7/24(水)雨
北海道ツーリング・最終日 有珠山
 朝から雨。9時頃自炊で朝食。片づけている間に玄関前で記念撮影があった。9時半頃出発。R276を喜茂別へ向かい、途中からR453に入る。道の駅フォーレスト276はいちおう止まったがカッパ脱ぐ気力無くそのまま走り出した。「天気が良かったらオサル湯に入るといいですよ」と昨日情報をもらったのだが、天気良くないし。。どこがオサル湯かも気づかずR453を走り抜ける。
 壮瞥町に入ると正面に昭和新山が見えてきた。洞爺湖畔に出て温泉街を通り抜けR230を北上。有珠山を眺めるのに北西から見下ろすような写真を見たことがある。あった、たぶんここだ、サイロ展望台という名の観光スポット。観光バスが寄る騒々しさを忘れてしまうほどここからの洞爺湖眺望はすばらしい。天気が良ければ…。
サイロ展望台から洞爺湖温泉街2000年3月に噴火した西山火口から噴煙が立ち上っているのが辛うじてわかる。有珠山本体と金比羅火口はガスの中に没している。
 気を取り直してバイクに戻り駐車場から押し歩いていると一匹の犬が寄ってきた。首輪に名札のようなものが付いている。雨の日のライダーなんか見たことがなかったのか、グルルルルと唸り声をあげ猛烈に吠え始めた。あー、うるさい。無視してると足に噛みつかれた。カッパと革パンの上からの小型犬の牙がたつわけないが、2〜3回攻撃を受けた。蹴った。いや蹴らずにはおられなかった。ったく、噛みつくような犬を放し飼いにするなよな。
 R230を洞爺湖温泉まで下り、[西山火口散策路]の看板に従って駐車場へ。バイク100円。生テーマパークの見学料無料。料金所の方にジャケットを預かってもらうようお願いしたら傘まで貸してくれた。いい人だよう。
 いきなり正面に火山災害の爪跡が現れる。インパクトあるぜ。

西山火口湖1
西山火口湖と呼ばれるが、火口ではなく水たまり。

西山火口湖2
どうして水がたまるかというと今まで低かった南側が隆起して水が流れなくなったため。

廃屋
カメラではなく家が傾いている。右側(南側)が隆起して地面が引っ張られている。

正断層
地面が引っ張られてできた断層。この辺から硫黄臭が立ちこめる。

かつてここが道路であった証
野外彫刻その1(ぉぃ)

人間の力なぞちっぽけなものよのう
火口の斜面を撮影。地殻変動で破裂した水道管を修理しているとき噴火が始まったという。
この水道管は噴火の第一発見者。ちなみに逃げ遅れた重機がこの辺に埋まってるらしい。

西山火口の噴煙
西山火口で最も噴気活動が盛んな火口。

西山潜在溶岩ドーム
放置車両はケンメリのスカイライン。左の地面は元の位置より6mも隆起した。
さらに左に西山火口の最高地点があり24時間観測器が設置されている。

西山火口の熱気地帯
かつては美味しい豆がとれる丘陵地であったという灼熱地獄。

 2つのカメラで写真50枚以上撮った。第三展望台まで往復すると約1時間強のコース。西山火口は潜在溶岩ドームの生成で最高地点は70mも隆起した。生まれたばかりの火山の活動を間近で見られる世界的にも貴重な場所であろ。この日も海外の火山オタクが見学していた。興味ある方はまだ熱いうちに行っておいたほうがいい。金比羅火口は疲れたのでパス。
 昭和新山の麓を通って伊達市へ、R37を室蘭へ向かう。まだ出航まで12時間近くある。今日はいままでで一番ヒドい天気だ。有珠山散策のとき暫く雨があがった他はずっと降り続いている。しかも寒い。時折すれ違うライダーのピースサインは励みになる。おまえだけじゃないんだ、と。室蘭を通り過ぎ、倶多楽湖と地獄谷へ向かう。火山ざんまいだな。まず地獄谷・・・だが、力尽きた。バイクを停めて下りる気力がない。ヤーメタ、Uターン。せっかく登別温泉まできたのに何もせず帰ったのは惜しかった気もするが、このときはマジでモチベーション失っていた。もうフェリーターミナルへ行こう。完全防水のジャケットだが蒸れて湿っぽい。下半身はパンツまで雨の侵入を許した。
 15時半、室蘭港。さすがに早すぎる。ダメモトで地球岬へ行ったが濃霧のため売店すら開いてなかった。禿鬱。もう嫌だ帰りたい、夏の太陽が見たい。16時すぎ観念してターミナルビルに避難。ちょうど直江津からの便が入港してきた。ライダーは10人ぐらい。いいよなぁ君たちは、2日我慢すりゃ青空の下を走れるんだから。14時から居るという長岡ナンバーのV-MAXの人と雑談。時間が経たねぇ。あ、白い恋人買って来いとか言われてたんだった。ターミナルの売店でゲット。ついでに3階のレストランで野菜サラダと冷や奴を食べた。時間が経たねぇ。最後にやまびこさんに電話...と。auの姉ちゃんの声が流れる。ふむ、暫くして折り返し電話がっ。非常に恐縮なさっていたが、アテが外れたおかげでいい経験も出来たわけだし結果的には良かった加奈。天気以外わっ。まぁヒグマのエサになってなくて安心したよ(^^;
 22時15分、乗船開始。バイクは12台ぐらいいるな。行きとエライ違いだ。行きで一緒だったW650紳士もいらっしゃる。さらば北海道、さらばなっちの故郷・室蘭。

 北海道ツーリング日記はこれで終わるが、おれの旅はまだつづく。

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