Vol.632 10.Feb.2012
H
ハードディスクの相性?
by fjk
Vistaマシンのメインドライブはアクセス速度を重視して320GBのST3320613ASを使っていたが、アプリケーションを追加していくと空き容量が心配になってきた。そこで、1GbのST1000DM003に換装することにした。ディスクの引っ越しはパソコンが無くてもHDDが丸ごとコピーできるMARSHALのクローンHDDスタンド(MAL-2235SBK)を用い、HDDの未使用領域をPargonのHard Disk Manager Suite 10で拡張し、無事引っ越しが終了した。
しばらくは、調子よく何のトラブルもなかったのだが、ある日突然、パソコンの起動時にHDDを認識しなくなり、「起動ドライブがありません」と冷たいメッセージが出るようになった(BIOSでも認識されていない)。「はずれのHDDかな」と思っていたら、次の日は正常に起動した。一度起動すると、何度再起動しても正常にWindowsが立ち上がる。さらに翌日は、また起動しなくなったが、電源のon-offを何度か繰り返すと、そのうちに起動してきた。どうもHDDかマザーボード(P5QDx)で動作が安定するまでOSにHDDが認識されないらしい。
いつも不安定な起動は困るので、新たにウェスタンデジタルのWD10EZRXを購入し、同じようにディスクコピーを実行し、HDDの交換を行うと、それ以降は常に正常に起動するようになった(BIOSでもちゃんとHDDが認識されている)。
ちなみにシーゲート社製のハードディスク(例えばST3320613AS)でHDDの電源ケーブルを共用(数珠繋ぎ)すると認識しないことがあるそうですが、私の場合は問題なくチャンと認識されていました。どちらにしてもMBやHDDには固有の違いによる相性があるようで、いろいろと変えてみる必要がありそうです(同時に接続しているST2000DL003は常に正常に認識されています)。
N
山行のお供にSonyのポットサイズカーナビNAV-U37に1/2.5万地形図を入れて
by 山乞食
日本全国の1/2.5万地形図(国土地理院発行)は、多色刷りで全部買うとたぶん200万円を超えています。これをほしいと思うのは山好きのためか、仕事のためか、単に地形図好きのためかわかりませんが、小生の40年来の夢でした。これを鞄に詰めて次々に取り出して、日本全国を旅するのが夢でした。もちろん、現代の松尾芭蕉ではなく、道に迷いたくない物見遊山な身勝手な輩です。
山行には地形図は欠かせません、道に迷うとへたすると帰れなくなるかもしれません。1/2.5万地形図には林道や山道も書き込まれています。時には磁石を頼りに、地形と地物で現在位置を確かめ、進路と残りの行程を知るために使います。仕事には、樹木の生息していた場所や試験地の位置情報を記録するためです。東経、北緯、標高そして地名、地形、植生が情報です。地理・地形図好きは、高校の地理を学んでからで、空を飛びたい幼児期からの夢の延長にすぎません。
つい最近、SonyのNAV-U37が2.5万円でネット販売されていたので買ってみました。買った理由は、使っているPanasonicのゴリラの地図が4年ほど前のもので古くなったのと、なによりNAV-Uの方がこじゃれたナビゲーションをするという口コミと、地形図が使えるという情報があったからです。確かに、曲がり角の交差点名などを表示だけでなく音声で案内されると、車前方に視線を出しやすく安心です。
地形図の方は「アウトドア地図」としてオプション扱いですが、全国の地図が無料でSonyのNAV-Uサイトからダウンロードできました。ただし、メモリースティクProデュオ16GBを必要とし、Sonyの売れていない製品だけにやや割高で3500円ほどかかりました。画面が小さく、表示範囲と拡大率(8.5o/200m;1/2.5万の8oよりほんの少し大きい)が今一ですが、ポケットサイズですから表示画面が小さく仕方がないところです。しかし、現在位置と画面を見る方向が即座に表示されるのは、明らかに便利です。内蔵コンパスは、16分方位で、やや精度が粗く、地形・地物による確認補正が必要ですが。
バッテリーはフル充電で5時間とのことですが、電源オフボタンを短く押しておけば、2時間はスタンバイ状態で、オープニングを含め30秒ほどで現在位置を表示してくれるので、使うときだけオンにして移動中はオフにしておけば、山行一日分はノーチャージでいけるはずです。むろん、交流100V、シガレットコンセント、USBチャージが可能で、USB電源からも充電できますので、単三乾電池持参で連泊山行にも対応できそうです。ただし、USBチャージ中はGPS機能が使えません。