五月三十一(金)
主菓子:生菓子(あやめ) 干菓子:落雁
茶杓の名:お濃茶:初夏の匂い 茶杓の名:お薄茶:鳴子蘭
 今まで、水屋の方の棚に飾ってあった、いかにも高そうな貴人台?をお稽古に使いましょうって先生が言い出した。いつも水屋で眺めるだけで、私には到底お稽古で使うことはないだろう代物だな〜〜って、いつも思っていた。貴人椀とは、献上茶会の時(お寺の偉いお坊さんとか、亡くなった人に献上するお茶を点てる時)とか、すごい偉い人にお茶を出す時に使う物で、真塗りの貴人台と塗りと同じような色をした貴人椀のセットのものなのだ。先生がこの道具をお稽古に使うということを言われた時は、正直いって、半分凍りついた・・・。貴人点前はかなりやりにくいことをしってるからだ・・・。しかも、高価なものだから、傷つけちゃいけない〜〜。。。かなり緊張しまくりで、先生に色々教えてもらっていたのだが、頭にはいってない〜。やばいっす・・・・。次にお稽古するときはちゃんと扱えるだろうか??かなり心配だ・・・。お薄茶のお稽古に移ったときに、珍客が来てかなり困った(^^ゞ珍客とはウチの母親だ・・・。偶然先生のウチの前を通りかかったからお茶を一服もらっていこうと先生の家に入ってきたのだった・・・。身勝手なやつだ。。。まったく・・・。

 

五月二十四,二十五(金)(土)
主菓子:水菓子 干菓子:栗饅頭
茶杓の名:お濃茶:春麦 茶杓の名:お薄茶:
 前から茶花を探しに山へ行きたいですねと先生と話をしていたのだが、25日の土曜日に一緒に行きましょうということになったので、金曜日はそのための打ち合わせをしながら、普段のお稽古。どこに行こうかとか、どういう山野草が咲いているだろうか?とか色々話しながらお稽古を進めた。打ち合わせをしたいために早くお稽古を終えるため今日は、続きお薄茶のお稽古にした。(お濃茶を終えてすぐ続けてお薄茶のお点前をすること)ちょっとした時間だが、短くできるので、いいのだ。先生と、土を掘るものや、何かあったら入れるものなど準備するものを相談して金曜日のお稽古は終了。

 土曜日先生は午前中お仕事だったので、午後から先生が連絡くれるのをまった。先生から2時ちょっと前に連絡が入り、先生をお迎えに行きました。私は山に入るだけだと思っていたので、ジーンズに長袖Tシャツという姿で身軽。先生も身軽な格好をしていた。しかし、先生は『せっかく天気もいいし、野点をしましょう』だって・・・。おいおい・・・。先生は、ちゃんと準備していてくれた。お抹茶をちゃんと野点用の入れ物に入れて、お湯はポットに入れ、しっかり準備万端。大荷物だぁ〜〜。びっくりしながらも、私のトランクの中に荷物をいれて、いざ出発。天気がいいから車運転してても気持ち良いのだ。ある程度予定していた場所に行き、山を散策する前に野点をすることにした。開放感もあるし、少々間違えてもま、いっか〜〜って笑って過ごしてしまうぐらいだ(笑)しかも、たまたま通りかかった人が立ち止まって、声を掛けてくる始末(^^ゞかなり恥ずかしかったけど、眺めもいい場所だったのですごいいい経験をしたよ。お抹茶と少しばかりの道具とお湯さえあればどこでも茶道ってたのしめるんだぁ〜って勉強になった。また、先生と野点のお稽古をしてみたいものだ。

 

五月十七(金)
主菓子:水菓子 干菓子:あんダンゴ
茶杓の名:お濃茶:花菖蒲 茶杓の名:お薄茶:雨音
 体調も回復して先週のお稽古とは違ってちゃんとできるはず!!がんばるぞ!と心の中で気合をいれてお稽古の準備をして、二部式の着物を着て、いつものように扇子を前に置いて両手をついてご挨拶、『よろしくお願い致します。』っていつもならそっとおしとやかに言うのだけど、気合が心の中でスイッチONってはいってるもんだから、『よろしくお願いいたしますっ!!』って気合入った声でで言っちゃった(^^ゞ先生びっくり。『あら、元気のいいことで・・。おしとやかにがんばりましょう』って・・・。(T_T)まあ、気を取り直してお稽古を進めて、お懐石の後に主菓子を出して、『お菓子をお召し上がりのうえお腰掛けのほうへ・・。』ってご案内をしなきゃいけないのに、『お菓子をお食べになって。。。』( ̄□ ̄;)って・・・。駄目駄目じゃん。。下手に気合をいれると、茶道のお稽古が体育会系になってしまう・・・。(汗)いやぁ〜〜〜・・・。体育会系のお茶会って・・。すごすぎるぅ〜〜!!!来週は気合なんか入れないぞぉっ!!おりゃっ!!

 

五月十(金)
主菓子:おはぎ 干菓子:ごまたまご
茶杓の名:お濃茶:春祭り 茶杓の名:お薄茶:梅雨の便り
 連休中はお稽古が休みということもあって、久しぶりのお稽古だ。一週間をおくとちょっとぬけぬけになってしまう・・・。っていうか、いつも抜けぬけなのだが(^^ゞその上、ちょっと風邪ひいてて熱っぽかったのもあって、今日のお稽古はズタぼろだった・・。(汗)しかも、ひさびさの置き炉(炉が、そのまま畳の上にでてきたような感じで、一見は火鉢のような感じだ)のお稽古だったので、これでよかったっけ??とか、あれれ?とかの連発だった。先生は、連休中にお出かけしたことの思い出話をしておられて、話をきかなきゃいけないから耳で半分ききながら、頭の中はパニック・・。と言う状態だった。先生のこれはお稽古を惑わす攻撃か??それとも、お話しながらでもちゃんと、お茶を点てられるような人になる訓練なのか・・・。(>_<)苦難の道のりはまだまだ続くのであった・・・。やっぱり、熱あるときはお稽古は休もう。

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