木魚の修理 2007

最新の記述へ

木魚・・・小(小さいもの);大(大きいもの);木地(木地のを塗る)

9.2(日)

〔小〕くっ付いていた蝋燭の蝋を取り除き、リグロインで拭く。
塗膜がひび割れている所をつつくと、下に虫食いの穴と木屑→リグロインを流し込み、乾いてから掃除機で吸いこむ。

〔大〕浮いている所を刃物で削ると、和紙が貼ってあった。叩く面付近が9割近く浮いていたので、取り除く。
下地の割れが見えるところを削ると、木が接いであったり(接着はせず、パテで埋めてある感じ)、隙間をパテのようなもので埋めてあったりした。
最初から欠けていた部分に嵌める木片を作る・・・ペーパーで調整する(大体は糸鋸できってかかる)。
別の所に嵌める木片を作る。
木の粉を多めに混ぜたボンドで木が劣化しているところを補強。
ボンドに木の粉を混ぜて、木片を接着。
目立つ隙間を、多めに木の粉を混ぜたボンドで埋める(奥に押しこむ感じに)
*その前に内側からも埋めてかかる。
倒れたとき外れた上の部分をボンドでくっ付ける。
*隙間が大き過ぎたので、糊漆では作業に時間がかかる。

9.3(月)

〔小〕刳りぬいてある端にある亀裂を丸ノミで彫り込む。

〔大〕木で埋めた境の凹みを木の粉を多めに混ぜたボンドで埋める。
*細かい亀裂が目立つので、生漆を吸わせる必要があるだろう。

9.4(火)

〔大〕刳りぬいてある付近を空研ぎ。
隙間の凹みにボンド+木の粉。

9.5(水)

〔木〕全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

〔小〕刳り内側や虫食いの跡にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

〔大〕塗膜や木の粉のところを空研ぎ。
内側にリグロインで薄めた生漆(何度か茶碗で薄めたのを流し込む)。

9.6(木)

〔木〕叩いて擦り減っている所などを空研ぎ。

〔小〕亀裂を削った所、虫食いの穴付近を殻研ぎ。

〔大〕黒塗りのあたり、ボンド+木の粉のあたりを空研ぎ。

9.7(金)

〔木〕擦り減っている所に刻苧。

〔小〕刳り亀裂を彫ったところ、虫食いの穴などに刻苧。

〔大〕隙間、欠け、継ぎ目(木の粉〕などに刻苧。

9.8(土)

〔木〕刻苧を空研ぎ。

〔小〕刻苧を空研ぎ。

〔大〕刻苧を空研ぎ。
木片をはめた所付近を布貼り1枚分ほどの厚みを削る。
黒塗りの木が継いであるところを彫り、刻苧。

9.10(月)

〔木〕1ヶ所割れを発見したので、彫り、刻苧。
叩いて擦り減っている所に刻苧。

〔小〕刳り亀裂を彫ったところや欠けているところに刻苧。

〔大〕木片が嵌めてある3箇所に麻布(高野漆行で買った蚊帳布)を貼る。
凹みの目立つところに刻苧。

9.11(火)

〔木〕空研ぎ。刻苧少々(穴埋め)。

〔小〕空研ぎ。虫食いの跡に刻苧。

〔大〕空研ぎ。余分の布を切り取る。穴に刻苧。

9.12(水)

〔木〕刻苧部分を空研ぎ。叩いて減ったあたりに刻苧。亀裂にも刻苧を重ねる。

〔小〕漆膜が残った所との段を空研ぎで潰す。胴体(朱塗りになるところ)も空研ぎ。
亀裂や欠けなどに刻苧(重ね)。

〔大〕塗膜の残った所との段を空研ぎで潰し、胴体全体も空研ぎ。
布貼り部分にこくそ(糊漆+木の粉)で布目擦り。目立つ凹みにも。

*刻苧重ねは、二日以上あけて行っている。

9.13(木)

〔木〕刻苧を空研ぎ。彫刻の角、凹み、穴などにこくそ。

〔小〕ほぼ全体を空研ぎ。刳り口の両角の亀裂付近を布1枚分ほど彫りこみ、麻布を貼る。

〔大〕ほぼ全体を空研ぎ。彫刻をしてある所(主に黒塗りの所)の、木の継いである隙間を刻苧で埋める。

9.14(金)

