十一月二十九日(金)
主菓子:五箇山の雪(生菓子) 干菓子:芋羊羹
茶杓の名:お濃茶:ぼたん 茶杓の名:お薄茶:海の幸

  もう何年もならってるのに、いまだに茶室の歩き方がニガテ。。右足から茶室に入ったりでる時は左足でっていう茶室の入退室は大丈夫なのだが。。。上座に上がるときは何歩ぐらいで曲がる時はちょっと足を掛けてってのがなかなか身体で覚えられていないようだ。。普段まったく気にせずに歩いているし、でんでんでんっって歩いてるから一週間に一度のお稽古ではなかなか身似つかないようだ(爆)毎週毎週先生に歩き方を注意されてる始末(爆)いいかげんおぼえろよ〜〜私(爆)

 その上今までなかった茶杓の銘のつけ方に今回はじめてクレームがついた(T_T)。。お濃茶の時はぜんぜん 問題なかったのだがお薄茶の時に『もうちょっとひねりが必要ではないでしょうか。。たしかにおいしい時期なのだけど、茶杓の銘にはあまりふさわしくないですね。』だって。。。今日のお稽古は考えさせられるお稽古だった。来週からちゃんとまじめに考えてきます〜〜!!ちょっと狙いすぎたかな(爆)



 十一月二十二日(金)
主菓子:ちまき 干菓子:黒糖菓子
茶杓の名:お濃茶:小雪 茶杓の名:お薄茶:三の酉

  先生の用事や私の残業などでここ2週間お稽古がなかった。。だいたい2週間ほどお稽古を休むとすすっと、手が動かなくなってしまうのだ。。。(汗)今回もそうだろうな〜っておもいつつ、その上お茶のお稽古の時間はなんと小室哲哉&KEIKOの結婚披露宴。。。あ〜〜〜〜〜んテレビみたい!!だけど、お稽古2週も休んでるんだもん。これ以上休むわけにはいかないわぁ〜〜。。ビデオに録画してお稽古にきたけれど頭の中は披露宴でいっぱい。。どんなんだろう?って。。その上友達からもmailがきたりして見たい気持ちが拍車をかける。。今日は早く完璧にこなしてさっさと帰ろう。。しかし、そういうときに限って、先生がお話をしだすのだ。。たしかにありがたいお話なのだが。。。。いつもなら真剣に聞いてるのだけど、右の耳から左の耳へ。通過。。お話よりもお稽古さっさとやっておわろうよぉー。。真剣なので、銅鑼のたたく音色がいつもより気合が入ってるし。。。(笑)いつもならこんなにきれいな音だしてたか??いや。。ココまではあんまりないだろう(爆)ってなぐらいだ(笑)しかし、先生のお話暴走は止まらない。。なぜか嫁姑問題まで話は発展。。私はまだ独身だってば。。(汗)ああ。。。もうあかん。。時間は9時にさしかかろうとしている。。あきらめたとたんお稽古の方がスムーズになった。。あうあう。。結局お稽古は9時半ちかくまでかかった(笑)来週からはちゃんとお稽古に専念します〜〜(爆)


