一月二十一日(金)
主菓子:雪(生菓子) 干菓子:落雁
茶杓の名:お濃茶:寒椿 茶杓の名:お薄茶:寒修行

今日は一つ飾りのお稽古をした。ひさびさにやったので、わすれてるし。。あせるなぁ。。っておもってたら、
もっとあせらされる事をいわれた。。『30日お茶会に出ませんか?』って。。マジで??お客としてだそうで。
ひえぇ。。。お稽古はじめてから、10年になるけど、本式のお茶会に出るのははじめてかも。。(大勢参加
するお茶会には参加したことがあるけど)少人数で食事もでて。。着物きていくんだよぉ。。もうそれを聞いた
とたん、緊張しちゃって、お稽古のお点前どころじゃなくなってしまった(汗)先生いわく、『他の方のお点前を
見るのもいい勉強になるのよ。』だって。。確かに。。いつも個人レッスンなので、私は他の人のお手前を見
たことがないし・・。場合によっては中止になるかもしれないということなので、どうなるかはわからないけ
ど、お客としてうまくできるかどうか。。自分を試すのにいいかも。。あ〜緊張する。がんばるぞ。。。


 一月十六日(日)
主菓子:花びらもち 干菓子:落雁
茶杓の名:お濃茶:初春 茶杓の名:お薄茶:寿

 今日は、初釜です。しか〜しほぼ、懐石料理教室でした。先生から、朝早くに電話があり、『今日は初釜ですが、懐石の勉強をしたいとおもいますので、身軽で動きやすい格好できてください』
と連絡があった。いつも、初釜の時は着物を着ていくのだが、今回はお洋服を着ていくことに。
先生のおうちにつくとご挨拶もそこそこに、お懐石料理のお勉強に入った。まずは、ダシの取り方から。時間のかかる部分は先生が朝から仕込んでくれていたみたいで、
水を大き目の鍋にはり、その中に昆布を入れて昆布のダシが出るのをまつ。
1時間弱ぐらいたったら、鍋を火に掛けて軽く沸騰したら、火を弱めたっぷりと鰹ぶしをなべにはなつ。軽く煮たら火を消し、鰹節が落ち着くのを待ってダシを漉す。
だしはおっけ〜。って、これは先生が手取り足取りおしえてくれたんで・・というよりも、ほぼ先生がやってくれた。(笑)
次に、煮物椀の下準備。小カブをくりぬいて一度下ゆでし、そのカブの中に、水で戻した干ししいたけ、下ゆでした海老、銀なん、などを彩りよくいれて、香付けに柚子の皮を
少々入れる。そして、先ほどつくったダシで、味付けをした煮物汁で軽く茹でる。このときに茹ですぎてしないとね。。というのは、ちょっとよそ見をしてたらやわらかくなりすぎて、煮物椀に盛り付ける時にこかぶを崩してしまいたいへんなことになっちゃった。(汗)崩れたのは結局先生が食べてくれた。。ごめんなさ〜い。
次は、ハマグリのお吸い物。ハマグリは、手で一個一個丁寧に洗うこと。その前に前の晩から砂だしは、しておかなくてはいけないのだけどね。ハマグリを手で一個一個洗うのは、ハマグリが傷ついていないかとか、確認するためでもあるのだ。ハマグリのお吸い物は先ほどのダシをベースに味付けし、ハマグリが口をあけるのをまって、吸い物椀に入れる。このときに、彩りとして、オクラを先に下茹でしたものを切って中の種を出して入れるのだ。オクラの種とってつかったのは私はじめてだよ。。
 お作り(お刺身)は、甘海老と、ヒラメ、を使い、綺麗に真中を高くして盛り付ける。お花のように綺麗に見えるように盛り付けるのだ。お造りの周りに、レモンの絞り汁と、醤油、ダシをブレンドしたものを掛けて、味を調える。
 あと、八寸(写真二枚目)も作る。山のものと海のものを盛り付ける。山のものとして、銀杏を塩茹でしたものを松葉に刺すのだが、松葉がやわらかいので刺さらない。。格闘してみたのだが、先生の手を借りることに。
 先生は、『こういうときは、わからないように、爪楊枝で穴をあけてそこに松葉を通すといいのよ』って言ってくれた。なるほど。。小技だな。
 海のものは、目タイの甘露煮を爪楊枝に刺して盛り付ける。このときには、甘露煮の油が漆をいためるので、下に椿の葉などをひいてからもりつけるのだ。そういうことしらなかったなぁ。。
 ご飯が炊き上がったら、炊き立てをご飯椀に一文字にして盛り付ける(写真一枚目)飯がいで、釜のふちのご飯を一文字になるようによそうのだが、うまくいかないと綺麗な一文字にならないのだ。。一度自分でやってみたが、ご飯椀に入れようとした寸前に落としてしまった(T_T)残念。。
 あとは、懐石を先生といただきながら、準備することに。
 食べてみると、めちゃめちゃおいしい〜〜。ダシがいいとこんなに料理にもメリハリがつくのかと。。先生が
おしえてくれただけあって、(味付けはほぼ先生がやっていたような。。。)お料理店で出してるような、感じになった。これはおぼえなくては。。だしの取り方だけでも。
 途中、八寸や、千鳥杯などをして、色々食べて、歓談した。

 箸洗いの準備。箸洗いとは、あっさりさっぱりしたお吸い物みたいなもので、口の中の魚などの生臭さをとったり、箸についた、生臭さを取るといういみもあるらしい。箸洗い椀に梅肉を少々いれて、カブのくりぬいた中身も少々一緒に入れ、あとは、湯冷ましを掛けたお湯を注ぐ。それだけ。味が薄すぎてのめないのかな?って最初おもっていたが、これがなかなか、梅の味が効いていて、口の中がすっきりさっぱり♪こりゃいいわ♪
 その後は、湯桶と香の物をだす。湯桶には、本来ならおこげと、お湯をいれるのだが、おこげはさいきんの釜ではできないので、おかきを細かく砕いたものとご飯をほんの少々いれてお湯を注ぐ。香の物は拍子木切りをして、隠し包丁を入れて盛り付ける。隠し包丁を入れるのは、歯の弱い方でも食べやすいようにという心使いなのだそうだ。
 湯桶は、今までつかっていた、ご飯椀と吸い物椀に少しずついれて、香の物で椀の中をきれいにし、それをいただく。そうすることによって、自分がつかわせてもらった、器をきれいにするのだ。そして、持参した懐紙で軽く器の水気を取り片付けにはいるのだ。これで、今回の懐石のお勉強は終了。軽く一通りをしたのだ。

 懐石料理で緊張しすぎたのか、懐石の後のお濃茶、お薄茶はボロボロだった。(爆)来週からは、ちゃんとまたお茶のお点前がんばります。。今日はつかれた〜。。