ほんと、諸刃の刃だなぁ。難しいなぁ。

最終話の感想は、とりあえず以上です。が、えーと(汗)。
ひとつのシーンについて長々と続け過ぎた文や、どうにもハナシが逸れていった文は、割愛しました。いずれ、敗者復活させます(←お〜い…)。
 



 
姫矢くんについて。
「もしかして、生きている?」と思った時に、クライマックス近くで再び参戦するのかも、と期待したことがあります。
なんてデリカシーの無い期待をしたんだろう、と、びみょーに落ち込んだりもしましたよ。
これ以上の再登場の仕方は無いでしょう。と思う。最高。

孤門くんのウルトラマンについて。
一度っきりでなく、何回も変身して活躍するところが見たかった。・・・と、思うのは、登場人物のファンとしての人情。
でも、一度っきりなのがミソなんだってば。これ以上はないって。・・・と、思うのは、物語のファンとしての道理。
 

こんなに素晴らしい作品を見せてくださり、ありがとうございます。
スタッフ&キャストの皆様方、そしてこの作品に携わった全ての方々に感謝します。

(放送枠短縮はちょぉっと恨むけどねぇ(^-^;)     


そして、ここまで読んでくださった方。ありがとうございますv
『ウルトラマンネクサス』、おもしろかったね!!
 
 

2005年7月30日(土曜日)

 

・・・追伸

『ネクサス』関連の記述は、ブログにて継続中です。 なはは(^_^;

 
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