1「網膜色素変性症」という文字との出会い

今から二年近く前の7月に、10年ほど受ける機会の無かった健康診断を受ける事が出来た。
秋に結果をもらった時、ただ一つ、「網膜色素変性症」要指導A…「眼底に軽度の所見が認められます。年に一度は眼底検査を受けて下さい。眼底に眼科所見が見られます。眼科医にご相談ください。」とあった。
軽いとあるし、聞いた事も無い病名だったので、気にもしなかった。

検査用の写真を撮るとき、真ん中の赤い光を見てくださいと言われたのに、なかなか見つけられなかった。
その事だけは思い出した。

中学校の時、色弱とか赤緑色盲とかいう同級生が3人(69人中)いたので、同じ「色」とつくから、同じようなものかなと思っただけだ。
興味の無いことには、極めて弱いのは小さい頃から変わらない。
その上、興味があることはかなり少ない。
どんな病気か知らないが、診察もしないで、どうして分かるのだろうか。誤診の可能性もある。
何とか言い訳をして無かった事にしようとするのが、普通の人がする考え方である。
近視と乱視を除いて、目に異常は無い。
そんな事より、肝臓の方が心配である。
・・・

この病気について知る機会は、別のところからやってきた。

 

 

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