7/22(月)曇りのち雨
北海道ツーリング・4日目 知床横断
朝からすっきりしない空。屈斜路カルデラから出たら違う天気かもしれない。佐々木君は9時になったら郵便局で金下ろして、摩周湖と阿寒湖を巡って戻ってくるそうだ。おれも戻ってくるつもりだったが荷物は全部積んだ。フル積載でも機動性変わらんし。丸山まで戻ってホクレンで給油、緑色の旗をもらった。道道52屈斜路湖畔線を北上。湖畔沿いにコタン、池の湯、赤湯(有料)、砂湯とプチ温泉が連なる。硫黄山アトサヌプリ512m、マクワンチサップ574m、サワンチサップ520mの屈斜路三山を取り囲むように湧き出ている。アトサヌプリは活火山、熊落としと呼ばれる噴気活動の激しい場所がある。辺りに硫黄臭が立ちこめる。

R391へ出た。いちおう摩周湖見てくっか、もしかしたら湖面が見られるかもしれんし。つづら折りをヒルクライム。第三展望台まであと300mという所で突然霧に包まれた。ちぃーーっ、視界20mぐらいの霧。さすがに精密光学機器さらすのはヤバいだろ。というわけで写真は無し。第三展望台の3.5km下の第一展望台(有料)がある。もしかして地図に載ってない第二展望台があるのでは?と時速40キロで注意深く下りたが無かった。おかしい。裏摩周展望台が第二だったのかな。ダウンヒル、前方つまり釧路側のほうが霧が濃い。北上してウトロから知床へ入ろう。5kmの直線を4kmぐらい下った反対車線で地方公務員がパラボラアンテナをセッティング中現場を発見。当初、夏の交通安全運動期間中ということでブルッてしまったがネズミ獲りを見たのはこれ一度きりであった。ハミ禁はよく見掛けたけど。1.地元車を先行させる。2.黄色い線の直線では絶対追い越さない。3.なるべく国道を走る。を守れば問題ないと思う。
R391野上峠、どうせ霧なので振り向かず直進。矢張り屈斜路カルデラを出ると天気が好い。たまに青空が覗いたりして嬉しい。小清水からR334、右前方に斜里岳1547mが美しい。斜里のセイコーマートで水購入。500ccのペットボトルをツーリングネットに挟んでおけば、いつでも好きなときに水分補給できる。何故水なのかって?ちょっとやそっとじゃ悪くならないから。セイコーマートのミネラルウォーターは安いが無味っぽい。お気に入りは支笏湖の水だった。でも道東にゃ入荷してないらしい。
乗用車同士がやっとすれ違えるほどの狭道を抜けて海岸沿いに出た。海が青黒い。オシンコシンの滝は人だらけだったので通過。断崖の間にウトロの街並みが開ける。観光客相手の海鮮食堂のウニ丼の文字に心躍った。そういや、RH樽前荘でウニ丼とイクラ丼とタラバ蟹を一日で制したって勇者がいたな。せっかく本場に来たんだ、一回ぐらい食べてもいいよね。天気がいいうちに知床五湖行っとこう。道道93を入る。結構チャリダーがいるな、こんなスッゲー坂道なのに。少し開けた草原に朽ち果てた家屋。何だろ、オール木造ってことは相当古いよ。
知床五湖駐車場、バスが多い。暑いんでジャケット脱いでヒップバッグ装着して歩き出す。観光地化されているのに駐車料金100円だけってのがいい。ヒグマが出没するため1湖と2湖しか見られないのが残念。
1湖、中央は羅臼岳1660m。くぅ〜〜、はるばる来た甲斐があったよ。美しい。きれい。使い尽くされたが本当にそんな言葉でしか形容しようがない美しさだ。目の保養になる。
2湖、鏡のような水面に映る知床連山。ただひとつ求めるとしたら天気がもう少し(以下略)
筆舌に尽くしがたい自然の素晴らしさを堪能した。
知床五湖の辺りは明治・大正に幾度か開墾されたが長続きせず現在に至る。1湖の南西の草原は当時の放牧地の跡である。と看板に書いてあった。ああ、来るときみた廃屋は開拓民の家かなんかだったんだな。知床五湖へ上がる最後の坂道の脇からグラベルを20kmぐらい行くと、滝壺が湯船のカムイワッカ湯の滝がある。交通の便の不便さにもかかわらず露天風呂マニアが後を絶たないため夏季交通規制があるくらいだ。今年も7月27日から車両全面規制、ということはこの時点でまだ行けたわけだがそこまでの温泉マニアというか温泉マニアじゃないし、次回TT-Rで来たときのために楽しみはとっておこう(註:林道を走る楽しみ)
知床横断道路を左へ、知床峠を目指す。車が走ってないのに恐ろしくいい道がついている。知床峠まであと僅かの所で霧が出てきた。国後島は当然アウツ。戻るか進むか。戻って晴れ間を愉しむか、進んで見知らぬ土地を見るか。進もう。羅臼側は30〜50Rのコーナーが連続するワインディングロード。むぅ、こんなところまでドリフト痕が。刺さったらマジやばいぞ、北海道の走り屋は勇者やのう。熊の湯は通過、つうか止まれなかった。ここでひとっ風呂浴びて来た道を戻るって選択肢を選ばなかったことを後悔することになるとも知らず。
