Vol.558 21.Nov.2008
C
Clie-TH55のバッテリー交換
by fjk
手頃な電子手帳として使っているClie-TH55は未だにこれを変えるべくと思われる物がないのが現状ですが、最近電池の持ちが悪くなり、数日おきに充電しなければならなくなってきた。バッテリを交換してくれるサービス(ソニーやPDA工房など)もあるのだが、業者へ送らなければならず、その間は使えないことになる。そこで、電池のみを購入し自分でバッテリを交換することにした。
ネットでTH55用のバッテリを検索してみると、HLI-TH55(1300mAh)がビザビ・楽天市場で3980円で売られていた。また、TH55の電池の蓋を開けるために必要なY字ドライバー(\934)も同時に売っていた。このHLI-TH55は人気があり、在庫無しのショップも多いので、すぐさま注文し、2日後には手元に届いた。
すぐにバッテリ交換を行いたいのであるが、万が一交換に失敗したらと思うと、なかなか作業に取りかかれない。TH55は片時も無くしたら困る。その時、TH55を購入する時にグループで購入したことを思い出し、現在使っていない人に声をかけてみたところ快く譲ってもらうことが出来た。
TH55のリセットボタンを長押しして完全にリセットし、ユーザ名を変えずに母艦(パソコンです)とHotsyncを行うと、Syncが行われ(「同じ母艦から異なるClieにSyncする場合は異なるユーザ名にすること」とあるが・・)、ほぼ同じ内容のClieが2台できた。ただし、Refileの内容は失われ、DocumentsToGoと辞スパは再インストールする必要があった(他のアプリケーションやデータはOK)。
Clieの代替えマシンができたので、バッテリ交換の作業を行う。まず、現在の状態でMSにバックアップする。次に電源を落として、Y字ドライバーで止めネジをゆるめ、カバーを外すと内蔵バッテリーが見える。バッテリが接着されていると聞いていたが、黒いタブをゆっくり引っ張ると、タブも切れずに、簡単に取り出すことが出来た。次に電源ケーブルコネクタをピンセットを使って外した。
交換時に注意することは、ネットで調べておいたように、ディスプレイ用フラットケーブルを傷つけないことであり、コピー用紙をバッテリー幅で長めの短冊状に切って奥まで差し込み、挿入時にケーブルがバッテリにさわらないようしてから、バッテリーを挿入し、電源コネクターを差し込むと、TH55が起動した。
Clieの初期設定を行った後、先ほどMSにバックアップしたシステムをリストアすると、完全に元の状態になり、大容量のバッテリを持つClieとして復活した。
K
感 熱 紙
by fjk
abc557のモバイルプリンタは便利ですが、消耗品である用紙C-11(83μm、299円/50枚)は安くはない。そこで、市販の感熱用紙が使えないか試してみた。
最近、感熱紙を扱っているパソコンショップは少なく、やっと見つけたショップでシャープのWP4AS6(74μm)が500円/100枚(800枚)を手に入れることが出来た。パソコン用のプリンタとして感熱紙仕様の物がほとんど無いので、家電量販店にファクシミリ用の感熱紙ががあるかもしれないと訪れてみたが普通用紙しか扱っていなかった。さらに、文房具屋によってみるとコクヨのタイ-2010(85μm)が780円/100枚(800枚)で売られていた。
手に入れた感熱紙をロータリー刃のカッターでA7サイズに裁断し、ブラザー純正用紙のカセットに入れて印刷を行うと、純正用紙と同様に印刷が可能であった。さらに、印刷した用紙に蛍光ペンやインクなどで文字を書いてもニジミは生じなかった。むしろ純正用紙より乾きが速そうである。ということで、市販の用紙を使うと0.5〜1円/枚で済むことが解った(一時用としては充分)。
さて、部屋を片付けていると昔買ったタイ-2014-W(コクヨ、500円/100枚、75μm)と、長期タイプのタイ-2013N-W(コクヨ、900円/100枚、85μm)とが見つかり、これも試してみた。両方とも印刷は行えるが、2013は表面にコート膜があるせいか少し薄い(通常は問題ない程度)。さらに、蛍光ペンによるインクのニジミみもない。
最終結論は、市販のほとんどの感熱紙がモバイルプリンタに使えることが解った。切断サイズも完全に正確でなくても印刷が可能である。