Vol.588 11.Sep.2009
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パソコン診断
by TMX
居間で使っているパソコンが急に動かなくなった。電源かと思いテスターで+5V、+12Vが出ているの確認しました。MB、メモリ、CPUまたはVGAカードのどの部品が不良なのか、どう判断すればいいのか分かりません。s.sさんに相談するがやはり判断が難しいとの事。
MPに行き診断方法を相談、教えてもらいました。幸い我が家では接触不良?と思われ、今は順調に動いています。教えていただいた診断方法を紹介します。
- コネクタ、部品のゆるみ、はずれ、接触不良等がないか、一度全部の部品を外して再度確認する。
- 電源を入れ一度確認。
- MBにブザーを取り付け、メモリーを外して電源を入れる。ブザーがピーピーと音がでる。)
- VGAカードを外して電源を入れる。(ブザーがピーピピピと音がでる。).
- これでメモリかVGAカードの不良かどちらか判断できる。
- MBの不良かCPUの不良は判断がしにくいが、MBのコンデンサーの膨らみ、パンク、基盤の変色等を発見出来れば意外と簡単に結論が出るのではないのでしょうか?
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PS3
by ja9vvj
先週衝動買いしたPS3ですがちょっと使用記を。まずデザインから…。、前評判の通り「チープ!」の一言に尽きます。前機種のデザインは好みによるのですが、外装の艶有りのブラックは美しかったのですが、今回の外装は艶消しブラックの樹脂仕上げそのまま。どうやらPSシリーズは新しくなるにつれ、小さくチープに変わっていきます。困ったものです。初期型の高価な所は、外装の仕上げに寄る所大です。HDDが60GBから、120GBと倍増しています。BDの再生は確かに綺麗です。TV自体がHDもどきですので、性能は発揮出来ていませんが、ピンジャックの事を考えれば十分です。HDMI端子でPCディスプレイに繋いだところ、発色が弱くディスプレイの安さが表れてしまいました。光沢仕上げのSP付きが欲しいです。外部SPはまだ繋いでいません、買ってはあるのですが、接続コードの不備です。ディスクを入れたり、再生させようとすると、目障りなノイズが表れます。新PS3の固有の症状か、はたまた全てのPS3の症状なのか不明です。
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自動暗号化によるデータの保護
by fjk
USBメモリやポータブルHDDなどデータをパソコン間で持ち運びが出来て便利なものですが、紛失時などにデータを他人に見られたり、ウィルス感染の原因になったりすることが懸念されている。
データを他人に見られなくするには、(AESなどによる)暗号化が有効であるが、暗号化と複合化を行わなければならず、手間が増えて、使うのが面倒になる。そこで、そのような煩わしさをかけないツールとして「自動暗号化ツール」が登場してきた。自動暗号化ツールは暗号化されたメディア側などに常駐し、メディアへの書き込み時に、自動的に暗号化されて記録され、暗号のキーワードがないと中身が見えないようになる。メディアを壊しても既に暗号化されているので、サルベージも不可能である。このようなメディアをパソコンに(USBなどで)接続すると、キーワードの入力を促す画面が現れ、正しいキーワードを入力すると、読み込み時には自動的に複合化され、通常の外部記憶装置と変わらない操作で、暗号化を全く意識することなく読み書きが出来るようになる。
自動暗号化ツールには、ハードウェア対応のものとソフトウェア対応のものがある。ハードウェア対応のものでは暗号化によるスピードの遅れをほとんど感ずることなく使用できる。既に購入済みの自動暗号化が未対応のメディアの場合は自動暗号化ソフトを使うことで同じようにファイルを管理することが出来る。ただ、注意すべきことは、キーワードをある回数間違えると記録されたデータを全て消去し、出荷時に戻るものが多いので、キーワードは忘れないように注意が必要である。
ウィルスに関しては、装置の起動時に実行されるautorunを監視し、ウィルスの感染を防止したり、記憶した内部データをウィルススキャンする機能をそなえているものもある。
<ハードウェア対応USBメモリ>
メルコ RUF2シリーズなど
IOデータ EDシリーズなど
エレコム MF−EU2シリーズなど
<ハードウェア対応ハードディスク>
メルコ HD−PXシリーズなど
IOデータ HDPN−HSUシリーズ
<自動暗号化フリーソフト>
USBdriveSecureToolなど
メルコのHD-PX500U2-BKとRUF2-HSCL-2Gを購入して使ってみたところ、接続後に認識されるMANAGE_DRVのPASSWORD_L.exeをクリックするとパスワードの入力画面が表示され、正しいパスワードを入力すると新たなドライブ(USER_DRV)として認識される。パスワード認証後は普通の外付け記憶装置と同じであり、スピードも速く、操作に違和感は無い。HD-PX500U2-BKでパソコンの自動認証を設定しておくと、接続時にパスワードの入力無しで自動的に認識させることもできる。RUF2-HSCL-2Gでは使用するパソコンにソフトのインストールを行わなくても良く、またAutorunも使わない(使うことも出来るが)ので安全である。「ハードウェアの安全な取り出し」を使ってドライブを取り出せば、再び暗号化される。
ついでにUSBdriveSecureToolも試してみたが、RUF2-HSCL-2Gと同じように使うことができた。ただ、vista64マシンに差し込んだところ、認証後にエラーが出て、その後暗号化されなくなってしまった(そのまま中身が見える)。Xp32マシンの「USBのセキュリティプログラム」で再び「有効化」を設定すると、暗号化が有効になった。64ビットOSで動作を確認「した」・「しない」と相反する情報が飛び交っているが、64ビットOSでは使わない方が良さそうである。
<使用上の注意点>
- HD-PX500U2-BKをUSB接続後、自動的に「ドライブナビゲータ」が立ち上がるので、指示に従い暗号化モードを設定。さらに、TurboUSBを有効化し、再起動したところ、ドライブを認識しなくなった(多分TurboUSBのエラー)。メルコのHPのTurboUSBのQ&AにあるようにTurboUSB動作を「無効」にするか、WindowsでTurboUSBプログラムの削除を行うと、正常に認識されるようになった(汎用的に使うならTurboUSBはセットしない方が良さそう)。
- 工場出荷時にHD-PX500U2-BKはFAT32でフォーマットされているので、4Gb以上のファイルを扱う場合、NTFSで再フォーマットしなければならない。
- カタログにも記載されているが、これらの自動暗号化機能はwin98やwin-MEでは動作しない。win2000sp3、winXp以降のOSが必要である(MacはOS10.4以降)。