Vol.617 18.Mar.2011
J
JR北陸
by fjk
東日本を襲った災害、その後の原発事故は未曾有の大事件です。被災された方にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方にお悔やみ申し上げます。
この災害で、鉄道・道路のライフラインが切断され、物資や人の移動が出来なくなり、救出や復興に大きな影響を与えています。政府は、採算性などを理由に民営化(仕分け)や切り捨て(廃線)などを行ってきましたが、このような大規模災害時には、採算性の合う一定の地域のみへの集中は、非常に危険であることが証明されました。リスクの分散と災害に強いインフラの整備(補完機能を含む)が必要です。そして、これは採算性のみを重視する民間主導ではなく、国主導により、秩序をもって実現する必要があります。国は、このような未来ビジョンを是非この機会に構築して頂きたい。
さて、タイトルのJR北陸は現在存在しない8番目のJRです。北陸地方では北陸新幹線の開業時に在来鉄道の経営分離を強制されています。その経営は「受益者負担」という名の元に、地方主体となっています。そのためか、県単位の鉄道会社を作る案が有力といわれています。ご存じの通り北陸線は日本海に沿って本州を南北に結ぶ幹線の一部です。この鉄道が、県境毎にバラバラに経営されると、今回のような大災害時などの緊急事態への対応が難しくなることも考えられます。
先日、北陸地方で豪雪の被害がありました。この時、北陸線を管理するJR西日本は、特急電車を優先運転するため、全ての列車を運休し、全線の除雪を行いました。本線以外の支線も全運休となり、これにより、首都圏の運休と同じように、学生やサラリーマンは出勤できず、大混乱に陥りました。JR西日本は公共交通を担う機関としての使命を果たさないとして富山県知事も遺憾の意を表明されました。国鉄時代は金沢鉄道管理局があり北陸の鉄道は、間引きはありましたが、大雪の時でも生活の足であるローカル線は確保されていました。現在の北陸線は車両も古く、多くの駅は老朽化し、都会に比べて近代化がかなり遅れています。JR西日本としては営業路線の末端で採算性があまり良くない路線のせいかもしれません。都会と同じようになる必要はありませんが、住民の確実な足として機能して欲しいものです。そして、いざという時は国民のための大動脈として働けるインフラとして確保されている用意が重要です。
そこで、地域に密着し、且つ、ある程度の広域で運営をする方法として、北陸地方の鉄道をまとまって経営する「JR北陸」が有望と考えます。他のJRグループと一緒に運営することで、本州の鉄道をスムーズに運行することで出来るのではないかと考えます。もちろん、小さな会社で、利益率の高い路線も無いので、完全民営化は難しく、行政などによる支援も必要不可欠と思われますが、日本の広域的な公共交通を考えると、国もそれなりの支援を行ってくれるものと期待します。
R
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by fjk
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