全録機能があるRegza DBR-M180で録画した番組を見たいという人がいたので、一端HDDに移し、さらにBDにダビングした。さらに、BD非対応のドライブでも視聴できるようDVDにもダビングした。M180のトレーにメディアを挿入すると、「フォーマット」を要求され、DVDではAVCREC方式でしかフォーナット出来ないので、これを選んでフォーマットする。メディアのファイナライズ後、パナのブルーレイレコーダであるDMR-BW850ではBDおよびDVDのどちらもちゃんと再生・視聴できました(AVCREC非採用のSonyやシャープのレコーダーでは再生できない)。
書き込んだDVDをパソコンのBDドライブ(LGのGGW-H20N)に差し込んでwinDVDで再生しようとするが、「このメディアに対応していません」とエラーが出る。GGW-H20NはドライブのファームウェアをバージョンアップしてもAVCRECに対応できないらしく、やはりAVCREC対応のドライブ(パイオニアやバッファローなど)にする必要がありそうです(後日パイオニアのBDR-209JBKにドライブを交換し、付属のpowerDVDで再生することが出来ました)。
AVCRECはDVDにH.264のHD映像を記録するためのフォーマットで、主にBDプレーヤで採用され、DVDプレーヤーでAVCRECを再生できるものは無い。ちなみに、パナのDMR-BW850ではAVCREC以外にVRモードでも記録でき、VRモードで記録されたものは互換性があり、他の多くのドライブでも再生可能である(DBR-490以降はVRモードでの録画も可能)。また、Blu-Rayのもう一つの規格であるにはAVCHDは再生/ビデオカメラなどに主に利用されている。
タブレットパソコンでもBDおよびDVDを視聴しようと、外付けUSBドライブを探してみると、ロジテックのLBP-PUC6U3、LBP-PMK6U3は「AVCREC対応」とパッケージ書かれていたので、コンパクトなLBP-PUC6U3(約\10,000)を入手し、QH55/Mに接続し、BDおよびAVCRECモードで記録されたDVDの再生を添付のwinDVDで試みたところ、どちらも正常に見ることが出来ました(USB3.0バスパワーのみで動作し、ACアダプタは不要でした)。
再生専用でAVCREC対応のBDプレーヤーにはパナのDMP-BD85や東芝のDBP-S400などがあるが、SONYおよびシャープ製のプレーヤーはAVCREC非対応である。DBP-S400がDMP-BD85と同価格(約\10,000)で売られていたので入手し、RegzaテレビにHDMIケーブルで接続し、BDおよびAVCRECで記録されたDVDの再生を試みたところ、どちらも正常に見ることが出来ました。
また、ディスプレイ付きBDポータブルプレーヤとしても種々のものがあるようですが、VRモード対応のものが多い。東芝のSD-BP900SにはAVCREC対応と記述があるが、BDポータブルプレーヤーは価格が高い(\30,000程度)ことが引っかかります。
DBR-M180には持ち出しモードが有り、RZポーター対応のタブレットやスマートホンで録画番組を再生することが出来ます。DBR-M180で持出し用ファイル変換し、AT3S0とDBR-M180をLAN (Wifi)接続し、M180から動画ファイルをAT3SOにダビングし、RZポーターで正常に再生することが出来ました。また、LAN接続しRZプレーヤーを使うと、録画番組だけで無くタイムシフト番組も見ることが出来ました。さらに、RZライブでは現在放送中の番組も見ることが出来ました。
LBP-PUC6U3を使って 再生中のQH55/M |
東芝DBP-S400 | RZポーターで再生中 |
「失われ行く、我々の内なる細菌」(みすず書房、マーティンJブレーザー著)という本がある。同書では、「抗生物質の導入以来、半世紀にわたり、『我々の内なる細菌』ともいうべきヒトの常在菌が撹乱され、その多様性が失われたことで、『現代の疫病』(肥満やアレルギーなど)が生み出されている」、と指摘する。
細菌はヒトに病気を引き起こす。しかし同時に、健康にもする。例えば、「ヘリコバスター・ピロリ(ピロリ菌)は胃がんや胃潰瘍のリスクを上昇させるが、胃食道逆流症を抑制し結果として食道がんを予防する。すなわち、ピロリ菌が低下すれば食道がんの割合は増加する」とある。私の胃にはピロリ菌はいないが、逆流性食道炎によくなるので、このことは実感できる。
ピロリ菌などの駆除を目的として抗生物質が使われるが、このような微生物がいなくなることで人間の健康に影響を与えている可能性がある。そもそもヒトの体は約30兆個の細胞からなるが、体内には約100兆個もの細菌や真菌が同居しているという。体内に菌がいるから単に駆除するというのではなく、共生していく事が大切なように思えた。