Vol.613 5.Nov.2010
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miniITXマシンの強化
by fjk
abc574で紹介したatom330のminiITXパソコンは、動画の表示でもたつくなど不満があった。他のマシンで使おうと準備していたwindows7が余ってきた。windows7はSSDに対応している、などがあり、システムを再構築することにした。
そこで、ITXマザーボードとしてcore-iCPUを使ったマザーボードを使えないか検討したが、i7〜i3のTDPは35Wですので、120Wのケースで何とか使えそうですが、小さなケースで冷却に不安があります。出来るだけTDPが小さな方が良いと思い、TDPが13Wのatom525を使ったボードを探すことにした。atom525でSATA(通常2つ)のみしかないボードは沢山あるが、BDドライブとしてUJ-120が既にあるので、IDEインターフェースを持つボードを探すと、gigabyteのGA-D525TUD(\10,000、IDE×1、SATA×2,gSTAT×2)がみつかり、近くのパソコンショップで手に入れることが出来た。ただし、メモリはDDR3-800となる。
ボードを交換し、SSDのXpを起動。インストールディスクをドライブに投入。自動起動でwinndows7インストーラが起動。インストールディスクに起動SSDを選択(上書きインストールを選択)。しばらく正常にインストールが進んだが、最後の段階でエラーとなり正常にインストール出来なかった。時間がかかりそうなので、この原因の追及と対策を諦め、もう一台の3.5インチHDDにwindows7をインストールすることにした。
SATAのケーブルを差し替え、3.5インチドライブから同様にXpを立ち上げ、Windws7をインストールすると、今度は何の問題もなくOSのインストールが終了した。ここで、ボードに付属のCDからドライバーをインストールするのであるが、GA-D525TUDはOSを立ち上げてからドライバーをインストールする手順となっていた。この手順に従い、ドライバーをインストールすると、VGA、LAN、BD、USB、オーディオなどが使えるようになった。
次に、DVDの書き込みが行えるように手持ちのB'sRecorder7をインストールしたところ、UJ-120ドライブがアクセス(見えなく)出来なくなった。仕方がないので、B'sをアンインストールしデバイスを確認すると、CDデバイスに”!”マークが付いていた。そこで、gigabayteのCDを差し込み、ドライバーの再インストールを行うと、”!”マークが消え、正常にドライブが使えるようになった。
他のソフトということで、MoveieWriter2010のインストールを試みると、今度は正常にインストールが出来た。ただしMoveieWriter2010のシリアル番号は大文字小文字を区別されていて、何度か番号が違うとエラーが表示され、解決に時間が係った。入力の手抜きはやはりダメである。
さて、マシンの性能ですが、エクスペリアインデックスはグラフィックが最低で3.0、CPUは3.5でした。IDEインターフェースに拘るとこれ以上は期待出来ないようです。小さなケースですが、CPU温度は50℃で安定しているようです(フル稼働にするとちょっと不安)。発熱が心配ですがH55ボードでSATAーIDE変換アダプターを使うことも検討すべきか・・。この場合、TDPが35WのCore-i-Mシリーズや、18WのCore-i-UMシリーズが魅力ですが、ノートパソコン用で、個別売りはされていないようです。