URUSHIの仕事 [ (2004.11.15−2005.3.20 )
11.15(月)
朝見ると、昨日の黒の上塗りにかなり縮み(14℃、55%)。
〔乾漆0310雄型〕〔乾漆F〕は昨日で終わる予定だったが、続くことになった。〔乾漆0310雄型〕(朝)蓋…見込みの縮みをペーパー#360で研いでおく。
身…見込みの他、内脇にもかなりの縮み。研いでおく。
(夜)蓋・身…暫く間をおいたりして、ペーパー#360で研ぐ。
蓋の隅にも縮みがあるのを発見。
*懸子…夜になっても乾かないので、少し湿り(19℃、57パーセントほどになる)。〔乾漆F〕(朝)蓋…見込みの縮みをペーパー#360で研いでおく。
(夜)蓋…見込みの縮みをペーパー#360で何度かに分けて研ぐ。
懸子…見ると裏底に縮み!研いでおく。
11.16(火)
〔乾漆0310雄型〕(朝)蓋…見込みの縮みをペーパー#600で研ぐ。
身…見込み、内脇の縮み。研ぐ。 まだ光っているところが残る。
(夜)蓋・身…ペーパー#1000で研ぐ。
*昨日灯油でのばして、付けを取った黒漆―朝には艶が落ちていたが、柔らかかった。夜、薄い部分はかなり乾いていた。
内側の上塗り(黒)・・・縮まないように厚くしなかった。
*懸子…触れても大丈夫に放ったが、乾きが悪い(夜15度、60%)。
乾漆食籠(石膏雄型に貼って作る)の詳しい記述へ&〔乾漆F〕(朝)蓋…見込みの縮みをペーパー#600で研ぐ。懸子の裏も。
(夜)蓋…ペーパー#1000で研ぐ。懸子の裏も。
黒で上塗り・・・蓋(内)、懸子(裏底)。18℃、57%(ファンヒーター)。
11.17(水)
〔乾漆0310雄型〕〔乾漆F〕(朝)15℃、57%。乾いていた。
付くを外し、糊分を洗う。湿り強化。
全く流れず、刷毛筋だらけ。
これで完了です。
11.19(金)
〔棗〕蒔地…蓋と身を合わせ、外形の足りない側に錆。
他2個…合い口端に錆付け。〔縄胎ビール杯1個〕裏に記銘。
*一昨日は支部展搬入、会場準備。
昨日は懇親会。
11.20(土)
〔棗〕蓋の端、擦りガラスで水平研ぎ。蓋と身の合い口、擦り合わせ研ぎ。
合い口の外側をキング#1000で研ぐ。
蒔地…合い口端に錆付け。
他の2個…手で触ってガタガタしている角に錆。〔縄胎ビール杯1個〕布準備。箱書き。
11.21(日)
〔棗〕蓋の端、擦りガラスで水平研ぎ。蓋と身の合い口、擦り合わせ研ぎ。
合い口の外側をキング#1000で研ぐ。
蒔地…どう見ても蒔き地が一回しかしてない感じ。所々拭くだけで木地が出ている!
内側から外脇途中まで、リグロインで薄めた生漆を渡し、粉固め。吸い込みには更に塗り、輪島3辺地の粉を蒔く。
他の2個…合い口端にリグロインで薄めた生漆を渡し、少ししてから拭き取る。〔縄胎ビール杯1個〕荷造りし、発送。
11.22(月)
〔棗〕蒔地…輪島3辺地の粉を蒔く―蓋(甲と外脇の上半分)、身(裏底から外脇下側)。
*箸にも蒔地1回目。
*作業より次の作品・・・
11.23(火)
〔棗〕蒔地…蓋(内側から外脇半分ほど)、身(内側から外脇1センチほど)。輪島3辺地の粉(これでたぶん3回目になる)。
*箸にも蒔地2回目。
*アイディアが出て来ない!今日のことはu_ru_4の日記ページに。
11.24(水)
〔棗〕蒔地…輪島3辺地の粉を蒔く―蓋(甲と外脇の上半分)、身(裏底から外脇下側)。(これで3回目になるだろう)
*箸に蒔地3回目。
11.25(木)
〔棗〕蒔地…全体をリグロインで薄めた生漆で粉固め。
*箸の粉固め。*今朝近所の方が亡くなり、一日出かけていました。
明日、明後日と続きます。
11.28(日)
〔棗〕蒔地…合い口を擦り合わせ。
合い口端に錆付け。*今日は3回忌法要。朝は支部展の後片付け。
11.29(月)
〔棗〕(朝)蒔地…合い口を擦り合わせ。合い口端の外角に錆を渡す。
11.30(火)
〔棗〕蒔地…蓋と身を合わせ合い口付近に錆。約30分後に少しずらして、切っておく。
12.1(水)
〔棗〕蒔地…合い口端に錆付け。
*イラストレーターで新作のデザインが出来ないかと、、、
12.2(木)
〔棗〕蒔地…蓋の端を擦りガラス(砥粉+水)で水平研ぎ、身と擦り合わせ研ぎ。
外形を人工砥で研ぎ合わせる。
端幅を見ながら、蓋の内脇を研ぎ込む。
身の立ち上がり、底辺りを研ぎ込む。
合い口端とその付近(研いだところ)などに生漆を摺り込む。*htmlタグについての説明を印刷していました。
12.3(金)
〔棗〕蒔地…蓋と身別々に、形に合わせた人工砥で研ぐ。
蓋と身を合わせると、かなりズレている。
円形分度器で蓋の狂いを見ると、外に出過ぎの対辺があり、研ぐ。
蓋と身を合わせ、どちらかを回しながら、曲面の狂いを指で確かめ、研ぎ、直す。
合わせたまま出過ぎ部分を探し、別々に研ぐ。
凹みが残った部分に錆。
木が出た部分に生漆・・・木地の段階で蓋と身が合っていなかった(狂っていた)。
