畳の歴史
この部屋は、畳の歴史を各時代に分けて年表にしてみました。
日本人の生活の知恵「畳」が生まれたのは、今から1300年ほど前。
古事記などに敷物として登場し、中国の隋書東夷伝には日本で縁を
つけた畳が用いられた事が記録されていますが、厚みのある畳が生
まれたのは平安時代です。そのころは王朝貴族の贅沢品でした。
| ●縄文時代 農耕生活の始まり ●弥生時代 |
●竪穴住居にワラの跡 ●ワラをコモ・ムシロツカナミなどに加工 |
| ●古墳時代 大和朝廷による国土の統一 ●飛鳥時代 |
●高床式住居では敷物、ムシロ・シトネの使用 |
| ●奈良時代 710.平城京へ遷都 794.平安京へ遷都 |
●「古事記」に管畳・皮畳の記述 ●畳の専門技術者の生成 ●畳に厚みが加えられ調度品として置畳の登場 |
| ●平安時代 藤原氏の勢い頂点に達する 935.平将門の乱 1159.平治の乱 1192.源頼朝征夷大将軍となる |
●工匠として畳技術者の出現 ●帳台構えとしての寝所と厚畳が用いられる ●身分によって畳の厚さ、大きさ、縁の色柄を決める ●寝殿造り普及、貴族は畳、庶民はムシロ・コモが一般的 |
| ●鎌倉時代 武家政治が始まる |
●書院造りの普及、武家屋敷では寝所に畳が敷きこまれる ようになった ●畳から布団が分化する |
| ●室町時代 守護大名の力が強力になり、民衆の力 がたかまる |
●小さい部屋割りが行われ、畳の敷きつめがほぼ定着 したと見られる ●四畳半茶室形式の始まり |
| ●戦国時代 1488.加賀国で一向一揆起こる 戦国大名の覇権争いが始まる ●安土・桃山時代 1600.関ヶ原の戦い |
●綿布団の普及により町屋農村にも畳の敷きつめが 始まった ●畳業の安定的成長期に入る ●大阪・畳屋町の出現 |
| ●江戸時代 1603.徳川家康征夷大将軍となる 封建制度の確立 1615.武家諸法度の制定 |
●茶道の隆盛による畳の特殊化 ●畳割建物の登場 ●江戸・大阪で畳表の仲間組合で交流が盛んになる ●各藩の特産物に表床が登場する ●仲間組合の設立 |
| ●明治時代 明治維新の始まり 立憲政治の確立 富国強兵ー産業革命の定着 |
●文明開化に伴い家具調度の洋化で畳の上に椅子が 持ち込まれる ●中流以下では書院造り風の座敷拡大傾向が現れた ●明治の一般民衆の家として床の間つき6.8畳間が ●畳床を造る製畳機が一部実用化された |
| ●大正時代 1920.国際連盟加入 1923.関東大震災 |
●大正期には住宅需要の増大が畳をより大衆化した ●文化住宅化・和洋折衷住宅への定着 |
| ●昭和時代 戦争への道をたどりはじめる 2・26事件勃発 1937.日華事変 1941.太平洋戦争に突入 1945.敗戦(民主化への始まり) 1976.石油危機 |
●畳を縫い上げる逢着機が開発された ●公団住宅の出現・団地族の言葉が流行 ●住宅建設ラッシュ ●需要の高まりから逢着機が本格的に使われ、機械縫い ●中高層マンション時代 ●超高層住宅の出現 |
たたみ新聞社「たたみ専科」より