未来の巨匠、鳥羽賢治
 

 鳥羽賢治さんが巨匠として認められたのは、いつでしょう。

 現在、巨匠と言われている画家でも、本人が生きていた時代では全然、認められていなかった人が結構いるらしい。あんまり才能があり過ぎて同じ時代を生きている人たちから理解されず、後世に名を馳せるしかなかった人々が。
 鳥羽さんもそのテかな?できれば、生きているうちに絵で成功して、充実した幸せな人生を送って欲しいと思うんですが。いえ、成功とまではいかなくても、せめて絵で普通に生活できるだけの収入を得られるようなプロの画家になって欲しいというか。

 しかし。
 彼の描いた、あの絵はな〜(笑)

 ユウリの似顔絵は、キャストの間でも失笑を買ったようです。アフレコの時に笑ってしまって先に進まず、叱られたとかなんとか。う〜ん。私も「さすが未来の巨匠、私には理解できん」と思っちゃった。

 竜也が「いい」と言った絵も、普通の風景画にしか見えないよー。(建物は外国っぽかったけど、貧乏な鳥羽さんだけに、写真でも見て描いたか?)
 あの時、アヤセは「歴史が変わる」と言って、竜也が絵をもらうこと止めたけど、鳥羽賢治と同じ時代の人間である竜也がもらう分には特に問題は生じないような気もするなぁ。知り合ったきっかけがロンダーズを介しての不自然な出会いだからダメなのかな。
 でも、ユウリはしっかり自分の肖像画をもらっちゃっているぞ。31世紀には持って行けなかったけど、竜也の手元に残っているぞぅ。歴史、変わらんのか?
 少し未来で、浅見家が没落しかかった時に、この絵を売って持ち直す・・・なんてことがあったりしたらどーするよ(笑)

 そういえばNHKで、宮大工をテーマにした番組があってね。
 新しい寺院を建てるとか改築とかの時、設計図を描くんだけど、実際に建てた時の屋根の重みを考えて描くんだって。重みで微妙にしなっていって時間が経てば経つほど屋根の形が変わって行くとのことで、その宮大工さんの「千年後に一番美しいフォルムになるように設計図を描く、自分の建てた寺院が本当に完成するのは千年後」という仕事に、タイムレンジャーファンとしてものすごい感動を覚えたんです。
 でもって、鳥羽さんのことを思い出し、今の時点では認められそうにないように見える彼の絵も、もしかしたら、長い時間が経つにつれて絵の具が変色するなりして、その微妙な色合いが後世の人々の感覚にマッチして大ブームになるとか?なんてことを考えてみたりしました。

 あと、鳥羽さんに関しては、奥さんになる人はユウリ似かな?と思いますです。
 奥さんの肖像画なんかも、いっぱい残してさ。
 ユウリの絵が描かれたスケッチブックも発見されたりして、未来の『なんでも鑑定団』で「鳥羽賢治が奥さんを描いた、最初の一枚」だの「知り合ったばかりで、鳥羽賢治の片思いの頃ですよ」「奥さんの表情、固いですもんね」だのと、てけとーなコト言われたりさ。
 ユウリ、そんな番組なんて見ないだろうけど(^-^;
 

  

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