12.4(土)
〔棗〕蒔地…錆を研ぐ。
黒漆で中塗り・・・蓋(合い口端より内)、身(内から合い口端まで)。16℃、48%。
*箸一組も塗る。
12.5(日)
〔棗〕蒔地…*朝、18℃、50%で乾いていた。
外側を名倉砥で研ぐ。
黒で中塗り・・・蓋(外側)、身(裏と外脇)。16℃、52%。
12.6(月)
〔棗〕蒔地…錆をみる(蓋の内隅、端角。身の端の両角、合い口端角など)。
*朝、鞄を取ろうと屈んだとき、腰に痛みが走り、段々腰痛がひどくなる。
12.7(火)
〔棗〕蒔地…内側を名倉砥で研ぐ。
錆をみる・・・蓋(身付けの周辺部、端の角を作る為全部)、身(身付けの周辺部、端の両側、合い口端の角)。*腰痛は軽くはなったが、前屈が出来ないし、真っ直ぐ立てない。
12.8(水)
〔棗〕蒔地…合い口の水平研ぎ、擦り合わせ研ぎ。
内側の錆を研ぐ。生漆を吸わせ、拭き取る。
*角に錆があまり残らなかった感じ。少し直ったか?*インドメタシン入りの貼り薬のおかげか、普通よりは重い程度の腰痛にまで回復。
12.9(木)
〔棗〕蒔地…内側に黒漆を塗る。17℃、48%。
*箆を削ったりしていました。
12.10(金)
〔棗〕蒔地…(朝)10℃、49%。乾いていた!湿り風呂へ。
(夜)外側を名倉砥で研ぐ。錆をみる。〔縄胎ビール杯もう1個〕内底を研ぐ。
12.11(土)
乾漆で粘土原型を作るときの中心が垂直になる台を作りました。
大きいのは径6ミリの長ネジと径3ミリの小ネジ(使うときはどちらかいっぽう)。
小さいのは径3mmの小ネジ(高さ60mm)―画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(ジオログから)をクリックして下さい。中塗り・・・蒔地の棗の外側(2回目の中塗り)、縄胎杯の内底。15℃、49%。
刃物を研ぎました。
12.12(日)
*天気がよく、暖かかったので、蒲団干し、スタッドレスタイヤへの交換、ワックス掛け。
内の中の掃除、ワックス掛け。もう一台のタイヤ交換。
*新作のアイディアが出て来ないので、図を見直して、良いなと感じるのをメモ的に描きだしてみる。
12.13(月)
*イラストレーターで図を描く練習をしていました。
オブジェクト、変形、回転の順に操作するとき、中心を任意に設定してコピーしていくと角度が数字設定できない。
数字設定する時は、中心がその図の中心になってしまう。
12.14(火)
*新作に関して何となくイメージは出てきたが、細部が決まらない。
イラストレーターで45度毎の回転・コピーは出来るので、描く。
イラストレーターもパソコンも調子がおかしい。
12.15(水)
〔乾漆〕考えていても纏まらないので、今まで作った平面定規を取り出してみる。
蓮のイメージのを採用することにし、側面の形をセクションパッドに書いては消すを繰り返す。
1ミリほどの違いでも印象がかなり変わる。
*別のイメージの作品は、試作品として別の平面定規でする方が良いだろう。*イラストレーター付属のユーザーガイドp132に角度指定の回転法が書いてありました。
ジオログに画像とともに載せます。
12.16(木)
〔乾漆〕作図を今日の感覚で少し直す。
アクリル片の下を水平にする・・・ペーパー#180の上で研ぐと楽に研げた(鑢で削るより)。
作図に合わせ、アクリル片にマジックで線を写す。
糸鋸で切り、鑢・アクリルカッターの背で削り、作図に合わせていく。
蓋用と身用を合わせ、線の流れを整えるように削る。
糸鋸で切った反対側のアクリル片も削って整える(蓋・身用にそれぞれ合わせて)。
12.17(金)
〔乾漆〕懸子の大きさを大体の目安で考える。
蓋用・身用引き箆を合わせ、線の流れを見る。鑢で削って修正。
粘土を削る側の裏側を斜めに落とす・・・ペーパー#220、鑢、アクリルカッターの背。
アクリル引き箆を支える裏板をシナ合板で作り、ネジで固定。中心軸受け板も一緒に付ける。
水平に支える板を引き箆の垂直方向に付ける・・・溝を切り、組み合わせる。
〔乾漆〕蓋の粘土原型を作り始める。
・水粘土を使う。硝子板に接する水平部分が浮かないように粘土を削っていく。
・中心軸に引き箆がつかえ、入り隅部分が作れなかった。
アクリルの頭(中心側から)を5ミリほど切る(ネジで固定していたので分解が楽だった)。
身の引き箆をアクリル部分を短くした(中央側)。*入り隅・山の出入りのある形(平面定規)に引き箆を沿わせると、中央付近にもその形を受ける高低ができる。
今日はたまたま入り隅付近を削ることが出来なかったので、中央付近は面が出来た。
*考えてみると、中央にかけて曲面が強いと、入り隅・山の出入りの影響をもろに受ける。
中央付近が平面に近ければ、引き箆の曲線があまり変化しないので、高低差を僅かしか作らない。
*中央付近(一定の面)と周辺付近(入り隅・山の変化を強く受ける造形)を同時にこなせる引き箆はないか?
