中山(1255m) 2000/11/24


間もなく12月というこの時期に、私のようなビギナーが 気軽に登ることのできる山は意外に少ない。 雪が降ってしまえば、スキーを履いて歩く楽しみ方もあるだろうが…。

上市町の馬場島に着いたのは、ちょうど7時。 目前に荒々しい稜線の続く剣岳がそびえている。 “いつかこの剣岳に登ることもあるだろうか”などと考えたが、 今の自分の体力と経験ではそれもずい分先になりそうである。

車を降りるととにかく寒い。 同行の弟は、数日前から腹の調子が悪いらしく、 その上、腹を冷やしたらよくないということで、 車の中で少し暖かくなるのを待った。 2組のグループが登山口へと入っていった。 こんな時期に山にくる人なんて、自分たちぐらいだろうと思っていたが、 そうでもないらしい。

腹を十分に温めて、歩き始めたのは8時15分。 頂上までは、若干の緩急はあるものの登りのみの道である。 つづらおりに道が続き、どんどん高度を上げていく。 急なところには、丸太の階段があるので歩きやすい。 登れば登るほど、剣岳が大きくせまってくる感じである。 また、所々で出合うタテヤマスギの巨木もおもしろい。 ちょうど2時間ほど歩き、最後は2本の大きな樹の間をくぐると頂上である。

山頂から見える剣岳 剣岳の展望台と呼ばれるだけあって、そこから見える剣岳はすばらしい。 手を伸ばせば届く感じである。 1時間余りそこで休んだが、その間次から次と登山者が上がってくるのには驚かされた。 たちまち頂上は人で埋め尽くされた。

11時30分に下山を始めた。当然のことながら、今度は下り坂がずっと続く。 20分も歩かないうちに、右の膝が痛み出した。 やはり私の体重では、かなりの負担がかかるらしい。 途中何度か休憩を入れ、だましだまし何とか登山口まで降りることができた。 こんなに膝が痛んだのは、初めてのことである。下りは1時間余りであった。

好天にも恵まれ、今年最後の楽しい山歩きができた。 この時期だと、足元の所々に雪や氷などもあって滑りやすく、 冷やっとすることもあった。 ガイドブックによれば、文化の日あたりが紅葉も美しくお奨めの時期らしい。

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