Vol.611 24.Sep.2010
B
大型自動二輪免許を取ろう!
by TMX
以前から取りたかった運転免許、大型自動二輪免許(通称限定解除、ナナハン免許)。もう30年ほど前に自動二輪中型限定(400ccまで)を習得、それ以上の排気量のバイクを乗るには運転免許試験場で超難関の実技試験をクリアーするしかありませんでした。しかも合格率は10%以下と言われ、ナナハン免許を取るのは夢の夢と諦めていました。
時はながれ、1996年9月(平成8年)から教習所でも習得できるようになりました。 が、そう簡単には時間がとれないのと、なかなか受からないと思い考えてもみませんでした。バイク仲間が最近免許を取ったと聞き、思い切って挑戦することにしました。教習所(自動車学校)は自宅からも近い婦中町の中央自動車学校にしました。
技能教習は12時間、1段階は5時間、2段階は7時間です。教習車は日本の名車(ホンダの名車)CB750を使います。教習内容は次の通りです。
<1段階>
1限目:A/T車体験 、基本走行、発進、停止
2限目:8の字走行・・・後ろブレーキを使いスピードをコントロール
3限目:スラローム(5つのパイロンを7秒以内に通過)・・・アクセルオフで車体を倒し、アクセルオンで立て直す。アクセルワークで車体をうまくコントロール、これの繰り返し。
4限目:一本橋(幅30cm、長さ16m。高さ5cmを10秒以上でわたる、この高さがくせもの・・・ニーグリップをしっかり、遠くを見て、後ろブレーキを使い車体を安定させる。しかし、うまくバランスがとれずこれが一番苦労した)
5限目:1段階の見極め・・・なんとか辛くもお情けで合格をもらう
<2段階>
6限目:コースを交通ルールによる走行・・・交差点の安全確認、ウインカーの出すタイミングなど
7限目:危険回避(緊急回避。飛び出しなどの急な対処運転の体験です。旗をもった指導員が、走行中のぎりぎりの所で 赤・白の旗を振ります。赤なら右車線へ退避、白なら左車線へ進路変更します
8限目:急制動、40km/hのスピードで11m以内で停止(雨天時14m以内)・・・前7、後3の割合でブレーキをかける。
9限目:波状路(いわゆるデコボコ道を5秒以上かけて走行)・・・重心を前に移動させ、アクセルワークで走行
10限目:シュミレーション(安全運転についての疑似体験)
11限目:総合練習、検定コース走行
12限目:見極め(問題なければ技能は終了)・・・一本橋が未だにうまく渡れず失敗が多いが卒業検定へ
<卒業検定>
外周を1周だけ出来る。試験課題をうまく取り入れながら走行し、バイクになれる。検定は手を挙げてスタート、S字、クランクから急制動、スラロームに入り波状路、ここまで問題なくクリア、次は一本橋、一時停止からスタート。5cmの高さをうまく上がりニーグリップをしっかりしながら少し遠くを見る。後ろブレーキでスピード調整。
規定時間より若干早い気がしたので、最後にもう一度ブレーキを使い時間を稼ごうとしたらバランス崩し、エンストしそうになった。何とか立て直し(後に試験官からも指摘される。脱輪、エンストならここで検定中止になる)無事通過。最後に坂道発進をして無事発着点へ。大きなミスもなく廻りきり、無事合格することが出来ました。