道の駅知床・らうす、情報によると和商市場もどきがあるというが時間が遅いのかやってなかった。千葉県の地名のDT125とピザ屋ジャイロ(!)の2人組にウニ丼は食べましたか問う。釧路でイクラ丼は食べたとな。ウトロは晴れてますよと言うと喜んでいた。道の駅のインフォメーションでウニ丼が食べられる処があるか訪ねた。150m先の寿司屋で食べられるとな。うーん、行ってみるか。
国道沿いの寿司屋、「ウニ丼・イクラ丼」のノボリがはためく。席についてメニューも見ずウニ丼をオーダー。観光客相手風だし目玉が飛び出るようなことはないだろ。いちおう値段チェック・・・2500か。高いのか安いのかわからん。「ヘイお待ち!」ご飯が隠れるほどじゃないな。一口、二口、美味しい。けどほっぺたが落ちるほどじゃない。正直落胆した。まぁよい一度食べたから話のタネにはなるか。
R335を南下、濃霧で視界不良な上に寒い。15度ぐらいしかないのとちゃうか。果てまで来たなぁって風景が延々と続く寂しい道。標津からR272、ずっと霧。中標津・開陽台、330度の霧の展望が開ける。話にならん。鬱。標茶からR243、時折美味しそうなアイスクリームスタンドがあるが寒くて寄る気になれない。こんな霧でも飛ばすやつは飛ばす。覆面パトがお仕事していた。峠を越えて弟子屈に入った途端、霧が晴れた。なんでここだけ天気が違うんだろ、不思議だ。セイコーマートで今日の夕飯鳥天丼を買う。店から出ると隣にオフ車が停まっていた。ナンバーチェック「あ、石川だっ」思わず口に出る。「富山ですね」たまに北陸ナンバーに会うと安心するよ。ちなみに北陸といっても福井じゃ気にならない。しばし雑談。
和琴へ続く道でアフリカツインとZZRのコンビとすれ違う。条件反射的にピースサイン。ん?どこかで見た組み合わせだぞ。あ!初日のRH樽前荘で一緒だった栃木の人達だっ。おれだってわかったかなぁ、わかってるだろドゥーハンのBMWなんて珍しすぎるもの、覚えてたら。
RHめぐみやへ戻ってきた。佐々木君はまだのようだ。奈良ナンバーのハーレーが居る。風呂に行ってるらしい。戻ってきて軽く挨拶、次はコタンと池の湯を制しに行くと言う。温泉マニアだ。おれも風呂行こうっと。げ、自転車オヤジがいる。あーあ、昨日と同じ話してる、テープレコーダーかよ。宿に戻るとバイクが増えていた。大宮ナンバーのオフ車3台、「民宿」のほうに泊まるようだ。それとカヌー付き奈良ナンバー1BOXの2人組も民宿組。民宿とRHの違いは畳・暖房完備・内風呂・個室だけ。それで2000円の差額。キャンプ場のテント持ち込み料は400円。RHは500円。どう考えてもRHが一番お得だ。どうして他のライダー達は天気悪いのにキャンプするんだろう理解できない。
かなり薄暗くなっても佐々木君は帰ってこない。おばちゃんが心配そうに外に出ていく。そろそろ飯の準備するか。メインは鳥天丼、味噌汁用のお湯を涌かすため水をもらいに行って帰ってきたらSRのエキゾーストノートが聞こえた。昼まで摩周湖で粘ってカムイシュ島を見て婚期3年遅らせたあと、阿寒湖でアイヌ舞踊を観て民芸品を買い、帰りに弟子屈で食材調達していたと話す佐々木君。「砂糖なんか1kg単位ですよぉ」タッパーひとつを砂糖が占領。どうして砂糖がいるのだろう?いもだんごのタレを作るためである。面白いやつだ。
ハーレーの人がライダー2人連れて帰ってきた。東京から来た古いホンダのおじさん、登山メインでバイクは足代わりというTW200スカチューン仕様の兄ちゃん。フェンダーレスのバイクでウェット走行はかなりしんどそう。ふとしたことで、ハーレーのライダーと1BOXの人の家が10km離れてないことが判明。夕食の後、5人で公共浴場にチャレンジ。熱いのは表面だけで湯船に浸かってしまえば大丈夫ということがわかった。でも熱い。
明日早いホンダおじさんが床についてから、情報交換会スタート!おじさん所持のツーリングGoGoの0円地図に書いてあることを片っ端からメモるTWクン。混浴とか女性ライダーの単語に弱いようだ。タダのRHと女性と出会える確率の高いYHが並んでいたら金払ってYHに泊まるね。0円地図は知ってることばかりだったから買わなかったと言いきるハーレーの人はさすがにめっちゃ詳しい。何を聞いても即座に答えが返ってくる。佐々木君のネタは「北海道3大基地外YHは桃岩、えりも、斜里だったけど斜里は無くなったから2大かな」厚岸のほうにモーホーが経営するRHがあるそうですネ。ああ、ホ○○ッ○ね。無人島に連れて行かれてココに残されるかオレに釜掘られるか選べと迫られるという。いやあぁぁ、ホ○はいやああぁぁ。稚内のRHみどり湯のカラオケでデュエットしたカップルは16組結婚してるよ。誰か確かめない?北海道の噂。というと、基地外YHとホ○○ッ○とみどり湯?(ワラ) 桃岩は泊まりましたよ。愛の8時間コースで足が棒になりました。みんな時間があっていいなぁ、おれは明日から戻り始めると思うと鬱だよ。帰らなきゃいいじゃないですか。佐々木君は未定、TWクンは涼しくなるまで、ハーレーの人は7月いっぱいはいるらしい。雨の夜が更けていく。。
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