修理(仏壇用の台) 続き
2001.11.20以降
(最新の記述へ) 02/02/11
11/20(火)
脚と下回りの板の付け根に刻苧をつける。
11/22(木)
10/14(日)に天板と縁を除く、全体を黒漆で塗ったときの縮み(隅、一部平地も)をヤスリで削る。
*中目。仕上げようヤスリ・・・丸い棒、四角い棒。
11/24(土)
裏側から研げるところをキング#1000などで研ぐ。
*もともとが木痩せなどで、ガタガタになっているので直しようがない。
刻苧や下地で直せば、できない事はないが、そこまでする必要があるか?
11/25(日)
人工砥で研ぐ・・・研ぎ切れない。
ペーパー#220を砥石に当てて、研ぐ・・・木地が歪んだり、痩せこんだりしているから誤魔化すしかない。
思った以上に凹みや角の欠落があるので、錆を見る。
11/26(月)
ペーパー#360で錆を研ぐ。
見落としていた錆を見る。
12/13(木)
天板を除く、残り全体にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。
*漆を染み込ませて、固めるため。
12/26(水)
雲形の裏、脚、足回りの一部を砥石で水研ぎする。
目立つ穴に錆を見る。
12/27(木)
昨日とは別のところを少々研ぐ。
*研いでいる内に、塗膜が剥がれてくる事がある・・・修理品では良くあることだし、木地に直接漆を塗ることが持つ欠陥である。
2002年
1/3(木)
雲形や、脚付近を砥石で、少々水研ぎする。
1/6(日)
天板とその外縁をのぞく、残りを研ぐ。
角などのガタガタを研ぎ潰す。
天板と外縁を除く、残り全体を黒漆で中塗りする。
*隅を8寸丈の二分刷毛で浚える・・・使いやすいが、近視に乱視なので、よく見えない。
*大きいので、湿りをしている風呂にしか入らない・・・縮むかもしれない。
1/7(月)
*80%近くあったので、予想通り、縮んでしまった・・・十分に隅を浚えたところは大丈夫だったが、、、
*一緒に塗った縄胎椀は縮まなかった・・・湿りの少ない風呂に入れておいたので。
1/11(金)
縮んだところ(隅だけでなく、平地にも)を砥石で潰す・・・なかなかつぶれない。
1/12(土)
中目ぐらいの砥石で、縮みを潰すが、なかなか潰れない。
角などのガタガタも、直すが、塗ると直っていないのが分かるので、また繰り返すことになる。
1/14(月)
ペーパー#360を砥石に当てて、刷毛筋や漆の溜まり・縮みなどを研ぐ。
丸みなどもペーパーを利用して研ぐ。
2/3(日)
足回りの台の裏に黒漆中塗り。
*2/4 湿りの強い中にあったためか、またも縮み。
気温が低い所為で、漆が粘りすぎる為、ムラ塗りになるということもある。
2/10(日)
一週間前塗ったところと、天板・縁周りとを除く、残りに黒漆を塗る。
2/11(月)
多少湿り気のある室に入れておいたので、乾いていた。
2分刷毛で、隅を浚えておいたのに、一部に縮みあり。
注意して塗ったので、平地は大丈夫だった。
cf.一緒に塗った縄胎椀や丸盆などは、光ったままで、全く乾いていない。