ボンサイラボのBS01で造形ができることを確認したが、そうなると既存のモデルを参照して3Dデータを作りたくなる。そこで、3Dスキャナーを探してみたが、性能の良いものは高価で、なかなか手頃なものが無い。と、思っていたところXYZプリンティング社からスキャナーとプリントが1台でできるダビンチ1.0AiO(All in One?、\119800)が販売されていた。安価な3Dスキャナーでもほぼ近い価格なので、プリントもできる3Dスキャナー(安価なのでそんなに性能は期待できないが)としてAmasonで購入した(WiFi対応でデュアルノズルの2.1Aioのリリース案内もあるが)。
在庫があったので、ダビンチ(daVinci)は注文からわずか2日後には配達された。解っていたがやはり「大きくて重い」(梱包サイズ:468x510x550mm、梱包込みで約29kg)。狭い階段を2階にやっとのことで運んだ。
daVinci1.0Aioは単独で印刷することが出来、付いてきたフィラメントをセットし、デモプリントを実行してみました。特にどこも調整することなく、段は完全には無くならないが、30分くらいで思っていたよりは綺麗に印刷できました(出荷時に最適に調整されているので再調整不要)。
インターネットで無料のstlファイルを捜してみるとディズニーのオラフがあったので、ダウンロード後、xyzwareに読み込み「非常に良い」を選択後、サポートをチェック(サポートあり)。さらに「詳細」をクリックし、シェル=太い、レイヤー高さ=0.1mm、速度=遅い、で印刷してみると、2時間くらいで造形できました。積層による段の縞は少し気になりますが、プラモ用の塗料を塗ると何とかそれなりの仕上がりになりました。
daVinci1.0Aioによるスキャンも試みました。スキャンを行う前にファントムを使って設定を行う必要があります。マニュアルに従って設定を行い、回転テーブルの上に模型を載せてスキャンを実行してみました。結論から言うと、そのままではプリントデータとして使えるレベルではなく、取り込んだstlデータを修正する必要がある。そのうちにstlファイルを編集できるソフトを入手しようと思う。3Dスキャナーとして使うことを考えていたが、やはり期待はずれでした。モデルの表面の反射を少なくするなど、もう少し条件を変えて挑戦してみようと思う。
さて、2つの3Dプリンタが使える環境となったが、BS01は造形パラメータの設定の自由度が大きく、交換パーツなども個別で入手でき、使用できるフィラメントもナイロン(Ichibey日々の記録)などほとんどものが使えそうで、トレーニングや改造・実験用に適している。特に柔軟で曲げることができるPolyFlexPLAは是非使ってみたい材料である。一方、daVinciのフィラメントカ−トリッジにはチップICが付いているので、専用カートリッジのフィラメントのみ対応(ICをリセットする裏技があるようですが・・、AiOでも同じか?)だが、ほぼ200mm立方サイズで容易に3D造形(一応3Dスキャンも)ができる。しかし、細かな造形条件を設定できない、ということでデュアルヘッドのBS01(種々の材料用)とシングルヘッドのdaVinci1.0AiO(汎用、大きなものの造形用)の2台のプリンタを使い分けることにした。
あ、そうそう、使い始めてから1ヶ月ほどたった頃に、フィラメントの交換をしようと「アンロード」を実行したところ、温度が130℃までしか上がらず、フィラメントを抜くことが出来なくなりました。サポートの電話したところ、「直ぐに、引き取りにうかがいます」とのこと。電話から2日目に宅急便が取りに来ました(取っておいた段ボールを使って梱包)。それから約1ヶ月頃に「修理完了」の郵便が届き、その翌日に、修理を終えたプリンタが返ってきました。遅いと思いましたが、実はもっと早い時間で修理が終わっていたのですが、不在の期間が多くあり、自宅の電話がなかなか通じないので、郵便を送付したとのこと(携帯番号も連絡しておけばよかった)。故障の原因はヒータのコネクタ不良で、修理後のコネクタはずいぶん頑丈なものになっていました。ネットで調べてみると、このコネクタ不良は他の方でも報告され、リコールとして早い対応だったのかもしれません。修理後は正常にフィラメント交換が出来ています。また、このトラブルのおかげでノズルヘッドの取り外しと掃除が出来ることを学びました。
davici(というかxyzWear)は(多分)初めての人でも造形が容易に出来そうですが、逆にユーザが設定できる条件が少なく、使用するフィラメントによって造形が綺麗にならないことがあります。もっと条件を自由に設定できるプロモードがあればと思います(Cureを使った例も報告されているようですが・・)
ダビンチ(左)とBS01(右) | ツールスタンド | ミニカーの3Dスキャナー取込例 |
冷凍庫に入れておいたアイスクリームを食べる時に困るのが、「硬くて食べれない」ことですが、こんな時に便利なアイスクリーム専用スプーンが販売されています。スプーンの素材にアルミニウムを用い、アルミニウムの熱伝導を利用し、スプーンを持つ手の体温でアイスクリームを溶かしながらすくい取ることが出来ます。実際に使ってみると大きな力を入れることなく、そーっと押し付けているだけでアイスクリームの中にスプーンが入って行きます。スプーンは1本1本手作りで作っているので、価格(\3240)は安くはありませんが、アイスクリームが好きな人には欠かせないアイテムです。
「15.0%と」はアイスクリームの定義が乳固形分が15.0%以上であることから名付けられたとのこと。
簡単にすくえます |