自宅から車で約30分と近いうえに、現在の勤務地が福光町とあって
ここ数年の間に何度か医王山を歩く機会に恵まれた。
以前は、もっぱらアルペンスキーで遊ぶために訪れる山だったが、
山歩きを始めてから、医王山の別の楽しみ方を知ることができた。
とにかく医王山は、歩くのに楽しい山である。
さて、医王山は古くから霊山として知られている。この地を蓮如上人が訪れ、 浄土真宗を広めるまでは、この医王山周辺には、浄土真宗以前の 宗派の寺が、無数に点在していた。 そして、医王山はその僧たちの修行の場となっていたということである。
そのような歴史もあってか、地元の人々にとって、医王山は
たいへん馴染み深い山である。多くの人々は、“ヨーゼン”と呼んでいる。
中には、“イオウザン”または“ヨーザン”と呼ぶ人もいるのがおもしろい。
この山(奥医王山)の標高と地元の郵便番号(5桁)の一致は全くの偶然である。
前置きはこのくらいにして、
この山のおもしろさは、
小規模ながら変化に富んだコースにある。
“三蛇ガ滝”や“大池”、鎖を伝って歩く“蟹の横ばい”、岩場を一気に
登ったところにある奇岩“鳶岩”と見所が多い。
また、“医王山(790m)”“白兀山(896m) ”“奥医王山(939m)”と
3つのピークがあってそれぞれに楽しい。
朝、おにぎりを持って出かけ、 国見ヒュッテの案内板を見ながらコースを決めて 歩き出せばよい。 それで、1日楽しめる。 また、時間がなければ、それなりのコース設定も可能である。 国見平駐車場に車をとめ、砺波平野の散居村を眺めながらお弁当を広げる。 ただそれだけ。そんな山での過ごし方もよいのでは。
医王山でしっかり1日歩いたとしたら、
温かいお湯で汗など流して、
帰路につきたいもの。
“IOX・アローザスキー場”下の“IOX・クルム”では、
温泉が楽しめる。
入泉料は、500円。石鹸やシャンプーなどは揃っている。
ただし、タオルはお忘れなく。
これまで春、夏、秋と、この医王山を歩いてみたが、どの季節もよい。 今後は、冬、ワカンかクロスカントリースキーで歩いてみたいと 考えている。