・××方面『タイム』VS『デカ』・
 
さてさて。
少々、いかがわしい話に流れて行きます。
私、実生活では健全な社会生活を送っている普通の人間で、現実にある不穏でいかがわしい犯罪には憤りを感じておりますが、こと「フィクション」に関しては、「好きといえば好きなネタ」と言うのが正直なところです。
なんて前置きをすること自体、気の小さい凡人なんですよね(笑)

では、本題。

実は、自分でも不思議な思い込みというのがありました。
『タイムレンジャー』は、作品そのものの中に「R指定」シーンを挿入しても違和感のない要素が含まれている。よって、そっち方面のことを考えてもOK。
『デカレンジャー』は、ジュヴナイル。だから、そっち方面のことを考えるのはNG。
っていう思い込み。

もちろん、『タイムレンジャー』でそっち方面はOKとか言っても、作品の中で流れている時間内での人間関係を無視したカップリングでえっちシーンを見たいわけではありません(あ、ごめん、見るのを毛嫌いしてるわけでもないんだっけ)。キャラに合わない行為もまた然り。
けれど、やることやっちゃったカップルはいるし、どんないかがわしいことをやろうと有り得そうな囚人って存在もいるし、話の雰囲気だって大人っぽいしで「そっち方面に話が展開しても全然問題無いよね?」と思うのです。

『デカ』だって何をやろうと有り得そうなアリエナイザーっていう存在がいるのにね。
それでも『デカ』でそーゆーこと考えるのはNGって思い込んでいて。
なのにセンちゃんとフローラで想像しちゃって。
もちろん、メテウスはフローラの見掛けを少女にしていても、見えない細部までその通りにはつくっていないだろうから、やるとするなら・・・なんてことでだんだん話が広がってきて、フローラを焚き付けるつなぎキャラのイケナイお姉さんは菊川怜さんで思い浮かべるところまでいっちゃって。
いっそ、お話を書いてしまいたいと思って。最近、罪悪感と戦っていました(笑)

で、そんな折に『デカレンジャー』第45話「アクシデンタル・プレゼント」が放送されました。
テツこと姶良鉄幹が、雌雄同体の異星人に見初められていた話です。(こんな荒っぽい説明もどうかと思うけどねぇ)
すっごくおもしろかったです!
でも、私は「シオンの女装が見たかった熱」が持病だし、異形の者が相手の強姦シーンを「囚人とシオンで見たいぜ」と思ったこともあったから(寸止めでいいけど)ちょぴっとだけ「ちっ、『デカ』にしてやられたっ」て気持ちもあるんです。

ほんと、してやられた。もう、寸止めどころか。
「俺は男だ」と言って相手をガッカリさせて解決、なんて在り来りなものでなく、相手を雌雄同体にしたのがミソですね。
これによって、美人じゃないファラに迫られるバンや、おばあさんのハクタクさんに気に入られたセンちゃんとたいして変わらない・・・と見せ掛けつつ、一部の層(多分、私もビミョーに入ってる)が好きな図も展開できるときたもんだ。
どーゆーコトをしたらあーゆーコトをしたことになるのかわからない異星人に懸想され、過剰防衛で訴えられかねないことまでして抵抗しながらも、れっきとした性犯罪の被害者となったテツ。それを遊びの回のギャグネタで流してしまう『デカレンジャー』。

子どもの視点からだと「きもちわる〜い奴にちゅーされてる〜」という笑いを誘うくらいでそれ以上のことにはならないんだろうけど、だからこそ、誰もテツを助けてやらずに笑い者にしていたんだろうけど。

『タイムレンジャー』から感じたような艶っぽい雰囲気はないけれど、なんだか『デカレンジャー』でも、そっち方面に流れちゃってもOK?と思えてきてしまう。
健康的だからこその入浴シーンがあるウメコだってさ、エイミーのよだれででろでろになったところ、ヘンな連想を誘ってしまうよ(汗)

それでも『デカレンジャー』に対しては、『タイムレンジャー』のように「R指定バージョンがあったらいいな」とまで思わないあたり、やっぱりそっち方面の要素は薄いと感じてるのかな。

なんてねー。
問題アリなのは、この二作品における表現ではなく、私の受け取り方なんでしょうね(苦笑)
 
 

(2005年1月7日)

 

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