〔木〕こくそを空研ぎ。目の付近から亀裂があるのに気付き、彫り、刻苧。
叩いて減った所に刻苧(重ね)。

〔小〕空研ぎ、余分の麻布を切り取る。
虫食い跡に刻苧(重ね)。

〔大〕空研ぎ。刳り口付近(木片を嵌めたあたり)に下地+木の粉を付ける。角の欠けなどにも。

9.16(日)

〔木〕刻苧を空研ぎ。全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。拭き取る。

〔小〕刻苧を空研ぎ。全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。拭き取る。

〔大〕下地を空研ぎ。全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。拭き取る。

*米糊を煮て作り、古い糊漆と合せ直す。

9.18(火)

〔木〕叩いて減った所、凹み、割れ跡、彫りの角の乱れなどに下地+木の粉。

〔小〕麻布の布目摺り、虫食い跡を下地+木の粉で埋める。

〔大〕木片を嵌め、麻布を貼ったあたりに下地+木の粉で埋める。
彫った凹みや欠け、穴などにも。

9.19(水)

〔木〕本体を砥石で水研ぎ。研げない所〈低い所〉を研ぎスポンジで艶を消す。目立つ凹みなどを埋める。

〔小〕本体(朱塗り〉を砥石で水研ぎ。研げない所〈低い所〉を研ぎスポンジで艶を消す。目立つ凹みなどを埋める。

〔大〕本体(朱塗り〉を砥石で水研ぎ。研げない所〈低い所〉を研ぎスポンジで艶を消す。目立つ凹みなどを埋める。

9.20(木)

〔木〕片側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻部分にも。

〔小〕片側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻を除く。黒塗りの所は一部のみ。

〔大〕片側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻を除く。黒塗りの所は一部のみ。

9.21(金)

〔木〕艶消し。反対側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻部分にも。

〔小〕艶消し。反対側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻を除く。黒塗りの所は一部のみ。

〔大〕艶消し。反対側に下地+木の粉を刷毛付け・・・彫刻を除く。黒塗りの所は一部のみ。

9.24(月)

*下地を付けてないところ(刳り口と反対側〉を軽く空研ぎし、艶を消す。

9.25(火)

*黒塗りになるところに下地刷毛付け。

9.26(水)

*ほぼ全体を空研ぎ。
触って凹み加減の所などに下地箆付け。

9.27(木)

*切子地を合わせ、刳り口の片側に切り子地刷毛付け。

9.28(金)

*反対側に切り子地刷毛付け。
〔木〕彫りが深いので、2回彫りの中に下地付けした事になる。
〔小〕今回彫りに下地を入れる(金箔部分を除く)。埋まり過ぎか?

9.29(土)

〔木〕彫りの部分はヤスリで地研ぎ。
朱塗りになる曲面は、ヤスリで軽く研ぎ、後は荒砥で水研ぎ。

9.30(日)

〔小〕ヤスリで彫りなどを研ぐ。荒砥で水研ぎ。
全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

〔大〕ヤスリで彫りなどを研ぐ(削る・・・ステンレス用のヤスリも途中から切れが悪くなる。漆が硬い)
かなりの部分を荒砥で水研ぎする。ヤスリより砥ぎ易い感じ。
全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

〔木〕全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

10.1(月)

〔木〕彫りの埋まった感じの所をヤスリの先で削る。
刳り口の角が丸すぎるので、切子地で作る。
凹みの目立つところにも。

〔小〕ヤスリで彫りを削る。。凹みなどに切子地。

〔大〕ヤスリで彫りを削る。。凹みなどに切子地。

10.2(火)

〔木〕ヤスリ削り。凹みなどに切子地。
刳り口の口の内側に切子地を付ける感じで、角を作る。

〔小〕刳り口の口の内側に切子地を付ける感じで、角を作る。

〔大〕刳り口の口の内側に切子地を付ける感じで、角を作る。

10.3(水)

〔木〕刳り口の外側に切子地をつける感じで、角を作る。

〔小〕刳り口の外側に切子地をつける感じで、角を作る。

〔大〕刳り口の外側に切子地をつける感じで、角を作る。
凹みなどに切子地。

10.4(木)

