7/21(日)曇り一時雨
北海道ツーリング・3日目 オンネトー・和琴
 決めた!帯広へ行こう。待ってもだめなら行ってみなってか。ルート検討、というかR274〜樹海ロード〜R38以外あり得ない。トーストとサラダとスープの朝食をいただく。天気予報、札幌曇り、帯広はあまりよろしくない。梅雨前線がねぇ。
 R230を北上、R12に出て東橋からR274、昨日来た新さっぽろ市ローカルをかすめて市街地を後にする。目の前に広がる非日常的な風景。ジモピーのツーリングチームの後について走る。ひたすら真っ直ぐなR274三川国道を走る。前を走っていたトラックが速度差4km/hぐらいで前車を追い越そうと反対車線を1km近く激走したのはワロタ。
 夕張川沿いの渓谷を走る。滝ノ上のPでトイレ休憩。北海道の1kmは本当は1.5kmほどあるんじゃないか。夕張紅葉山の直営売店から家にメロンを送る1900円のを2玉、安いんだか高いんだかわからん。適度にアップダウンを繰り返すワインディングを快走。ふと視界が開けて右側に樹海苑。ここが樹海苑かぁ、駐車場グラベルかよ、パス!日高の街に入った最初のホクレンで給油。黄色の旗もらった。反対側から殆ど同時にピットインしたR1150RとR1100RTのコンビに天気を聞く。降ってはいないようだ。しかし、日勝峠○合目の看板が始まる辺りから雨がぱらついてきた。結局今日も降るのかい。トラックの後ろについて登る。
 日勝トンネルをくぐると別世界だった。雄大な十勝平野が眼下に広がる。惜しむべくは天気だけだな。もう少し好天なら。せめて青空が見たい。清水の街に近づくにつれ雨足が強くなる。堪らずローソンへ避難。やまびこさんにTEL、auのマシンヴォイスを聞かされる。もういいや、帯広は通過だ。オンネトー寄って、弟子屈まで行ってしまおう。牧草地を貫くR38〜帯広市街を迂回するようにR241。どこまでも続く真っ直ぐな道。北海道は一般車両の平均速度が速いため車の後ろにいても全然不快じゃない。道の駅ピアしほろ21で地場産ソフトクリームを食べた。昼食も取ろうかと思ったが混んでたので止めた。
 足寄に入った。北海道3大ビッグアーティスト松山千春の生まれ故郷。彼は旭川に豪邸を構えているらしいが生家のほうが観光地的に有名。ちなみにあとの2人は北島三郎と中島みゆきだと思う(持論)。む、細川たかしも入れて4大にしよう。北海道3大アイドルは安倍なつみ、紺野あさ美、安倍麻美。2人がモ娘で、2人が姉妹。
 R241足寄国道、山あいの集落を結ぶ交通量の少ない道。道端に野性のフキが群生している。道道949を入り5kmほどで北海道3大秘湖のひとつオンネトー。オコタンペ、チミケップと並ぶ神秘的な湖。ちなみに3大秘湖には東雲湖や豊似湖が入ったり、北海道最後の秘湖シュンクシタカラ湖もあったりしてこれが3大という定義は無い。徒歩で行くしかない羅臼湖が入ってないのはおかしいと思ったり。舗装道路が湖畔まで整備されているオンネトーは秘湖とは呼べないかもしれない。マジェの横に停めてヘルメットを脱ぐ。お疲れさまですと声を掛けられた。アナログとデジタルカメラを持って湖畔から雌阿寒岳を激写。惜しむべくは天気が…。せめて青空…
オンネトーから雌阿寒岳両方で20枚ぐらい撮したうちこれが一番まともかな。エメラルドグリーンの湖面がきれい。
 中央は雌阿寒岳1499m、常時観測対象火山。右は阿寒富士1776m、火山学的には雌阿寒岳の一部である。駐車場から徒歩1.4kmにオンネトー湯の滝という無料露天風呂がある。今回はパス。
 R241を右に出て弟子屈を目指す。阿寒湖は前回(12年前)訪れたので通過。観光地化してるしねぇ。雄阿寒岳の勇姿を左に見ながら峠道を駆け上る。双湖台は雨のため通過。晴れていれば北海道の形をしたベンケトー(湖)が見えるはず。3kmほど登った双岳台から霧雨の晴れ間を狙って雄阿寒岳と雌阿寒岳のツーショットを撮影。
双岳台から雌阿寒岳と雄阿寒岳 といってもこんな感じ。写真を見るだけで鬱になる。霧雨みたいのが降ってた筈。わずか30分でこんなに走ったか。雄阿寒岳1370mは気象庁の火山リストには入ってない。
