Vol.638 31.Aug.2012
S
スマートTV(LG 32LM6600)
by fjk
我が家のテレビのデジタル化は既に済んでいるのですが、居間のテレビは25インチのブラウン管式でした。省エネと画像の大型化を図りたいのですが、テレビラックが小さく、内幅が73cmしかありません。このラックに設置できる32型の液晶テレビがないか捜してみると、シャープのLEDアクオスLC-32F5(幅が72.8cm)しかありませんでした。しかし、2012年8月にLG電子から幅が71.9cmの32LM6600が発売されました。まだ店頭にも展示されていませんでしたが、ネットで捜すと69800円で販売されており、ボタンを押してしまいました。注文後、「新商品のため入荷が遅れるが、構わないか」と取扱店から連絡があり、しばらくは待つことにしました。
入手は9月かなと思っていたところ、8月中に送られてきました。テレビにスタンドを取り付け後、ラックにセットしてみると、指が入らない隙間でしたが、無事ラックに収めることが出来ました。今回は外形サイズだけでこの機種を選んだのですが、実は大変多くの機能を持っている機種です。以下にその一部を紹介します。
- 【初期設定】
@スタンドの組立と取付。
A地デジ、BSアンテナケーブルを接続。
BB-CASカードを所定の位置に挿入。
C2つのリモコンに電池をセット。
Dリモコンで電源をON。
E地域の設定画面が出るので、画面に指示に従う(チャンネルサーチ)
Fサーチ後、地デジ(ケーブルTV)とBS放送を見ることが出来ました(CSは未契約)。
G番組表も少し時間がたてば表示されました(選択したチャンネルのデータはすぐ取り込まれる)。
※設定途中でLAN設定画面が出てくるがここでは設定しない。
- 【録画用ハードディスク】(USB接続)
ワゴンセールで販売していたUSBテレビ録画対応のHD-LBF-U2(2Tb、\8980、バッファロー製)を事前に購入していまました。HDD付属のA-BタイプのUSBケーブルで録画用HDD接続専用端子であるUSB1に接続したところ、HDDを認識し「HDDをフォーマットしますか」と聞いてくるので「OK」でフォーマットしました。フォーマットが終了後に、テストとして「録画予約」を実行してみたところ、無事録画ができていました。
ハードディスクに付属のUSBコネクタはサイズが大きく、コネクタの一部がテレビの外にはみ出てしまい、この状態ではテレビがラックに収まりません。そこで、L型のUSB方向変換プラグ(USB3.0対応)を使ってケーブルの方向を変えてみたところ、今度はハードディスクが認識されませんでした(USB1にはハブを使わないことと書いてある)。次ぎに、コアウェーブの「USB180度方向変換アダプタ」(\100)を使ってみると、今度は無事認識され、テレビをラックの中に納めることが出来ました。
他のUSB端子もラックの中に入ったままでは使えないので、USBハブ(電源付き)をハブ専用端子であるUSB2に接続しました。このハブ経由でUSBメモリやUSBハードディスクのデータ(写真や3D動画も)を見ることができました(パソコンのファイルマネージャー画面と同じように表示される)。ついでにこのUSBハブを携帯電話などのUSB充電にも使っています。
- 【有線・無線LAN】
32LM6600は無線LANまたは有線LANによりインターネットに接続することができます。我が家では既に無線LANが動作しているので、テレビ画面から「設定」「ネットワーク」「ネットワーク接続」を選ぶと、接続可能なLANが表示されるので、我が家の無線LANを選んだところ、無事LANに接続されました(有線LANがあれば有線LANが優先される)。インターネットにも接続できました(LG SmartTVにはまだアクセスしていません)。ネット画面の操作はマジックリモコン(通常リモコンでも動作可能)で行いましたが、慣れないせいかBluetoothマウスが欲しくなります(BT設定メニューが無いようです)。
- 【ケーブルテレビ】(HDMI接続)
我が家の地デジはケーブルテレビ回線で、専用のデジタルチューナーがあります。チューナーの出力(HDMI)をテレビに接続するのですが、USBと同様にHDMIのストレートコネクタではテレビからはみ出るので、L型コネクタのケーブルを準備しましたが、チョットはみ出ました。そこで、L型のHDMI方向変換プラグ(\580)を使うと、今度ははみ出しが無くなり、ラックに収めることができました。変換プラグには2種類あるのでLに曲がっている方と反対側に切りかけがあるプラグを選択する必要があります。
- 【3D】
32LM6600には3Dメガネが2つ付いています。BSで3D番組をやっていたので、3Dボタンを押してみました。左右にスプリットしたアイコンを選ぶと、3D画像を見ることができました。メガネは単純な偏光タイプなのでケーブルもなく、軽く、普通のメガネと変わりません(普通のメガネの上に重ねることも可能でした)。元のテレビラックではDVDプレーヤを使っていましたが、3Dを見るためにBDプレーヤー(プレステ3?)が欲しくなりました。
- 【その他】
多機能な32LM6600ですが、DVI(HDMI変換ケーブルが必要)またはRGBでパソコンのモニターとしても使えます。D5またはコンポジット端子にAV接続することで、古いVHSビデオデッキの出力も接続できます。
ソフトウェア機能では、「スマートシェア」機能でネットワークに接続されたDLNA対応機器やUSB記憶装置などに保存されたコンテンツを見ることが出来ます。また、タブレットPCのスタート画面のような「ホームダッシュボード」画面から、簡単に見たいコンテンツやアプリを選ぶことが出来、いろいろとさわっているとパソコンのように思えます。マニュアルを見ると、この他にもまだまだ機能があります(MHL接続、メディアリンク、WiFiScreenShare、WiiressDisplay、光デジタルオーディオ、ホームシアターARC対応、内蔵ソフトの自動アップデートなど)。
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テレビの左右にはほとんど隙間がない | 上がUSB、下がHDMI端子 |