*細長い砥石で刳り口の内側と外回りを水研ぎ。
生漆を渡し、布で拭き取る。

10.6(土)

〔小〕彫刻が多い黒塗り部分をダイヤモンドヤスリで削る。艶消し。
黒漆で黒塗りになることろと金箔で目の感じになるところの周囲の朱塗りになるところを中塗り

〔木〕彫刻が多い黒塗り部分をダイヤモンドヤスリで削る。艶消し。
黒漆黒塗りになるところと目の感じの所とその間の朱塗りになるところを中塗り

*カーマで、チタンコーティング ダイヤモンドヤスリ 3本組み(¥998)を買う。

10.7(日)

〔木〕(朝)錆を見る。
〈夕〉研ぎ不足を研ぎ、艶消し。
(夜)黒塗り以外の所に中塗り(黒漆)。

〔小〕(朝)錆を見る。
〈夕〉研ぎ不足を研ぎ、艶消し。
(夜)金箔を貼る所より、刳り口にかけて黒漆で中塗り。

〔大〕チタンコーティング ダイヤモンドヤスリで彫刻を研ぐ。
研ぎ不足を研ぎ、艶消し。
黒漆を塗る所と金箔を貼るあたりの朱塗りまで、黒漆で中塗り。

10.8(月)

〔木〕(朝)錆を見る。

〔小〕(朝)錆を見る。
〈夕〉彫刻を削り、ガタガタを取る。

〔大〕(朝)錆を見る。
〈夕〉細長い砥石で研ぐも、研ぎ切れないので、ダイヤモンドヤスリで削る。
角のガタガタなどに注意して直す。
生漆で固めてある所為か、なかなか研げないので、静岡炭で艶消しの代わりをする。
*錆を見るために使った、黒漆を混ぜた切子地の乾き不十分。

*日華本朱30gと日本産木地呂漆10gを練る(約1時間)。
漆はもう少し少なくて良かった(練る為には)。

*木魚の亀裂や虫食い跡の画像を写真に印刷する。

10.9(火)

〔小〕黒塗りになるところ(木魚の尾びれ?〉を研ぐ。

10.10(水)

〔小〕昨日の続きを研ぐ。全体的にも少々。
凹みが残るので、錆を見る。

〔木〕彫りが塗り用ではないので、目立つ彫りムラなどに錆。

〔大〕錆を見る。

10.11(木)

〔小〕錆を研ぐ。
黒塗り仕上げになるところから塗り始め、刳り口のあたりの高さまで黒で中塗り。

〔大〕錆や研ぎ不足の所を軽く研ぐ。
朱塗り仕上げになるところを大体、黒で中塗り。
*固定台が、この大きさに合っていないので、おもうようにぬれない!
固定部分が動くように改良するか、それぞれの大きさに合わせた台を作るべきか?

10.12(金)

*木魚固定台を可動式にするアイディアが浮かんだので、書きながら考える。

10.13(土)

〔小〕彫刻の線がガタガタのところなどを、ダイヤモンドヤスリで削り、滑らかにする。
〈夕〉研ぎ、朱塗り仕上げとなるところに黒で中塗り。

〔木〕彫りが汚く見えるので、ダイヤモンドヤスリで削って直す。
〈夕〉直した辺りだけ、黒漆を塗る。

*木魚固定台の改良を始める。
ドリルで径6oの穴を、可動部分と固定部分をクランプで固定して、あける。
ホームセンターへ長いネジとそれに合うナットを買いにいき、可動部分にネジで固定。
固定部分にそれが通るようにしたところで、時間不足を感じ、作業停止。

10.14(日)

〔小〕黒塗りで仕上げる尾びれのような所を砥石で水研ぎ。隙間のすぐ下の朱塗りになる辺りも研ぐ。
黒漆で中塗り。

〔木〕彫りをダイヤモンドヤスリで削って直す。ガタガタが直らない所を砥石で水研ぎ。
隙間のすぐ下の朱塗りになる辺りも研ぐ。
黒漆で中塗り。

*木魚固定台の改良の続き。
ジオログに書く。

10.15(月)

