Vol.573 3.Apr.2009
I
miniITXマシンで高解像の表示
by fjk
最近のパソコンディスプレィはワイドディスプレィや高解像度のものが多くなってきている。しかしminiITX(EPIA-EN15000、VIA/S3G)内蔵のグラフィックでは1280x1024が最大である。そこで、もっと解像度が増やせないかテストすることにした。幸いminiITXマシンにはPCIスロットがあり、ここにグラフィックボードを追加すると高解像度が可能になるものと思われる。
早速パソコンショップに出かけてみると、玄人志向のRD7000-LP64C(\4800、Radeon7000、64Mb、ファンレス、ロープロフィール対応)が見つかり、店員に「どれくらいの解像度までゆけそう?」と聞くと「2048まで大丈夫」とのこと。ただし対応OSはwin-Xp/2000(Radeon7000は98SEから対応)と記載されている(詳細)。
早速ボードを取り付け、ドライバーソフトをインストールし、再起動してみると、起動時にはVIAの表示(RADEON出力)が出るが、Windowsの表示となるとRADEONから画像が出力されていない。ちなみにVIA/S3Gのモニタ端子につなぐときちんと表示される。しかしこの状態ではやはり1280x1024までしか表示できない。さらにVIA/S3G出力では起動時の画面が表示されない(BIOS設定でPCI優先となっている)。これでは最初の目的が達せられない。
Windowsで「コントロールパネル」「システム」「ハードウエア」「デバイスマネージャー」のディスプレィアダプタを見てみると「RADEON」「VIA/S3G」ともに有効となっている。そこで、VIAアダプターを「このデバイスを使わない(無効)」にセットし、再起動してみると、今度はRadeonからの出力が正常に表示された(デジタル+アナログのデュアル表示もOK)。折角だからと高解像度に設定して見るとWUXGA(1920x1200)でも正常に表示させることができました。
さらに、モニタ解像度リストの中にWSXGA+(1680x1050)は無いが、最新版のドライバーにアップした後、手持ちのWSXGA+ディスプレィにつないでみたところ、ケーブルを繋ぐだけですんなりと表示できました。
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RD7000-LP64C |
ITXマシンに組み込んだ状態 |
アナログの1920x1200で表示 |