今まで通りの引き箆を作り、周辺部分の造形にかかわるところでアクリル部分を切り分けると考える。
その予定で、切り分ける両側をそれぞれ2本のネジで固定し、分解し、切り分ける。
両方つけた状態で中央付近の甲の基本的な面を作り、次に分解し、中央部分のアクリル部分を取り除く。周辺部を作る。
*懸子用も、石膏原型にある程度の厚味をつける必要がある(割れてしまわないように)ので、今までは平面定規の2mmほど内を引き箆が通るよう引き箆に細工をしていた(2mmほど切り込む)が、斜め上に向けて2mmほど内に入るようにすれば引き箆も動き易くなると今朝気付いた。
アクリル引き箆を切り分けた画像(道具のページの一番下)
〔乾漆〕蓋の粘土原型を作りあげる。
石膏雌型取り(補強は針金)
粘土を取り出し、出ている部分を削る。#360で身付けを水研ぎ少々。
石膏雄型取り。(離型剤はカリ石鹸。補強はスタッフ)身の粘土原型を作る始める。
まず底部分を作りる。
引き箆を分解し、側面から腰にかけてのアクリル引き箆に改良し、その辺りも作る始める
12.20(月)
〔乾漆〕身の粘土原型を作り上げる。
石膏雌型取り。蓋…石膏雄型を取り出す。
雄型の端に2箇所欠けが出来たので、極めて薄い石膏でつづくり。
欠けている画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(ジオログから)をクリックして下さい
〔乾漆〕身…粘土を取り出す。石膏雌型を修正(入り隅になるところ、身付きなど)。
石膏雄型取り。
*最初に硝子板などで蓋をして、石膏を内側にくるくる回しながら渡すのだが、いつも上手くいかない。
回しているうちに薄膜が少しずつ厚くなっていくなら良いが、そうはいかない。
回る固まりが前に通った所の石膏を浚えていくだけで、石膏が固まる時に回っている場所だけが厚く固まる。
*今日はいつもより多めの石膏を入れた所為で、ひどいところは石膏さえ載っていない部分が出来ていた。
大抵少なめに石膏を入れて回すのだが、ムラなく出来たことはない。
12.22(水)
〔乾漆〕身…石膏雄型を取り出す。
蓋・身…間にアクリル平面定規を挟み、出ているところ・ズレているところを削る。
外脇を砥石でも直す。甲・底を荒砥で水研ぎ。
暫く水に浸けておいてから、ゆるめの石膏でつづくり。
*身は、アクリル平面定規に沿わせて石膏を箆付け・・・狂いが大きかったので。
アクリル平面定規を間に挟んだ画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(ジオログから)をクリックして下さい
*蓋のつづくりは12.20のもの(水分不足でガタガタ)。
12.23(木)
〔乾漆〕蓋・身…砥石で合わせ研ぎ。
端を#180ペーパー上(ガラス板)で研ぎ、水平にする。
甲・裏底も研ぐ。全体を#360ペーパーで水研ぎ。
カリ石鹸を3回塗り、内側に水を入れておく。
もう一度カリ石鹸を塗ってから、石膏雌型取り。
*砺波のたんぽぽで買った金貝を引き箆の形に切り(鉛筆で形を写す)、三つ割に。
12.24(金)
〔乾漆〕蓋・身…雌型を3つに割る。 雄型を取り出す。
雌型を組み直し、石膏を裏から渡す(麻布で補強)。
*タンポポで買った金貝は、少し固すぎるかと思っていたのだが、丁度良かったようだ。
中央付近に金貝を入れない部分を残し、少しスタッフを絡ませておいたのは、上手く働く。懸子…アクリル片を取り出してどうするか考える。
*雄型、雌型共用の粘土原型は出来ないような気がする。
どちらにも足りない感じのところの寸法があるのかもしれないが、、、?
12.25(土)
〔乾漆〕蓋・身…雌型を組み合わせたのをみると、少しずれていた!
身付きを少し削る。懸子…引き箆を作る。
*楽しようとして、ズレてなお苦労する。
*腰を少なめ、掛部分を多めにと考えて作る=修正が可能な範囲にする。
12.26(日)
〔乾漆〕蓋・身…石膏原型に水を吸わせておく。
継ぎ目、石膏が足りない部分などに、柔らかめの石膏を渡し、半乾き状態で削る。懸子…(午前)粘土原型を作る。
*引き箆を二通りに使えると、気づき難い狂いが分かり易い。
石膏雌型取り(小さいので2回だけ渡す)。(夕)粘土原型を取り出し、雌型を削って修正。
石膏雄型取り。
*端に蓋をせずに石膏を渡す。
カリ石鹸を端に塗っていたが、それが雄型作りに悪く作用するかもしれない。
箆で盛り付け直す感じの作業だったので、箆で削ってしまっている場所があるかもしれない。
12.27(月)
〔乾漆〕懸子…石膏雌型を叩いて壊し、雄型を取り出す。
カリ石鹸、内側に水を入れ吸わせる。
石膏雌型取り(三ツ割)。
*昨日の心配は、大丈夫だった。
12.29(水)
〔乾漆食籠〕懸子…雄型を取り出そうとすると、雌型が割れずにそのまま抜けた。
*雌型が三つ割にならないように注意して扱う必要がある。
これで雄型・雌型の二つの原型が完成。水分が抜けるのを待つ。〔縄胎盛器〕イラストレーターで楕円を描き、作図。(ジオログに書きます)
1/4を印刷し、4つ並べてセロハンテープで貼り合せ、どの部分を入り隅にするか考える。
1/4のアクリル平面定規を作る為、カッターで少しだけ大きめにアクリル板を切る。
側面用の引き箆をアクリル板に作図し、カッターで切り取り、鑢がけ。*昨日は忘年会で和倉温泉に一泊。
12.30(木)
〔縄胎盛器〕アクリル板に1/4図をセロテープで貼る。
糸鋸で切る。切り断面をペーパー#180,360で水研ぎし、滑らかにする。〔乾漆香合or茶器〕パソコンで作図練習してあったのを利用。
セロファンテープで固定し、糸鋸で切る。
入り隅付近を鑢で削る。
*盛器のも合わせ、画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(ジオログから)をクリックして下さい*出すのを忘れていた天神様を出すため、掃除をしたり、、、
12.31(金)
〔乾漆香合or茶器〕貼ってある紙に合わせるように、入り隅を中心に削る。
作図を別の紙に印刷し、アクリル平面定規をその上に置いて、狂いを確かめながら削る。
*最初の印刷した紙は、セロテープが削ってなくなり、剥がれてしまった。
見た目に狂っているところを作図に合わせ、削って直す。〔縄胎盛器〕アクリル1/4定規の入り隅があまり面白そうに見えないので、長い側に近いのを大き目になるよう削る。
*今日も少し掃除など、、、融雪用ホースを取り出し、水を流したり、、、
2005年
1.2(日)
〔乾漆香合or茶器〕パソコン印刷の作図に合わせ、アクリル定規を削る。
見た目に違う感じの所を作図に当て、削って直す。裏返しても狂いを見る。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔縄胎盛器〕アクリル1/4定規で1/4の粘土原型を作る。
石膏雌型取り。割型にできるようにしたが、、、
*割ってみるとなかなか割れず。
何とか割り、粘土を取り出し、端が水平になるように合わせ直し、裏から石膏を渡す―再使用できるか?
