Vol.703 7.Oct.2016

コッピングソーテーブル(糸鋸盤) 乾湿両用吸塵・掃除機

C コッピングソーテーブル(糸鋸盤)

by fjk

保護ケース用にスポンジを真っ直ぐに切り抜きたく、プロクソン(proxxon)の糸鋸盤であるコッピングソーテーブルEX(No.27088)を入手した。今まで、木材の切り抜きなどには、マキタのジグソーを作業テーブルに逆さまに固定して加工していたが、セットに時間がかかり、音も大きく、埃がたつなど、使う機会が少なかった。
 刃が下向きになるように鋸刃をセットし、高さ50mmスポンジを切ってみたところ、垂直方向にほぼ真っ直ぐに切ることができた。水平方向はガイドがないので、こちらは我慢できる程度の直線(?)で切断できた。
 装置の性能を確かめるため、10mm厚の木材の切断を試みたところ、なんとか切断できたが、抵抗が大きく、ジグソーほどスムーズに切断できなかった。No.27088は能力が小さいので厚さ10mmを超える木材はジグソーで加工するほうが良さそうである。
 No.27088は切りくずを除去するためにエアーポンプが付いていたり、ノコ刃速度を可変出来るなどの機能がある(減速して使うことはほとんど無いが)。
 使用時の注意として、エアーポンプが正しく働くようにするには鋸刃の取り付けにはコツが必要である。最初に鋸刃の下端を固定し、鋸刃の上端をポンプ部に差し込み、ポンプを上から下がるところまで押し込んで鋸歯を固定する(鋸刃にテンションがかかった状態となる)。これを怠るとポンプの上下動が上手く出来ず、鋸刃が踊ることになる(最悪、鋸刃が折れる)。

No.27088ソーテーブル
(金具でテーブルに固定)
ソーでスポンジを切断
(ほぼ垂直に切断できた)


D 乾湿両用吸塵・掃除機

by fjk

コッピングソーテーブルには切りくずを吸引するために吸塵機のノズルを差し込む穴が空いている。一般に、吸塵機は消費電力が大きく(1kw以上が多い)、家庭内では電流容量に余裕が無いので、なるべく消費電力が小さいものをと探していたところ、藤原産業 489225 E-Value 乾湿両用掃除機10L EVC-100P(500W程度) をDIYで見つけ入手した。
 EVC-100Pはプロ用の吸塵機よりも安価で、家庭用の掃除機よりも吸引力が強い。本体サイズも小型で、車用のクロウノズルやミニノズルなども付属している。DIYで使うにはちょうど良い。いざとなれば液体も吸引できる。ただし、難点はやや音が大きいことかな。
 コッピングテーブルの吸塵用として使うのは、テーブルに付属のアダプタとはサイズが合わず、DIYでホース変換アダプターを購入し、ホースの間に取り付けて接続した。

小型・省電力で
吸引力が強いEVC-100P
乾燥用フィルター
(湿式時はスポンジ使用)
豊富なアタッチメント
(ミニノズルもある)
糸鋸盤の吸塵用として
アダプタを使って接続


コッピングソーテーブル(糸鋸盤) 乾湿両用吸塵・掃除機