十一月三日(日)  特別編 初めてのお茶会(お客としてのデビュー)
場所:富山県民会館別館 金岡邸
会記:
  床 :鵬雲斎筆 喫茶共和楽共歓   花 :椿   花入 :備前鵬雲斎家元箱書 雄造
  香合:金彩細字 金星造   釜 :面取千筋文 春斎造  炉縁: 独楽継 蒔絵
  棚 :鵬雲斎家元好 山雲 輪島造  水差 :紫交  翠嵐造  
  茶器:桐竹蒔絵 鵬雲斎家元 在判 一瓢斎造  茶碗:赤 青松白鶴 鶴庵造 替:扇流し 六和造
  茶杓:淡々斎作 銘 佳日  建水:淡々斎好 口糸目 治良兵衛作  蓋置:萩 ちぎ里 休和造
  茶 :式部の昔  小山園詰  菓子:初霜  平安堂  器 :雲錦鉢  桐山造
  干菓子:あけぼの 菊の葉 平安堂  器 :溜 青海   盆: 近庄造 
  煙草盆:桑鞍形  秋斎造  火入:染付 竹春造  
当日はかなりの雨模様だった。寒いし。。先生を迎えに行っていざ、お茶会会場へ。。ドキドキしながら運転してると、注意散漫で危ないわ(爆)こんなに緊張したのはいつ以来だろう?先生はま〜〜〜ったく平然としたものだ。やっぱり何百回とお茶会をこなしておられるだけに、先生にとってはたいしたお茶会ではないのだろう(爆)会場についたときにはすでに駐車場もいっぱい。。。交通整理をしているおじさんがこちらによってきて、会場の前にとめてもいいと言ってくれました。Lucky♪駐車場に止めるよりも近いわよ!!車の中に忘れ物がないか確認していざ受け付けへ向かった。先生がいつのまにかお茶会の会費を払っておいてくれたらしく、先生がもっていたチケットを出して通っただけとなった。その上初めてのお茶会だからということで、私の分の会費は先生がおごってくれるというのだ。。なんてうれしい〜♪ありがとうございます♪
 待合に入ると、会記なるものが半紙ぐらいの大きさの紙に墨で書かれていた(上を参照)こういうのって、印刷して配られるお茶会と紙に書いて貼ってあるだけのお茶会があるということを先生が説明してくれた。前もって先生が何かメモできるものを持っていったほうがいいといっておられたので、手帳をもってきていたから、手帳に会記をメモしていくことに。。それが凄い大そう時間がかかった。。(汗)なんせ墨で達筆だったので、先生にどういう字なのか、それとどういうものなのか説明してもらいながら書いた。。。茶道してる人ってこういうのフウツに読めるのが当たり前??う〜〜ん書道も勉強せねばいけないのかなぁ??(汗)会記を書いている途中にお呼びがかかり、メモを置いて茶室のほうに向かった。。大寄せなので、それなりの人数のかたがいっせいに動いていた。。中には先生の知り合いもおいでたようだ。
 広い茶室には、11月に入ったために炉の準備が整っていた。床には掛け軸と、香合、花が飾ってあった。茶室では、お客となる人がなかなか正客の席につく人がおいでず、半東さん(席主ともいう)がかなり困っておられたようだ。ウチの先生は最初は下座のほうに座っていたが上座のほうに座る人がほとんどいないので半東さんが困ってるのをみるに見かねて正客ではないものの、上座のほうに座ったのだった。。もちろん私も先生の横をしっかりついていたので、(離れて座ったら私がぱにっくになるもん(T_T))先生の隣に座った。。何とかお茶会が始まり、お菓子などが運ばれてきて、亭主が入室。亭主の女の人は私ぐらいの年齢の人だとおもうのだが。。。入ってきていきなり湯尺を落としてしまった。。。それを見て私は思わず( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)かなりあせってしまったが、亭主の人がそのまま何事もなかったように進めていったので、思わずその女の人に共感をおぼえてしまった。。なんだ!失敗したって大丈夫なんだ。。(爆)
 亭主がお点前を進めている間に、半東さんが床の飾り物、釜、水差しなどを順番に説明。こんなふうに説明してくれる人がいたら、亭主がらくだよなぁ。。。少人数のお茶会だとこういうわけにいかないんだろうなぁ。。(汗)私もいつかは向こう側(お茶会を主催するほう)に座ることになるんだろうな。これをちゃんとみて勉強せねばとおもった。
 お菓子を食べて、少ししたら、大寄せのために点てだし(水屋の方であらかじめお茶を点てて運んでくること)が始まった。正客から3人目までは亭主の点てたお茶を飲めるのだ。私は5人目だったから、点て出しチームである(爆)着物をきた女の人たちがぞろぞろそれぞれお茶碗をもって運んでくる。ドキドキ。。。わっこっちきたぞぉ。。挨拶しなきゃ!!って汗っていたために、運んできてくれた方とタイミングが合わず、私はかなり長く頭を下げなきゃいけないことに(爆)なんてこったい。。(笑)先生にお小言をもらいつつ。。あたまのなかが真っ白になりそうになりながらお茶を堪能した。いつもならおいしいとか、しぶいとかいろいろ感想があるのだが、緊張しすぎて味も良くわかっていない。。。(爆)
 お茶を飲み干してお茶碗を預かっておくと先ほどお運びされた方々が今度はお茶碗を引き取りに来られた。。先生の小さい声がぼそぼそと聞こえてくる。。『ちゃんとまわしてから畳のヘリ外にだして!』ってわかっているのだけれど、タイミングがへたくそ。。相手の方もタイミングが見計らえず少しとまどっておられた。。(爆)亭主がしまい終り、半東さんの道具の説明が始まった。。人数が多いので私は端っこのほうで見ていただが、こりゃ遠慮してたら、道具の拝見できないわぁ。。。っておもったので、少しずつジリジリおばちゃんたちの中に入って行った。。しかし、おばちゃんパワーにはかないませんわ。。。弾き飛ばされちゃった(T_T)
 皆さんがある程度かえられた時にやっと私も手にとって見ることができた。よかったよ〜〜。
 なんだかんだでお茶会終了。わけのわからぬうちに、お茶会が終わってしまったというのは言うまでもない(笑)でも、いいお勉強になりました。また機会があれば先生にお茶会につれてきてもらおう!!今回は本当にありがとうございました。