1.3(月)
〔縄胎盛器〕割型にし、合わせ直したのは、ズレていた!少し削って直す。
石膏雄型取り。
*反対側に原型がないので、アクリル1/4定規を裏返し、粘土原型を作る。
石膏雌型取り(割型に意味がなかったので止める)。
1.4(火)
〔縄胎盛器〕*後から作った方…雌型から粘土を取り出し、修正。
石膏雄型取り。
(時間を置いて)雌型を壊し、雄型を取り出す。
*二つの1/4雄型原型を荒砥やペーパー#180,360で水研ぎ。
端、裏底、側面を合わせて、合わせ研ぎ。
*欠けなどをつづくりしてから、二つを並べ、石膏でくっ付ける。
底に凹みなどが残るので、石膏を箆付け。
1.5(水)
〔縄胎盛器〕石膏でくっつけたところなどを研いで滑らかにする。
石膏雌型取り(割型にする)。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
1.6(木)
〔縄胎盛器〕石膏雌型はすぐ六つに割れる。半分型の雄型を取り出す。
割型にできる組み合わせで、二つずつを石膏で貼り合わせる(このときは中に雄型を入れておく)。
楕円の側面が一つに繋がるように、内側のズレを見ながら、二組を貼り合わせる。
それと残りの一組とを貼り合わせる。一応、雌型が一つの型に戻ったことになる。
硬化してから見ると、相変わらず少しズレている。
*再利用しても無駄な感じがする。
1.7(金)
〔縄胎盛器〕石膏雌型のずれを削って直す。カリ石鹸、裏から水。
雄型の半分型を作る。最初は硝子板で蓋をする。*1.2の画像を見ても、辺の長さとか入り隅の形とか狂いが目立つ。
1.8(土)
〔縄胎盛器〕石膏雌型はすぐ割れ、雄型を取り出し、最初の雄型と合わせる(腹合わせ)とかなり大きい。
研ぎ合わせようとしたが、差が大きすぎるので、1/4アクリル定規に合わせて研ぐ。入り隅は丸棒砥石で。
見た目に最初の雄型に足りないところがあったので、腹合わせのまま、足りない側に石膏を渡し、少しして分離、崩れを箆で直す。
(時間を置いて)研いで直し、二つの雄型を石膏でくっ付ける。継ぎ目に隙間があったのを篦で均す。
(時間を置いて)全体の感じを見て研ぐ。裏底は平面に近付くように。
石膏雌型取り。三つ割になるようにする。〔乾漆食籠〕雄型・雌型…蓋・身にアラビアゴム1回目。 (時間を置いて)2回目。
*糊漆を作る(ドンブリ2杯分ほど)。〔乾漆香合or茶器〕アクリル平面定規の、見た目の狂っているところを削って直す。
1.9(日)
〔縄胎盛器〕石膏雌型はすぐ割れ、雄型を取り出すも、雄型も二つに分かれてしまう。
ガラス板の上に、雌型の端が水平になるように合わせて置き、裏から石膏を継ぎ目に渡す。
二つの半分型の雄型の中央(くっ付けたのが分離したところ)に石膏を渡す。
*合わせ面の平面にノミで穴を彫り、石膏が入るようにする。
(時間を置いて)石膏雄型取り。
雄型の裏側に切れ目を入れ、スタッフと石膏で補強。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔乾漆食籠〕雄型・雌型…蓋・身にアラビアゴム3回目。
1.10(月)
〔縄胎盛器〕石膏雌型はすぐ割れ、雄型を取り出す。
*雌型…3つ合わせ直し、裏から石膏でくっ付ける。
(時間を置いて)内側から継ぎ目に石膏を渡す。
(時間を置いて)内側の石膏の段を、内脇は削り、底は砥石で研ぐ。
*最初の雄型(小さく部分毎に作り、組み合わせたもの)…
凹みなどにつづくりし、乾いてから研いで面を作る。
*今日取り出した雄型…凹みなどにつづくりし、乾いてから研ぐ。
裏底を研ぐと、かなり凹みなど大きな狂いがあることに気付く。
石膏を渡し、箆(2寸ほど)で均す。厚めに残そうとしたので、ひどいムラになる。
(時間を置いて)荒砥(大)で研いだり、それに#180ペーパーを当てて研ぐ。
石膏の均しムラがまだ大きく残ったので、石膏を渡し、金尺を少し弓なりにして均す。
(時間を置いて)荒砥、#180で研ぐ。一部小さめの凹みが残ったので、石膏でつづくり。
(時間を置いて)砥石で研いで面を作る。〔乾漆食籠〕雄型・雌型…蓋・身に切り子地刷毛付け。1回目の下地。
*古い錆が残っていたのを漉して地の粉下地と混ぜて使う。山科地の粉を篩(メッシュ#120)にかけ、粉を多めにする。
後からの修正がしやすいように、また乾かないのを防ぐ為に。
1.12(水)
〔乾漆食籠〕雄型・雌型…蓋・身に錆分の強い切り子地刷毛付け。2回目の下地。
*昨晩は班の新年会。
1.13(木)
〔乾漆食籠〕雄型・雌型…空研ぎ。乾いている感じだが、用心の為ここまで。
*貝のデザインを考えるため「数学はいつも・・・」をつまみ読みしていたが、眠くなってきた。
p143の「魔法の引力」なら出来るだろうが、素数は無限にある証明を文字以外で表現できるとは思えない。
1.14(金)
〔乾漆食籠〕雄型・雌型…蓋・身に切り子地付け。3回目。
懸子にアラビアゴム1回目。*縄胎杯、棗などを少し研ぐなど、、、
1.15(土)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身を空研ぎし、切り子地付け。4回目。
*最高気温が3℃ぐらいだったのが、久し振りに6、7℃に戻ったので、続けて付ける。
懸子にアラビアゴム2回目。*石膏を合わせるゴムボウルに残った石膏を削って見ました。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
1.16(日)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身を空研ぎすると、雄型に不乾部分がかなりあった。
リグロインなどで拭いた後、箆で削ってみると、剥がれてくる!
*下地が全て取れてくるのではないから、昨晩の切り子地がおかしかったのか?
