Vol.677 5.Jun.2015

ご開帳(善光寺)へお出かけ PDFファイルにページ番号を付加する

G ご開帳(善光寺)へお出かけ

by fjk

 それは突然でした。善光寺のご開帳は7年に一度で、今年は4月5日から5月31日まで行われました。3月頃に、「新幹線も開通したので、行ってみたいね」と話していたのですが、なかなか出かけられず、ご開帳が終わりになる間際の30日に、「最終日に行こうか」ということにしました。それではと、事前に少し調べておこうかと昼食後にネットで情報を調べていると”土日は120分から150分の待ち時間”、”午後の方がすいている”と、最終日であればもっと混みそうな情報が出ていた。
 「新幹線であれば1時間で長野まで行けそう」と思い、新幹線の時間を調べて見ると、50分後にかがやき528号(15:10)があることが判った。同行予定者に「明日は混みそう。今だったら間に合いそう」と声をかけると、「それでは」ということになり、20分で出かける準備と切符のネット予約、戸締まりをして、駅に向かう。駅には10分前に到着し、予約の切符を自動機で入手し、ホームに向かう。慌てて出てきたので、手荷物は財布とカメラのみ。ホームの自動販売機で飲料を購入し乗車口に向かうと、すぐに列車がホームに入ってきた。  長野までは45分の旅である。天気は曇りで、残念ながら立山連峰は雲の中。お茶を飲んだり、トイレに行ったり、車窓の景色を見る暇もなく、トンネルをいくつか通り抜けると、長野駅についた。善光寺までは善光寺口の1番乗り場から出る直通バスが便利と調べてあったので、バス乗り場に向かかう。乗り場には並ぶ人がいなかったので、先頭に並んでいると、バスがやってきた。当然着席できたが、その後多くの乗客が乗り込み、ほぼ満員になった。「午後の4時でもこんなに混み合うとは、さすがにご開帳」と思う。駅の案内所のおじさんが「本尊参詣は5時までだよ」と教えてくれていたのが少し気になる。善光寺には4時15分に付くことが出来た。参道はまだ人が多く(特に帰る人)、人混みをよけながら仁王門を通り、山門(三門)に向かう。
 山門をくぐると、回向柱に触るために並ぶ沢山の人で混んでいた。中央よりも端の列が空いていたのでそこに並び、更に後ろに回り込むと、短時間で回向柱に触ることが出来、柱にもたれながらお参りをした。「内陣参拝までの時間はまもなく終了します」とアナウンスがあったので、あわてて本殿横に出来ていた参拝の列に女房を並ばせ、参拝券売り場へ向かう。売り場では「時間切れで参拝できないかもしれませんが、明日も使用できます」という。「明日はないな」と言ってそのまま帰る人もいたが、入場できなくても記念にと参拝券(500円)を購入する。内陣参拝の他、お戒壇巡りも行われていたが、こちらは受付を終了していた。
 内陣参拝ができるかどうか不安があったが、5時前には本堂に入ることが出来た(私たちの後20人程度で参拝券の発売が終了したようで、列が途切れていた)。内陣の中は暗く、靴を脱いで畳の上にあがり、更にジグザグに進むことになり、たまたま最前列に来た時に、ご本尊をゆっくり拝むことが出来た。本堂の中央で焼香できる様になっていたが、そこに辿り着く前に5時となり、 ご本尊(前立本尊)の厨子の扉が閉じられた。列の移動がなく、皆立ち止まり、閉じられる瞬間を見ることが出来た。そして、畳の上に座るよう指示があり、お法要を静かに聞くことが出来た。夕方で涼しい時間であったことと、日中では見ることが出来ない瞬間に立ち会えたことはラッキーだった。  焼香を終え、本堂を出ると、外はパラパラと雨が降っていた。傘がなくても大丈夫の雨だが、天気予報では雨は降らないとなっていたので、予定外である。雨宿りついでに 授与品所に立ち寄り、神木やお守りを入手した。帰りの参道では、雨傘を売る店もあり、念のために雨傘を1本購入した。さらに、参道を出たところにある土産物屋で善光寺落雁を購入した。
 長野駅までの帰りは中央通り歩いて帰ることにした。実は帰りの道の途中においしいメロンパンを売っている店があることをテレビで聞いていたからである。パン屋さんがなかなか見つからず、通り越したのかなと思って、信号機で止まっていると、道の向かい側に人の列と看板を見つけた。アルテリア・ベーカリー長野店はやはり人気の店で、焼き上がりのパンが次々に売れ、30分ほど待って、やっと噂のメロンパンを入手することが出来た。
 長野駅に着く頃には雨は上がっていた。さて、帰りの新幹線はと掲示板を見ると、1時間後にかがやき515号(19:53)があり、自動販売機で指定座席もとることが出来た。女房は「もっと遅いのでも良いのでは」と行ったが、「早く帰って、パンも親戚に届けたいし・・」と言うことで、この列車に決めた。この判断が後で良い方に働くことになる。
 夕ご飯は信州蕎麦と決めていたが、駅の食堂は混んでおり、店員に聞くと待ち時間は1時間以上とのことだった。しかたがないので駅の立ち食い蕎麦の店に入り、かけそばを注文した。蕎麦はすぐに運ばれ、逆に列車の発車までに時間が余ることになったので、土産物売り場を散策する。おいしそうなおやきがあったので、列車の中で食べようと衝動買い。それでも時間に余裕があり、改札口に向かうとコーヒーショップが目に入り、時間までこの店でジュースを飲むことにした。
 長野駅の上りホームには待っている人は多かったが、下りホームは人が少なく、同じ号車で待つ人は登山帰りのドイツ人4人家族(富山まで一緒)だけだった。かがやきはほぼ定刻に出発した。廻りは既に暗く、列車の中で軽く仮眠する(結局、おやきは家で食べた)。  富山には定刻の20時39分頃に着いた。車を止めた駐車場に戻り、車のテレビを付けると、小笠原で地震があったというニュースが流れていた。小笠原沖地震は20時23分頃に発生ということで、かがやきは黒部付近を通過中で、地震には全く気づかなかった。後で判ったことだが、地震発生と同時に東京ー糸魚川間で停電となり、新幹線が止まっていた。もう1本遅い列車にしていたら、途中で足止めを食らっていたことになる。
 家に帰る途中で、親戚に立ち寄り、パンを手渡し、9時前には帰宅できた(出入り6時間)。急な強行軍の旅行であったが、何となく運の良い旅行(善光寺さんの導き?)だった。

歓迎ムードの長野駅 ご開帳でにぎわう善光寺 土産物屋が並ぶ参道 アルテリア・ベーカリー


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