Vol.597 8.Jan.2010
I
HONDAのインターナビ
by fjk
インターナビとはHONDAが提供する同社のカーナビゲーションシステムユーザーを対象に、携帯電話を利用した交通情報サービスである。主なサービスは、オンデマンド型の交通情報サービス「インターナビVICS」であるが、地図の無償更新サービスやパーソナルホームページ、緊急時のQQコール(有料)などがある。
愛車が2007年式のオデッセイで、一応インターナビ対応車種であったが、専用通信カードもしくはMOVAでしか接続することが出来ず、このサービスをオンラインで利用していなかったところ、ネットでIOデータのHONDA車専用のブルーツース(BT)ユニット(NVBTH2D)が処分セールか、定価のほぼ半額で売られており、ついポチンとボタンを押してしまった。(2008年10月以降のカーナビにはBTが標準装備)
注文から2日目には手元に配達された。配線には専用TELコードが必要だが、セット販売のものが既に売り切れており、HONDAディーラでほぼ定価で購入した。車とNVBTH2Dのマニュアルに従って電源ケーブルをシガレットに接続し、通信ケーブルを配線(接続コネクタがグローブBOXに付いている)し、ナビを起動させると、NVBTH2Dを認識した。
BT対応携帯電話(P903i)との接続には、携帯電話の機器コードを一旦、指定の番号に変更し、携帯電話でBTサーチし、BT接続を試みると、NVBTH2Dを認識し、BT登録と接続が完了した。そして、カーナビのメニューからHONDAのプレミアムクラブに接続を試みると、問題なく接続できた。通信速度が9600bpsとかなり遅いが、途中で切れることもなく安定している。そして、HONDAからの最初のメッセージは「オイル交換時期が近づいてきています」でした。
混雑サービスや、天気など他のサービスも試してみたが、それなりには使えそうである。しかし、道路情報はVICSがあるところではVICSが優先され、運転中を考慮してか、情報も画面に出るのではなく音声による読み上げである。さらに、走行中には操作出来るメニューが絞られている(信号で止まれば操作出来る)。
と、いろいろといじくっていると、突然車内に電話の呼び出し音が響いた。そういえば、このオデッセイはハンズフリーに対応していることを思い出した。あわてて、ハンドルに付いている受話ボタンを押すと、電話が繋がり(自動着信設定時には4秒後に自動接続)、両手で運転状態のまま、会話が可能である。電話の相手に現在の状況を告げると、少しノイズが混じっているが音声は大きく聞こえると言っている。
BT携帯をポケットに入れたまま車に乗ると、自動的にBTで携帯電話と接続され、ハンズフリー機能が働くようになる(発信番号をカーナビに登録すればカーナビのボタンでワンタッチ接続できる)。ヘッドセットやマイクも不要で、携帯電話を取り出すこともなく、車がしゃべり、車に話しかけるだけである。ハンズフリーは当初考えていなかったので、うれしい誤算である。唯一の難点は携帯電話の電池の消耗が早そうなことである。