冬ということを甘く見た所為か、厚すぎたのか?〔乾漆茶器〕側面の形をアクリル板に貼ってある紙に書いてみる。
カッターで下側を切り取る。
*別の形として、斜めに線が走る為の引き箆を考える。
熱で変形させるヒーターで引き箆を斜めになるようにしてみる。*昨晩の石膏削りの続きをしたり、貝の表側に和紙を貼ってみたり、、、
1.17(月)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕雄型、乾いている感じはするが、無理はしない。
和紙を水で切る・・・円形、小さい四角〔乾漆茶器〕側面の形を糸鋸で切り、鑢かけ少々。
1.18(火)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身…和紙を貼る。
*失敗を避けるため、一枚だけ(二枚重ねにはしない)。
懸子…切り子地(地の粉多め)刷毛付け。1回目。
1.19(水)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身…貼った和紙を空研ぎすると、一部乾きの悪いところあり。
*一枚だけでこんな事が起こるとは!
懸子…切り子地(地の粉多め)を空研ぎ。乾いているが、一日おく。
側面用の和紙を水で切る。
1.20(木)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身…和紙を貼る。2枚目。
懸子…切り子地(地の粉多め)刷毛付け。2回目。
1.21(金)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身…和紙を空研ぎ。乾きあまりよくない部分がある。
懸子…切り子地の空研ぎ。乾いている感じ。〔縄胎盛器〕雄型2個、雌型1個…アラビアゴム計3回程。
*よく吸い込んでいく。麻紐に離型剤がどういう役割を果たすか、見当がつかない。
縄胎杯などは、サランラップを離型に使っていた。
1.22(土)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…和紙貼り。3枚目。
懸子…切子地刷毛付け。3回目。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…甲・裏底に目の細かい麻布を貼る。
懸子…切子地刷毛付け。3回目。〔縄胎盛器―雌型〕切り子地刷毛付け。1回目。
〔縄胎盛器―雄型〕(1個)麻紐を巻き始める。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
1.23(日)
〔乾漆食籠―雄型・雌型〕蓋・身・懸子…空研ぎ。
〔縄胎盛器〕雌型1個…空研ぎ。
雄型1個…麻紐巻きの続き。
*金尺で幅、線が直線か確かめる。
1.24(月)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…平地に薄い麻布貼り。1枚目。
懸子…和紙貼り。1枚目。〔乾漆食籠―雄型〕懸子…和紙貼り。1枚目。
〔縄胎盛器―雄型1個〕…麻紐巻きの続き。
金尺で確かめると、中央付近が狭くなる傾向にある。 箆で直す。
1.25(火)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…薄い麻布を空研ぎ。
懸子…和紙を空研ぎ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…薄い麻布の目摺り。
懸子…和紙を空研ぎ。〔縄胎盛器―雌型〕切り子地刷毛付け。2回目。
〔縄胎盛器―雄型1個〕同じ向きに巻く麻紐巻きを終わらせる。
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1.26(水)
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺りを空研ぎ。
〔縄胎盛器―雌型〕切り子地の空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1個〕昨日までのと交差する方向に麻紐を巻き始める。
*目印に幅1センチほどずつに線を引く。
*隅にキチンと入れる為、切り出しで切ることを思いつく。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
1.27(木)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…薄い麻布の布目摺り。
懸子…和紙貼り。2枚目。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…麻布(高野のカヤ布)貼り。1枚目(平地は2枚目になる)。
懸子…和紙貼り。2枚目。〔縄胎盛器―雌型〕切り子地(ほとんど地の粉)刷毛付け。3回目。
〔縄胎盛器―雄型1個〕前日と同様に交差する方向に麻紐巻き。
1.28(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…空研ぎ。
懸子…和紙を空研ぎ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…麻布の不要部分を切り取る。浮きを切り取る。
麻布を取り除いた部分に刻苧。
懸子…和紙を空研ぎ。〔縄胎盛器―雌型〕空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1個〕交差する方向(長径方向)の麻紐巻き完了。
残りに斜めに麻紐を渡す考えでいたが、グルグル巻きは無駄が多すぎるし、、、
鉛筆で目安の位置を書き、1本だけ不要になった麻紐を利用し、貼る―4箇所。
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1.30(日)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…麻布(高野のカヤ布)貼り。1枚目(平地は2枚目)。
懸子…麻布貼り。1枚目。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…麻布貼り。1枚目。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕麻布貼り。1枚目。
〔縄胎盛器―雄型1〕斜めに貼る目安として、1.5cm幅ほどあけて麻紐を1本ずつ貼る。
〔縄胎盛器―雄型2〕細い麻紐約5mに撚りを入れ、中央辺りから捩るようにする―長すぎるからか、きれいにならず。
渦巻き状に貼る。
1.31(月)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…余分の麻布を切り、空研ぎ。乾き悪い。
懸子…余分の麻布を切り、空研ぎ。掛部分にかなり浮き。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺りを空研ぎ。
懸子…余分の麻布を切り、空研ぎ。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕余分の麻布を切り、空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1〕細い麻紐を必要な長さに切り、斜めの紐の間に貼る。
*石膏だけでなく、麻紐にも糊漆を刷毛で渡し、食いつき易くして、1本ずつ並べる。(2箇所のみ)
2.1(火)
〔縄胎盛器―雄型1〕細い麻紐を必要な長さに切り、斜めの紐の間に貼る。片側のみ終らせる、一つ置きに。
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2.2(水)
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…細か目の麻布を貼る。2枚目(平地3枚目)。
