Vol.589 18.Sep.2009
D
デイスク・エディタとテラ・パッドでCSVファイルのレスキュー
by 山古事記
マイ研の者らしからぬ「失敗のリカバリ報告」です。機電研の東京衡機の100ton(1000kN)強度試験機をお借りして,10年間野外で腐朽させたフィールド・アスレティック用材(10p角材とΦ10p円柱材;スギ,ベイツガ,ベイマツ)の縦圧縮試験を,1日半行った。初日は,半日予定で,圧縮弾性率も求めたいので,グラフテック社のデータロガーを接続し,歪み(#1ch)と荷重(#2ch)を,0.1秒ごとにロギングした。このときは,ロガーの外部メモリであるCFから,試験片ごとのCSVファイル(時刻データ付き)をなんなくコピーできた。その3日後,朝からまる1日掛けて,昼休みもパンをかじりながら午後4時過ぎまで,試験を続け,試験片全てをつぶした。さて,ファイルのコピーをしようとすると,FATが壊れているらしく,一つもコピーできない。fjkさん所蔵のAOS製2007年版ファイナルデータでも復元できない。精細モードでディスクを覗き込むと、どうやらデータはファイルに全てセーブされているようなので一安心。
原因がわからないため(FATが壊れたのかどうかも)、その夜からほぼ丸二日がかりでの、百姓レスキューをするはめになった。ファイナルデータは、メモリには対応していないらしく、セクタも連続2セクタしかコピーできない問題があった。そこで、INETで調べ、連続したセンタダンプができるVector社取り扱いのディスクダンプエディタ(以下DDE)をDLして1ヶ月のお試し期間として使った(シェア:2,700円)。このDDEは、ディスクだけでなくメモリもダンプ可能、連続セクタダンプ可能、だけでなく、文字検索可能なので、ロギングされたファイル出だしの共通部分を手がかりにファイルの開始セクタ番号を確認、次のファイルの開始センタ番号−1番号を終了セクタ番号としてリストアップ(Excelファイル)した。ほかに矩形消去ができるので、「アドレス+16進数+テキスト表示部」のうちアドレス部と16進数部をまとめて消去できる。しかし、結果が汚かったので、小生は、空白部を区切りにして、Excelでテキスト列を抜き出し、テキスト・セーブをした。ファイルは、全部で84もあったので、うんざりだったが、ひたすら、がまんがまん。
つぎに、不要な「”」と改行CR(\n)コードの削除を行い。CSVファイルの正しい改行位置に改行を入れる操作が必要になった。最終的にはExcelで処理できるようにしたいのだ。正しい改行は、テキスト化時に「..」になっていたので、制御コードがいじれる、ノートパッドやワードパッドに替わる一太郎を使ったが、これがまた遅くて、3000データ以上のロギングファイルになると、1ファイルあたり30分を越えた。軽くて早いテキストエディタがないかなとINETで調べてみると、無料ソフトでテラパッドというのがあった。1ファイルあたり約4800データでも、20分以内で、200データ代のファイルでは7〜8分で変換可能であった。
DDE様とテラパッド様のおかげで、100%のデータ・ファイルのレスキューができました。
M
モバイルパソコン
by TMX
fjkさんから譲っていただいた工人舎のパソコンはSA1F00Aは2006年12月に発売された、B5より小さい小型軽量低価格のWindowsXPモバイルパソコンです。インターネットも出来るよう(無線LANは標準)モバイル契約もしました。モバイルは各社から色々なタイプが出ていますが、とりあえずメールからとお手軽な物を探しました。今回はキャンペーンで初期手数料と機器使用料が無料のソフトバンクC01LCというUSBスティックタイプにしました。データ定額とワイドエリアに対応しています。データ定額プランはイーモバイルの回線を使い、料金は1,000円からで最高でも4,980円です。ワイドエリアは携帯電波で通信するため完全従量制です。USIMカードで使い分けしますが通常は定額プランで十分対応出来そうです。
P
ポケットプロジェクター
by fjk