〔小〕彫りの線直し(砥石)。
平地(朱塗り仕上げとなる)を砥石で研ぐも、余り研げず、ペーパー#500で研ぐ。錆を見る。

〔木〕少し研ぐ。欠けや凹みなどに錆。

10.16(火)

〔小〕切子地で見た錆を研ぐ。
朱で中塗り。

*10.8に練った本朱に、透き漆16g、高野一口漆、高野日本産木地呂漆少々を混ぜ、更にこの前、縄胎飾皿に塗った朱(明るい)と混ぜる。

〔木〕#500ペーパーで研いでも滑らかにならないので、#180ペーパーで研ぐ(朱塗り仕上げとなる平地)。

10.17(水)

*昨日塗った直後は55%。乾くわけがないので、湿ったスポンジを下にいれる。
今夜は22℃、62%。全く乾いていないので、加湿シートに通電。

10.18(木)

*20℃、65% 触ると乾いているよう。加湿シートに通電。

10.19(金)

〔小〕黒塗りとなるところを研ぎ、黒漆を塗る。

10.20(土)

〔小〕朱塗りとなるところを名倉砥、静岡炭、細かいペーパーで研ぐ。
固定台に縛り、朱の上塗り。
*固定台に縛るラミー縄のもさもさの毛をガスコンロで焼き取る。
*ゴミが目立ち、何度も取り除き、仕上げ直しを繰返す。

〔木〕彫刻の所を主に、砥石で研ぐ。

10.21(日)

〔小〕*朱塗り・・・(朝)20℃、70%。見た目では艶が落ちているよう。
(夜)20℃、75%。乾いている。糸屑などのゴミあり。刷毛筋、思ったよりは残っている。

〔木〕彫刻の所を主に、砥石で研ぐ。錆を見る。

〔大〕彫刻とその付近(角も)砥石で研ぐ。錆を見る。

10.22(月)

〔木〕錆を研ぐ。研ぎ不足も。また錆を見る。

〔大〕錆を研ぐ。朱塗り仕上げになる面をペーパー#180で研ぐ。錆を見る。

10.23(火)

〔木〕錆を研ぐ。研ぎ不足も。

〔大〕錆を研ぐ。朱塗り仕上げになる面の研ぎ不足をペーパー#180で研ぐ。

10.24(水)

〔木〕黒で中塗り・・・刳り口から尾びれ(黒塗り仕上げになる)にかけて。

〔大〕黒で中塗り・・・刳り口から尾びれ(黒塗り仕上げになる)にかけて。
*3分刷毛で彫刻以外も塗ろうとしたが、塗りムラになった。

10.25(木)

〔木〕ガタガタの所を研ぐ。錆。

〔大〕ガタガタの所を研ぐ。錆を見る。

10.26(金)

〔小〕*朱塗り・・・吊ったまま湿りで乾かしていたのを外す。
黒塗りの所を少々研ぐ。

10.27(土)

〔小〕黒塗りの所を名倉砥で研ぎ上げる。
黒で上塗り・・・エアコンで温度を上げ、湿度を落すも、乾きは速い。
*朱との境は、一部を除いて、2分刷毛で塗り分けられた(狭い隙間付近ではみ出たのは、灯油で洗っただけの刷毛で浚える〉。

〔木〕彫刻とその付近を人工砥で研ぐ。面はペーパー#180でも研ぐ。
刳り口から尾びれにかけて黒で中塗り。

〔大〕彫刻とその付近を少し荒めの人工砥と細い人工砥を使い分けて研ぐ。面はペーパー#180で研ぐ。
朱塗り仕上げになるところと少し余分にと、黒で中塗り(固定台を利用・・・一つしかないので、こちらを塗る)。

10.28(日)

〔小〕鱗のデザインらしい目の感じの所に金箔を貼る(箔下透き漆を黄軸で塗ってかかる)。
彫刻した中に朱を塗るところに、黄軸で朱を入れる(預かったときの写真を元に)。
*これで乾けば、作業は完了することになるはず。

10.30(火)

〔木〕彫刻の一部と面を研ぐ(砥石、ペーパー#220〉

〔大〕彫刻の一部と面を研ぐ(砥石、ペーパー#220〉

11.1(木)