*前の作業の乾きが十分であることを確かめる。切れ目をかなり入れる。〔縄胎盛器―雄型1〕細い麻紐を必要な長さに切り、斜めの紐の間に貼る。
長径の向こう側に貼り始める―こちら側(と言うか、昨日までの作業側)に繋がる線上に。
2.3(木)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…布目摺り。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…余分の布を切り取る。布の重なり付近、蓋の入り隅で浮きが出る。
懸子…布目摺り。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕布目摺り。
〔縄胎盛器―雄型1〕細い麻紐を必要な長さに切り、斜めの紐の間に貼る。
細い麻紐の分が、もう少し残っている。
2.4(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…空研ぎ。
懸子…空研ぎ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…浮いて布を取り除いた部分に刻苧。
懸子…空研ぎ。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1〕細い麻紐を必要な長さに切り、斜めの紐の間に貼る。終了。
長径の反対側で、今までの麻紐を貼り始め、貼り終わる。余った紐をもう少し貼る。
2.5(土)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・懸子…麻布貼り。2枚目(蓋の平地は3枚目)。
〔縄胎盛器―雄型1〕もう片側に、今までの麻紐貼り。
*これで内側に見える麻紐貼り終了。
2.6(日)
〔乾漆食籠―雌型〕身…麻布貼り。2枚目(平地は3枚目)。
*貼った後見直すと、布目が目立つところ=浮きがあり、切れ目を入れて貼り直す。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…麻布貼り。2枚目。〔縄胎盛器―雄型1〕端付近に下地を付ける。
*端の高さを切りそろえる時に必要な固さを作るため。
2.7(月)
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕麻布貼り。2枚目。
〔縄胎盛器―雄型1〕麻紐の境の出ている(余分な)紐を切り取る。空研ぎ。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
麻布貼り。1枚目。
*麻布貼りの説明を追加しました
2.8(火)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…余分の麻布を切る。空研ぎ。 *2.6に直したので、身に浮きは無かったが、乾きは悪い。
懸子…余分の麻布を切る。空研ぎ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…空研ぎ。 *身の入り隅に浮き―一枚目の浮きだったので、切り取り、下地で麻布片を貼っておく。
懸子…余分の麻布を切る。空研ぎ。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕余分の麻布を切る。空研ぎ。 乾き非常に悪い。
*一ヶ所、昨日の貼りによる浮き―切り取る。 もう二ヶ所、一枚目の浮き(原型から)―そのままにした。〔縄胎盛器―雄型1〕端に合わせて、麻紐(裏に回していた白い部分を鋏で切ってかかる)を切り取る。余分の布も切り取る。空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型2〕渦巻き状に貼っておいたのの周りに麻紐を巻き始める。
普通の、細いの、普通の、、、という感じに。
*凸状のところで、前に巻いた上に貼っていたところがあるのに気付き、そこに切れ目を入れ、正しい位置に貼り直す。
2.9(水)
〔縄胎盛器―雄型2〕渦巻き状の周りに順に貼っていく。
*何か変化をつけるべきか?
2.10(木)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…布目摺り。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
懸子…布目摺り。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕布目摺り。
〔縄胎盛器―雄型1〕布目摺り。
〔縄胎盛器―雄型2〕麻紐巻きを続ける。
*隙間が残るのを埋めると、少しは変化した感じにはなるが、面白いかどうか?
2.11(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…空研ぎ。乾きあまりよくない。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…乾き悪い。湿りの近くに置く。
懸子…空研ぎ。乾きよくない。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕空研ぎ。乾きよくない。
〔縄胎盛器―雄型1〕空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型2〕裏底(作品としては内底)の麻紐巻き終了。
端側から麻紐を巻き始める。4条分ほど。
*ガラス板に端を向けると隙間―3つの型をくっ付けたところが少し高くなっていたのだ!
目測で端を上にして巻く。画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい
2.12(土)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…凹みが目立つので、錆を見る。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…空研ぎで研ぎ込む。凹み・肌荒れが目立つので錆。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕凹みに錆。
〔縄胎盛器―雄型1〕麻布貼り。2枚目。
〔縄胎盛器―雄型2〕端側からの麻紐巻きの続き。幅1センチ分ほど。
2.13(日)
〔縄胎杯〕中に貼る貝を切る。裏に和紙を貼り、外形は和紙側から主に切り、線は貝側から。
白漆などを塗る。夜乾いたのを見ると、茶色っぽい。画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…錆を空研ぎ。身付きに麻布貼り(4枚目)。
懸子…錆を空研ぎ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…錆を空研ぎ。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕錆を空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1〕余分の布を切り取る。空研ぎするも、乾きよくない。
〔縄胎盛器―雄型2〕側面の麻紐巻きの続き。下のほうは、裏返し、腰辺りから巻く。
何とか終了するが、側面だけで10時間近くかかったことになる。入り隅があるため。
2.14(月)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…布の上を空研ぎ。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋…端をガラス板に合わせ、細い麻紐を巻き始める。5条あまり。
*最初、普通の太さのを巻き、端幅が広くなりすぎるなぁーと感じ、やり直す。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔乾漆縄胎盛器―雌型〕中央部分から、荷造り用の麻紐を巻き始める。どうなるか感じを見るためなので少々。