 弟子屈に入った。屈斜路カルデラで一番大きい町。道の駅摩周温泉でRHとかあるか聞く。地図には載ってないけど和琴半島に民宿兼RHがあるという。行ってみよう。R243を北上、地図でみると近そうなのに走るとえらい遠い。北海道に来て吃驚したのは車が抜いていくということ。道東平均速度は他の地域プラス20ぐらいだ。ほぼ100キロ。マイペースで走るバイクなぞ邪魔だドケー!みたいな勢いで抜いていく。それらの車も130キロぐらいの奴にカルくひねられてしまう。どんな遅い車でも70は出てる。北海道の車は我慢を知らない。追いついたら抜く!を素で実践している。アウトバーンかよ!生まれて初めて恐ろしいと思った。
 弟子屈から約15km、屈斜路湖に突き出た和琴半島。元々は島だった和琴溶岩ドームに尾礼部川の扇状地が繋がってできている。半島には無料の温泉が3ヶ所ある。付け根にある露天和琴温泉、島内徒歩10分屋根付きの公共浴場、島の先端部オヤコツ地獄の湯船。全て混浴。温泉目当ての9割は付け根の露天に入るであろ。公共浴場は夜間照明無しで激熱い。オヤコツ地獄の風呂は地図に載ってない。片道徒歩30分ぐらいかかるらしい。
 4軒並ぶ土産物屋の右端に民宿めぐみや軒先にライダー歓迎1人500円とある。店先にいたおばあちゃんに「今日泊まれますか」と訪ねた。「今日はもうひとりいるよ、いま風呂に行ってるよ」見ると宮城ナンバーのSR400。RHスペースは店の一階を木戸で区切って一段高くしただけのところ。これが標準的なRHの姿だろう。「布団は使っていいよ」ありがたい。「夕飯はどうするね」昼食べてないんでハラペコです。和琴名物いもだんご200円を注文。じゃがいもをすりつぶして練って形を整え串に刺し焼きタレをつけたおやつ。メチャメチャ美味しい。すげえ!奥からじいさまが出てきて、何処でココを知ったかと訪ねられる。何でもツーリングマップルの「旅人」に載ってるそうだ。どれどれ、あ、ホントだ。店名は出てないけど。P83ひげのF650GSから下へ4枚目。ちなみにひげのF650GSはツーリングマップル北海道担当のフリーカメラマン小原サン。旅先で彼と出会うと来シーズンのココに載れるそうだ。
 「こんにちは」眼鏡の好青年が挨拶。もうひとりのライダー、仙台から来た佐々木君。昔旅に出たくなって上司に辞めてもいいですかと聞いたら辞めなくていいから1ヶ月程ヴァカンス行って来いと言われ、45日間かけてインドを旅してきたがネパールへも行きたかったって悔いが残ったので、北海道行く前に悔いが残らないよう会社を辞めてきた勇者。6月下旬に上陸、尻が痛くなるから一日150〜200kmしか走れないんですよ、ライダーでもないですよね。必要に迫られてツーリング中に自炊を覚えた。摩周湖が見たい、見られるまで連泊する。ここに居るうちにいもだんごの作り方を覚えたい。
 夕飯の前に風呂へ行った。垣根に囲まれただけの露天風呂。ポイポイと服を脱ぎ捨て湯船に浸かる。「熱いナー」と思わず口に出した途端、側に居たおっさんがしたり顔で熱いときはこうやって混ぜると(手で周りを撹拌しながら)バカかおめー、こんな熱かったら周りの人に迷惑だろーが「熱いの嫌いじゃないですから」で話が終わるかと思ったら、鼻息荒くウンチクと自慢話ばっかりのマシンガントーク炸裂。聞いてないのによく喋り続けるなぁ。旅の疲れを癒しにきて逆に疲れたよ、ったく。教訓:和琴温泉に午後4時半頃チャリで現れるおじさんに要注意。
 風呂のあとは飯。当然自炊。飯を炊く佐々木君の横でアルファ米にお湯を注ぐ。「それ研がなくてもいい米ですか?」研がなくても炊かなくてもいい米だ。「うわー、そんな便利なものあるんですね」研がなくてもいいやつならスーパーに売ってるよ。などと雑談しながら調理。アルファ米のパックは2人前でちと量が多いと思う。彼は3人前はあろうかというご飯と、鍋一杯の野菜炒めをたいらげた。若いっていいねえ。
 食事を終えて、今度は公共浴場にチャレンジしたが熱すぎて入れなかったので茶の間で利家とまつを見た。

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