〔木〕面を中心に黒漆塗り。

〔大〕彫刻を中心に黒漆塗り。

11.2(金)

〔小〕金箔粉を毛棒で払う。
*11.3に寺に届ける。

〔木〕錆少々。

〔大〕錆少々。

11.4(日)

〔木〕面を研ぐ(ペーパー#500〉

〔大〕彫刻の一部と面を研ぐ(ペーパー#500〉

11.5(月)

〔大〕研ぎ不足のところをペーパー#500で研ぐ。
白漆で朱塗り仕上げになる面を塗る。

11.6(火)

*昨日の白漆、17℃、60%で乾き不十分。下に湿ったスポンジを入れる。

〔木〕眼のように見える鱗模様のところを研ぐ。

11.26(月)  木魚〔大〕

*先週の日曜に朱の上塗りをしたが、急に冬のような気候になり、乾かなくなった。
金曜日に湿りを強化すると、白ボケしたようになってしまった。
*昨日、上塗りのやり直し。温度が高くなるように窓際に回転風呂を移動。
今日見ると15℃、50%で光ったまま。
*木魚が重すぎ、アリ溝が壊れ、落下(先週)
昨日は、アリ溝を作りなおし、塗りあがったのを返していると、また落下。
用心の為、麻縄で縛っておいたのが、またアリ溝から外れる。麻縄のおかげで、宙吊りで留まる。
今朝見ると、アリ溝に入る部分が壊れてしまっていた。

12.3(月)

*昨日、二日ぶりに見た時も乾き不十分だったが、加湿シートで湿度を上げた所為か、やっと乾いた感じになる。

12.9(日)

*昨日、黒の上塗りのつもりが、大きなゴミや落下による欠けなどがあり、直す必要がある。
*乾きに時間のかかりすぎた朱は磨いて仕上げるしかない(ゴミが多すぎるし、落下により返しを十分とれなかったので、溜りが少しある)・・・重すぎるので、塗り直しても調整が困難。
朱のゴミ山を昨日軽くはつっておいた。
今日は静岡炭でかなり潰す。

12.14(金)

*静岡炭でゴミ山や垂れ溜まりをかなり潰し、ペーパー#2000で大体研ぐ。
灯油でかなり薄めた生正味漆を2回吸わせておいた。(昨日まで)
*油砥の粉で少し胴擦りをする。
ムラが目立つ感じだが、ゴミだらけよりは随分増しな気がする。

12.17(月)

〔大〕*油砥の粉胴擦りの後、灯油で薄めた生正味漆を拭き切る(2回)。
昨日縦長の傷を発見し、今日、静岡炭で研ぎ減らし、油砥の粉でその付近を胴擦る。
リグロインで拭いてから、灯油で薄めた生正味漆を拭き切る。
〔木〕*昨晩、黒で上塗り。日本産漆を混ぜている所為か、上手くいったよう。

12.18(火)

〔大〕黒塗り部分を少し研ぐ。
磨き直した部分に生正味漆を拭き切る。

12.19(水)

〔大〕黒塗りを名倉砥で研ぐ。
磨き直し部分が白っぽいので、軽く粉を付けて刷り落としの感じに磨く。少し光る。
朱全体に、約2倍量の灯油で伸ばした生正味漆を刷り込み、拭き切る。

12.21(金)

〔大〕*昨日、黒の艶消し。上塗り。
〔木〕金箔を貼ったり、朱を入れる部分を研ぐ。

12.22(土)

〔大〕艶消しをして、片側に金箔を貼る。(時間をおいて、もう片側にも貼る。
〔木〕片側に金箔を貼る。(時間をおいて)もう片側にも貼る。
黒塗りの中の丸いところは、その後、箔下漆を塗り、貼る・・・あまり大きくないので、触れるのを防ぐため。
*ジオログに画像を載せました。
大きいほうは、幅とか高さは約30センチ、重さは秤が2kgまでのしか見当たらないので不明(載せれば瞬間的に振り切れる)。

12.23(日)

〔大〕〔木〕彫刻の朱を入れる場所に蒔絵筆で描く。

上へ

修理の記録

分岐図へ ジオログ

ホームへ