*少し大き目に丸く巻き、それを少しずつ中心に巻き込む感じにして形を作る。〔縄胎盛器―雄型1〕布の重なり部分にくっ付いていない所が目立ったので、刻苧。
〔縄胎盛器―雄型2〕空研ぎ。見直すと、紐の無い隙間があったので、紐を貼り足す。
2.15(火)
〔乾漆食籠―雄型〕蓋…側面の麻紐巻きの続き。2時間半ほど巻いて、まだ終わらない。
〔縄胎盛器―雄型1〕刻苧を空研ぎするも、乾き不十分。
2.16(水)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…布の上に錆で布目摺り。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋…側面の麻紐巻きに続けて、肩辺りに巻いていく。
*平面に入るといっぺんに巻くのが楽になる。〔縄胎盛器―雄型1〕錆で布目摺り。
2.17(木)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…空研ぎ。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋…甲面の麻紐巻き終了。
身…端をガラス板に当て、麻紐巻き開始。5条分ほど。〔縄胎盛器―雄型1〕布目摺り。錆付け(底は箆付け、側面は刷毛付け)。
2.18(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆食籠―雄型〕身…側面に細い麻紐を巻いていく。
懸子…リグロインで薄めた生漆を吸わせる。〔縄胎盛器―雄型1〕空研ぎ。端もかなり研ぐ。
リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
2.19(土)
〔縄胎杯〕内底に朱漆(古い色々混ざった朱)+白漆少々+木地呂漆少々を塗る。
*湿り風呂の上段に置き、付けを中段に置く。〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…空研ぎ。乾き悪い。
〔乾漆食籠―雄型〕身…側面に細い麻紐を巻いていく。まだまだ。
懸子…空研ぎ。〔縄胎盛器―雄型1〕空研ぎ。乾き悪い。
2.20(日)
〔縄胎杯〕付けの朱、乾かず。縄胎杯を下段に移す。
貝(和紙が貼ってある)を竹箆で押して、細かい亀裂を入れる。
(夕近く―付けは乾いていなかったが、下段の内底の朱は白っぽくなっていた)貝をピンセットで抓んで置く。
浮きが出来ないように押す。ティッシュに水を含ませて、和紙の上に置き、暫くして、和紙を取り除く(今回は不必要だったか?)。〔乾漆食籠―雌型〕身…布貼りのムラによる凹みが目立つので、錆を見る。
〔乾漆食籠―雄型〕身…側面に細い麻紐を巻いていく。腰辺りまで貼り終える。
〔縄胎盛器―雄型1〕凹んで見えるところに錆。端に錆付け。
2.21(月)
〔縄胎杯〕朱の乾きが進んでない!黒くなるのを恐れて少し上の段に置いていたのだが、すぐ下の最下段に戻す。
〔乾漆食籠―雄型〕身…腰から裏底にかけて巻いていく。入り隅の凹む感じが無くなり、楽になる。
2.22(火)
〔乾漆食籠―雄型〕身…裏底を巻き終える。どうにか終了。
2.23(水)
〔縄胎盛器―雄型1〕凹んで見えるところに錆。端に錆付け。
*麻紐を巻く前にできるだけ形を作っておく必要があるので。
2.24(木)
*ガラス板に両面テープでペーパー#180を二枚並べて貼り、端の空研ぎ(水平研ぎ)が出来るようにする。
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…端の水平研ぎ。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…麻紐の上を空研ぎ。身はまだ乾き十分ではない感じ。
〔縄胎盛器―雄型1〕端の水平研ぎ。全体の空研ぎ。
端に少し低いところが残ったので、錆付け。
端付近の曲面の形が決まっていないところなどに錆。〔縄胎盛器―雄型2〕端・裏底の水平研ぎ。一部、紐が剥がれてしまう。
紐を付け直す。
2.25(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋…内脇に麻紐巻き(貼り)開始。
*端側から始めてみたが、上手くいかず―沿わせるガイドのような物がないから。紙を貼って作る?
*内隅から普通の太さの麻紐を貼ることにした。端付近のみ細い麻紐を使う予定。〔縄胎盛器―雄型1〕錆を研ぐ。
端側から普通の太さの麻紐を巻き始める。端をガラス板の上に置いて貼っていく。
2.26(土)
〔縄胎杯〕炭粉で艶を消す・・・内底の貝は剥がれてこなかった。外側。
透き漆で外側を上塗り。12℃、45%(少しファンヒーターをつけていた)。*米糊を作り、糊漆を作る。
〔縄胎盛器―雄型1〕側面の麻紐巻きの続き。まだまだ。
2.27(日)
〔縄胎杯〕(朝)6℃、50%で光ったままなので、下のスポンジに水を吸わせる。
(夕)13℃、60%。乾いていない。〔乾漆食籠―雌型〕蓋…内脇の麻紐巻き終了。端の近く、6mm幅ほどを細い紐で貼る。
画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔縄胎盛器―雄型1〕側面の麻紐巻きの続き。腰近くまでくる。
2.28(月)
〔縄胎杯〕(夜)9℃、63%。光ったままで、触れるとくっ付く。
加湿シートに通電し、73パーセントほどに持っていく。切り、湿度が70パーセントになった頃また通電、、、〔縄胎盛器―雄型1〕腰から底にかけて麻紐を貼っていく。
3.1(火)
〔縄胎杯〕(夜)10℃、60%。触ると少しだけくっ付く位になる。艶はある。
加湿シートで湿度を調整する。風呂の下段に移動する。〔縄胎盛器―雄型1〕ラミー玉糸が崩れ、麻紐が絡まってばかりいたので、1時間ほどかけて幾つかに巻き分ける。
底に麻紐を巻き続ける。
3.2(水)
〔縄胎杯〕艶は少し落ちて、乾いていた。
〔乾漆食籠―雌型〕身…内隅の境辺りから麻紐を巻き(貼り)始める。
*目測だけで貼り始め、3周位のときに真っ直ぐに近くなるようにする。6周ほどしたか?〔縄胎盛器―雄型1〕底を巻き終える。
*中央付近が外形より平べったい楕円になる。
3.3(木)
〔縄胎杯〕裏底に銘を黒田朱で書く。(まだ内側の上塗りをしていないが)
〔乾漆食籠―雌型〕身…内脇に麻紐を巻いていく。普通の太さのラミー玉糸1個使い切る。
貼っている途中の画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔縄胎盛器―雄型2〕麻布を貼る(1枚目)
*糊漆に輪島1辺地の粉を混ぜて(下地の半分ぐらいか?)貼ってみる。
3.4(金)
〔乾漆食籠―雌型〕身…内脇に麻紐を巻き続ける。
*細い麻紐ではないので、思ったよりは能率が良い。あと1センチ幅ほど。
3.5(土)
〔乾漆食籠―雌型〕身…内脇に麻紐を巻き終える。
*端付近は2周分ほど狂いが出て来たが、内側から引き出し、大体揃うようにする。
蓋…身付きに向かって巻き始める。
*今日は刷毛が合わなかったのか、貼った後から刷毛に紐が引っかかり、剥がれてきたりで調子が悪かった。
3.6(日)
〔縄胎杯〕内底の朱部分をピンセットでもった静岡炭で少し研ぐ。 内側に透き漆で上塗り。
*家の中の掃除をする。
*貝を貼った丸鉢の裏を研ぎ、透き漆で上塗り直し。〔乾漆食籠―雌型〕蓋…身付きに麻紐を巻いていく。
3.7(月)
〔縄胎杯〕昨夕、17℃、58%。今朝、7℃、62%。今夕、12℃、62%。 光ったまま。
加湿シートに通電し、70%ほどまで持っていく。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…麻布貼り(3枚目)。
〔乾漆食籠―雌型〕蓋…身付きに麻紐を巻いていく。
〔縄胎盛器―雄型2〕布目摺り。
3.8(火)
〔縄胎杯〕夕見ると乾いていた。貝のふちにゴミが目立つ。塗り直しか?
