Vol.580 12.Jun.2009
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ドライブレコーダー
by fjk
「ドライブレコーダーとは事故などの前後を録画するための車載カメラ」とあり、前から興味があった。しかし、「万が一の時しか使わないので何となく高そう」と思っていたが、先日届いたJAF-Mateに「常時記録型ドライブレコーダ」が23100円で購入できると紹介があった。
従来のドライブレコーダーは事故などの衝撃を受けたときに、その前後の十数秒を記録する方式であるが、常時記録型はドライブ中は常に動画記録を行うものである。これにより、後でドライブ旅行の記録として残すこともできる。「あ、今の風景が良かったのに」と通り過ぎてからでもチャンと記録されている。従来の方式でもマニュアルスイッチで15秒前からの動画を残すことが出来るが、常時記録式はスイッチを押す必要がない(といっても画質はあまり期待できないが)。ドライブ時のカメラ助手は狭い車内でカメラを構えるが、常時撮影がなかなか出来ないので、これは便利そう。
常時記録式のもので高価なものは以前からあったが、昨年、安心マネジメントから「安心mini」(\29800)が発売され、話題となった。そして、今年の春にJAFMateから「ドラドラ」(\23100、ネット販売のみ)が発売された。どちらも約1時間(2GのSDカード)の録画が可能で、メモリが無くなると古いものから消されてゆく(SDHCの16Gが使えたともいうが・・)。先に発売された安心miniでは衝撃時に正しく記録されないことがあるというレポートがあるが、ドラドラは別フォルダーに格納されてこのような問題は無いらしい(あんしんmini2が出るという噂もあるが・・)。
ということで、JAF-MAteのドラドラを注文(http://www.jafmate.co.jp/dr/index.html)してしまったが、人気があり、納期は未定(7月のドライブ前には手に入れたいが)となっている。
安心miniでもと思って、カーショップなどを回ってみたが、店頭にはドライブレコーダはほとんど無く、今は一寸下火なのかもしれない(常時記録のものは皆無)。ついでにカー用品が置いてあるパソコン店や家電店にも寄ってみたがやはり品物がなかった。ヤマダ電機の金泉寺店が近々オープンするらしいが、その頃まで待っても無さそうと判断した。
機種名 | paparazzi | 安心mini | ECLIPSE | drive-one | ドラドラ | どら猫2 | DRY-R5 |
価格 | \19,800 | \29,800 | \52,500 | \51,000 | \23,100 | \36,800 | \32,500 |
メディア | SD-2G | SD-2G | SD-2G | SD-8G | SD-2G | CF-128M | SD-2G |
前記録 | 12秒 | 常時(15秒) | 12秒 | 3分 | 常時(15秒) | 15秒 | 15秒 |
後記録 | 8秒 | 常時(15秒) | 8秒 | 1分 | 常時(15秒) | 5秒 | 5秒 |
連続 | 20s*180 | 60m | 20m | 180m/8G | 50m | | |
画素 | 640x400 | 640x480 | 640x480 | 640x480 | 640x480 | 640x400 | 640x480 |
横角度 | 100 | 101 | 135 | 143 | 96 | 107 | 131 |
縦角度 | 75 | 72 | 105 | | 72 | 79 | 96 |
動画 | AVI | ASF | | Mpeg | AVI | | mpeg |
方式 | 一体型 | 一体型 | 分離 | 一体型 | 一体型 | 一体型 | 一体型 |
サイズ | 57*110*20 | 115*56*22 | 113*70*20 | 35*65*95 | 98*88*35 | | |
常時()の数値はマニュアルスイッチを押した時
入手が遅くなるのではと思っていたが、何とこのレポートを書いている日の夕方に、商品が届いた(注文から3日)。早速バックミラーの後ろのフロントガラスに両面テープで固定し、電源ケーブルをシガレット電源を入れると、本体のLEDが点滅し(約20秒)、その後常時点灯になった。「手動記録ボタン」を押してみると、しばらくRECランプが点滅し、データが記録されているようである(前後15秒)。本体の横にある「常時記録ボタン」を押すと、RECランプの点滅が止まらなくなり、常時記録されているようである。
しばらく車をテスト走行させて、電源OFF後(注意!、電源を入れたまま抜き差しすると、カードが壊れることがある)、レコーダからSDカードを抜き取り、パソコンでSDカードの中にある「ドラドラマネージャー」を起動し、撮影された動画を見ると、チャンと録画されていた。広角撮影なので左右の画像が少し変形しているが、まあそれなりに画像は綺麗である。ただし解像度は思ったほどよくなく、前を走る車のナンバーは読み辛い(圧縮度が高いためか・・)。走行中の3軸の加速度や音声も記録されており、車のナンバーは声を出して読み上げれは良さそうである。
常時記録中でも衝撃があれば別のファイルとして記録されることになっているが、今回の走行では衝撃がなく記録のテストは出来なかった。3軸の衝撃の感度は自由に設定できるようになっているので、感度をあげればテストは出来そうである。
記録画像の再生は出来れば車の中でと思い、KOUJINSYAのXpノートパソコン(画面解像度1024x600)で使えないか試してみた。ソフトの動作環境としては1024x768以上の解像度を必要としているので、プレビューモード(1024x768)に設定してドラドラマネージャーを起動したが、動画は表示されなかった(時々フリーズする、DirecDrawが正常に動作していないらしい)。 ドラドラではこのような場合に、GDI版(http://www.drive-drive.jp/からダウンロード)が準備されているので、GDI版で起動すると、今度は動画も正常に表示された。
付属のSDカードは2Gbと小さいので、手持ちのSDHCカードが使えないかテストしてみた。結論から言うと、16GbまでのSDHCカードの全てで記録が可能であった(容量とおりの時間の記録が出来るかは確認していない)。
(撮影例は容量が大きいので削除しました)