 十一月一日(金)
主菓子:饅頭 干菓子:***
茶杓の名:お濃茶:*** 茶杓の名:お薄茶:ブリ起し

             
 今日はお稽古番外編と言うことで、風炉の中の灰をふるいに掛けて、お茶会用の灰を準備するということをやることになった。本当のお茶会では、前日に灰をふるいに掛けて整えて景色を作りお客さんのために準備をするのだ。結構重労働だったりする。今回初めてやったのだが、灰って意外と重さがあるし、丁寧にやらないと舞い散るのでそうならないように気をつけながらやらなきゃいけないのだ。(一番上の写真が振るいにかける前の写真)結構灰を扱うには色々道具が必要らしい。ふるいや、灰さじセットそれにそれぞれつかいやすい道具を工夫してやるのだそうだ。ウチの先生は灰さじセットのほかにお味噌汁をすくうお玉や、スプーンなども道具としてつかっているようだ。部屋に新聞紙を敷き詰めて、いらない箱の中に篩った灰を入れていく(真中の写真がふるいを掛けているところ)少しずつそ〜〜〜〜っとやらなきゃいけないのが大変。。ってか性格上ついついがばがば!!ってやりたくなるのだが、先生に見抜かれて、『お茶の作法のうちだとおもっておしとやかにやりましょうね』って言われる始末(爆)さすがわかってらっしゃるわ(笑)篩いを掛けた後、空になった風炉の中に一番下に純和紙を敷いてその上に素焼きの瓦みたいなやつを置く。安全のためだそうだ。やっとその上に灰を入れていくのだ。ある程度灰を入れると、ゴトク(釜をのせる三つ爪の台みたいなもの)をいれて、ゴトクを安定させるのだ。かたがりがないか、ちゃんと中心にきているかどうか見るために空の釜を入れて見る。微妙なかたがりなどを灰をうまくつかって修正していく。ゴトクの修正が終わると灰をドンドン入れていき、ある程度の形を作っていく。竹を縦に割って横にしていれたような形にしないといけないのだ。しかも、硬そうに見えても駄目だし2つの山が均等な高さで綺麗に整備されていなければならないのだ。。これが又先生がやるとす〜っと綺麗になっていくのだ。思わず『わ〜〜きれいだなぁ〜〜!!』って見とれる私(笑)灰さじの重さだけで抑えて綺麗にしていくのだ。力で抑えるとどうしても硬く見えてしまうらしいのだ.綺麗に整えると、真中に火の神様に火事にならないように御願いもかねて、大昔の書体の水と言う字をかくのだ。先生が綺麗にしてくれたのでこれで灰のお稽古は終わりなのか?っておもっていたら、一気にゴトクを引き抜き、綺麗だった灰を出しながら『○○さん、灰を入れるところからやってみなさい。』って(汗)そんなぁ〜〜。。。灰を私が入れ初めてゴトクを入れるとおもいっきりかたがってるし、なかなかうまくいかないよぉ〜〜〜。。先生が言うには灰が綺麗にできるようになったら一人前って入れるぐらいに灰を整えるのは難しいのだ。先生にかなりてつだってもらいながら何とか完成!!水って言う字を書くときは、本当に緊張した(三枚目の写真が完成品)仕上がった時には、私のしていたエプロンは灰で白くなっていたのだった(笑)へたくそな証拠だろうなぁ。。(爆)家でも、灰の練習を少しでもできるように少しずつ道具をそろえなければ♪良い体験をした♪