胸ポケットから取り出してスクリーンに大きく表示するプロジェクタが話題となっている。外出先などでのプレゼンやカメラで撮った写真や動画を投影するなど様々な場所で威力が発揮できる。代表的なものとしては、
型名 メーカー 価格 輝度 パネル 画素数 メモリ 入力
Mpro120 住友3M \40000 10lm LCOS 640x480 ----- コンポ、RGB
PK102 Optoma \44000 10lm DLP 480x320 4Gb コンポ、RGB
OCP-01 ケンコー \24000 12lm LCOS 640x480 1Gb SDHC、(USB)
PocketCinemaV10 Aiptek \11111 10lm LCOS 640x480 1Gb SDHC、(USB)
CV-MP02 キャストレード \35000 10lm LCOS 640x480 ------ コンポ、RGB
AD-MP15AW ADTEC \24000 15lm LCOS? 640x480 ------ コンポ、RGB
MJP01-B MediaJapan \27800 15lm LCOS 640x480 ------ コンポ、RGB
400-PRJ001 サンワ \19999 10lm LCOS 640x480 ------ USB(モニタ)
これらのプロジェクターの輝度は10ルーメン程度なので、チョット暗い室内が必要で、さらに大きな画面での表示は難しい。入力としてはコンポジット信号、RGB、USB、メモリカードなどがあり、パソコン用かマルチメディア用かで選択が別れる。メモリ付きのものは本体に映像を記憶しておくことで,屋外などで単体で使うことが出来る。
プロジェクタのパネルは高輝度の業務用としては液晶方式が主流であるが、小型なプロジェクタにはDLP(Digital Micromirror Device)方式かLCOS(Liquid crystal on silicon)方式のものが使われている。小さなミラーを使うDLP方式に比較して、LCOS方式はシリコンチップ上に直接液晶が載せられており、高い解像度と高輝度を得ることができる方式として期待されているが、色安定性や応答速度が遅いなどの指摘がある。サンワのPRJ001はUSB接続モニタがプロジェクタになったもので、電源もUSB(2ポート)で(1Aを)供給する方式でパソコンでのプレゼン向きである。
ちなみに、ノートパソコンにPRJ001を接続し、センカンダリモード(第2画面)に設定して表示を試してみた。USBは1つのみだと5ルーメン、2つ使うと10ルーメンとなる。チョット暗くした室内で1.5m離したスクリーンに投影(32インチ)してみると、画面は暗く640x480の解像度だがアイコンの小さい文字まで綺麗に読み取ることが出来る。PRJ001はパソコンのプレゼン用としては結構使えそうであるが、動作音がチョット大きく、かなり気になることが欠点である。
USBから電源を供給する場合、パソコン本体で足りない場合はUSBハブを使うことが多いが、単に電源だけでよいのであれば、携帯に便利なUSB充電アダプタを使う手もある。写真の手前にあるのはラディウスのRA-AD05K(\750、5x5x1.5cm)でUSBから5V/1Aを供給できる。当然、携帯やiPodなどの充電にも使うことも出来る。
|
|
第2画面でスクリーンに表示 |
本体とUSB充電アダプタ |
U
USBメモリのドライブ
by TMX
USBメモリを日頃使っていて何かの拍子にドライブ情報は変わることがありませんか?
今までずっと同じドライブだったのに新しくUSB機器を繋いだら違ったドライブに変わってしまい、不都合が生じます元のドライブ情報にする方法ありませんか?
−>gooで検索してみるとhttp://oshiete1.goo.ne.jp/qa2384276.htmlに回答がありました。(fjk)
- フォルダーに"SUBST Z %CD%"を記述したバッチファイルを作成し、実行する。
- Xpでは管理ツール/コンピュータの管理/ディスクの管理/でドライブ文字を変更する。
とりあえず変更が出来ますが、自動では設定できないようです。