砺波を6時30分に出発。開通したばかりの東海北陸自動車道を使えば、
上平村の五箇山インターまで30分で行ける。
国道156号線を走った場合の約半分の時間である。
五箇山インターから、岐阜県白川村の
白山スーパー林道馬狩料金ゲートまでは、また30分。
7時30分にゲートに着いたのだが、
一般車両の通行は、9〜11月の場合8時(6〜8月は、7時)からである。
ゲート前には、山水が引いてある。冷たいその水で顔を洗っていると、
愛媛ナンバーのおじさん(70歳近くか)に声をかけられた。
その方は、これで三方岩岳が2回目。
1度目はまだ雪の残る今春、このゲートから歩いて登ったそうである。
その時には、積雪も多く、あいにくの天候だったので、
三方岩駐車場のそばのトンネルの中でテントを張り、
一夜を明かしたそうである。
定年後山歩き(その方はそれを「冒険」とよんでいた)を始めたそうだが、
そんな調子で全国を廻っているらしい。
ご本人は、「私なんてズブのシロウト。あなたくらい若い頃から
(山を)やってれば…。」などと謙遜していらっしゃった。
三方岩駐車場に車を止め、歩き始めたのは8時45分。 途中、愛媛のおじさんと話したりしながら歩いた。 登山道の整備はゆきとどき、植物を説明する表示札も所々にある。 頂上に着いたのは9時50分。ゆっくり歩いても1時間である。 朝方かかっていた雲も取れて視界が開けた。あたり一面の紅葉である。
一休みした後、せっかくなので野谷荘司山まで脚を伸ばすことにした。
三方岩岳から野谷荘司山までは、約1時間40分。
登り下りを繰り返しだが、尾根伝いに歩くのは視界も開けていて気持ちいい。
途中、来た道を振り返ると、精悍な三方岩岳の岩肌が見られる。
文字通り、3つの四角い岩が並んでいるが、それぞれ「飛騨岩」、
「加賀岩」、「越中岩(白山スーパー林道のパンフレットには
「西三方岩」と書かれている。どちらが正しいかは不明。)」と呼ばれている。
野谷荘司山山頂には、20cm足らずの小さな手づくりの札がかけてある。
昼食をとり、引き返した。ガイドブックによれば、復路の野谷荘司山〜
三方岩岳は約40分とあったが、さほど標高差のない登り下りなので、
往路同様1時間30分はかかる。
三方岩岳山頂を経て、駐車場に戻ったのは14時45分。 私にとっては、ちょうどいい行程だった。 野谷荘司山からさらに妙法山(1775m)まで尾根づたいに歩くコースも 考えられるが、往復でさらに3時間以上かかるらしい。 このコースは、スーパー林道のゲートが早く開き、日も長い夏場がよいだろう。