*一緒に塗った丸鉢の裏は流れよく乾いていた。ゴミがないことはないが、、、〔乾漆食籠―雌型〕蓋…身付きの麻紐巻き終了。
身…内腰から巻き始め、身付きまで麻紐巻き終了。
3.9(水)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…空研ぎ(身は乾き悪い)。
懸子…内腰から掛まで麻紐巻き。
貼っている途中の画像はu_ru_4のホームページの参照用画像(2005年)をクリックして下さい〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…余分の麻布を切り取る。空研ぎ。
懸子…掛の隅から内腰に向けて麻紐を巻き始め、底まで巻き終える。
掛の隅から掛部分に巻く。これで麻紐巻き完了。〔縄胎盛器―雄型1〕空研ぎ。紐が外に出すぎている感じのところを多めに研ぐ。
*かなり石膏原型が狂っていたり、麻紐の巻き方が安定してないのに気付く。〔縄胎盛器―雄型2〕空研ぎ。
3.10(木)
〔縄胎杯〕ピンセットで静岡炭を挟んでゴミの山の集まり部分を研ぐ。
貝剥き。内側の艶を炭粉で消す。〔乾漆食籠―雌型〕懸子…内腰から身付きヘ麻紐を巻く。終了。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕中央に少し巻いてあったのから巻き続ける。
*荷造り用で太いので貼りにくい。
3.11(金)
〔縄胎杯〕内側の上塗り直し。14℃、55%。
*貝の上の漆を2分刷毛で浚えるようにする。こうすると余りきれいにならないが、貝が見えやすい。〔乾漆縄胎盛器―雌型〕巻き続ける。
*紐を渡す前に糊漆を置いてかかり、刷毛で厚味を均しながら貼る。
3.12(土)
〔縄胎杯〕乾かないので、時々70%ほどになるよう加湿。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕身付きに荷造り用麻紐巻き終了。
*楕円に応じたように巻けなかったので、部分的に貼り足す。〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…麻紐の上から下地刷毛付け。補強に。
懸子…空研ぎ。乾き少し不十分な感じ。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…空研ぎ。〔縄胎盛器―雄型1〕麻紐の上に下地刷毛付け。
〔縄胎盛器―雄型2〕布目摺りのつもりだったが、3.7にしてあった。
糊漆を作り、漉す。 下地、切り子地を漉す。
刃物を研ぎ、刷毛の切り出しの準備。
3.13(日)
〔縄胎杯〕乾いた。荷造りし、名古屋へ送る。
画像はu_ru_4のホームページの作品のページに載せました*空研ぎするも、ほとんど乾き悪い
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…麻布貼り。4枚目。
*一寸刷毛の切り出しをする。 ジオログ参照
3.14(月)
刷毛を叩き柔らかくする。石鹸で洗う。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…余分の麻布を切り取る。空研ぎするも、乾き不十分。
3.15(火)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身…麻紐の上から切り子地刷毛付け。
懸子…麻紐の上に下地刷毛付け。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…空研ぎ。乾きが十分かどうか?
懸子…麻紐の上に下地刷毛付け。〔縄胎盛器―雄型1〕麻紐貼りのムラを少し削り取る。
麻紐の上に切り子地刷毛付け。〔縄胎盛器―雄型2〕空研ぎをし直すが、乾き損か、何となく乾き悪い。
*縄胎杯を作るために紙コップなどを組み合わせ、セロテープで固定する(1個)。
3.16(水)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…空研ぎ。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…また空研ぎ。切り子地で布目摺り。
懸子…空研ぎ。〔縄胎盛器―雄型1〕空研ぎ。端の外回りに細い麻紐を4条巻く。
〔縄胎盛器―雄型2〕空研ぎ。麻布貼り2枚目(前回とはバイアスに)。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕身付きを空研ぎ。縁辺りの紐が浮いているのを切り取る。
3.17(木)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…麻布貼り3枚目(高野漆行のカヤ布)。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…空研ぎ。
懸子…麻布貼り3枚目。〔縄胎盛器―雄型1〕パソコンで高台用楕円を印刷(調子悪く、再起動2回し直す)。
〔縄胎盛器―雄型2〕余分の布を切る。空研ぎ。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕麻紐の縁の段を刻苧で少し埋める。
3.18(金)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…余分の布を切る。空研ぎ。乾きよくない。
*身・懸子の内隅に浮きがあり、破っておく。〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…平地に目の細かく薄い麻布を貼る。
懸子…余分の布を切り取る。空研ぎ。〔縄胎盛器―雄型1〕高台用作図を厚紙(紙箱の蓋)にセロテープで貼り、鋏で切り取る。所々テープで固定。
トースカンで位置を測り、盛器に位置を鉛筆で書く。厚紙を両面テープで固定。
普通の太さの麻紐を巻いて高台を作る。
*ガラス板を載せ、高台を水平にしようとしたら、ガラス板に麻紐の所々がくっ付いてしまう。
箆と刷毛を利用して何とか元に戻す(外側部分が素地にくっ付いたままだったのでそこに沿わせるようにした)。〔縄胎盛器―雄型2〕布目摺り。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕刻苧を空研ぎしてみると、乾き不十分。
3.19(土)
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…空研ぎ。
〔縄胎盛器―雄型1〕高台付近を空研ぎ。水平にはなっていない!
入り隅のところがガタガタしているので、先の丸い箆で下地を付ける。〔縄胎盛器―雄型2〕空研ぎ。入り隅の形が決まっていないので、先の丸い箆で下地付け。
布を切り取った辺りのムラに下地を付ける。
3.20(日)
〔乾漆食籠―雌型〕蓋・身・懸子…空研ぎ。布目摺り。
〔乾漆食籠―雄型〕蓋・身…布目摺り。
懸子…空研ぎ。布目摺り。〔縄胎盛器―雄型1〕入り隅がガタガタしたままだったので、削り、切り子地を付ける。
一部、糸が浮いていたので切り裂き、くっ付ける。
高台の低い部分に切り子地。〔縄胎盛器―雄型2〕ガラス板に端を向け、普通の太さの麻紐を巻き始める。5条分ほど。
〔乾漆縄胎盛器―雌型〕麻紐の段を刻苧で埋める―内隅。