URUSHIの仕事X (2003年10月21日−2004年3月21日)

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10.21(火)

自分の本来の仕事は乾漆なので、乾漆作品のアイデアを考えていました。
幾つか平行してやっていくべきでしょうが、どうなることか?

10.22(水)

仏像の写真を見ていました。

10.23(木)

俊乗堂のをヒントに固まりつつあります。
多分、雄型に貼り、線を後から作ることになるでしょうが、まだどう作ればよいか分かりません。
多作になるべきでしょうが、なかなか、、、
*着払いで着いていました。3650円。パッと見には、**のですが、、、
合い口が開いていて、擦りガラスに載せると蓋に1mmほど浮き上がっている部分がありました。
二枚貼りは、平面を支える力が弱いということを示しています

10.24(金)

〔乾漆03.10〕図を描こうとして、迷い。
〔乾漆M〕端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
*蓋のみ狂っていた。(身…立ち上がり端・裏底、懸子…端・裏底はそんなに狂ってなかった)
*懸子の裏底は、高台より外に出ていたはずだが、今は内におさまっている−動いたということ。
蓋と身の合い口の隙間
左の黒っぽく見えるところが研げ、上の朱が光っているところが浮き上がり、研げない。
蓋の端の浮き上がったところに錆を付け、硝子板に押す。まだまだ水平に程遠い。
〔乾漆F〕甲と裏底を研ぐ。まだ凹みが残るので、錆下地付け。

〔手板〕ペーパー#360で軽く水研ぎ。平地に錆下地付け、2枚だけ。
〔椀〕艶消し、5個だけ。

10.25(土)

〔乾漆M〕蓋の端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
低いままなので、錆をつける。硝子板に押す。
〔手板〕平地に錆下地付け。残りの12枚。錆がなくなったので、合わせる。
〔椀〕艶消し-残り10個。

(夜)〔乾漆M〕蓋の端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
低いままなので、錆をつける。硝子板に押す。
〔手板〕反対側の平地に錆下地付け。
〔乾漆F〕甲と裏底を研ぐ。まだ凹みが残るので、低い所に錆下地付け。
〔乾漆03.10〕図の細部の検討。

10.26(日)

〔乾漆M〕蓋の端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
端に生漆を摺り込み、拭き取る。

〔椀〕内−端外まで…リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔手板〕空研ぎ。向かい合う側面二面に錆下地付け。
〔乾漆F〕甲と裏底を空研。目の詰まった(増村先生の時の)麻布を貼る。
〔乾漆M〕端周りに錆下地付け。
〔乾漆03.10〕0.3mm厚のアルミ板に、衣文線を意識した入り隅付近の形を作図。
1辺の片側の形用と1辺全体の形用を同時に作図。
スプリングつきのコンパスを買っていたらしく、それを利用することが出来たので、幅を一定にすることが出来た。
目がはっきり見えず、位置を確定するのに苦労−乱視の所為か、視野の所為かハッキリしない。
片側の形用のをヤスリで削り、大体仕上げ、セクション・パッドへの作図(考察}と合わせてみる、、、

10.27(月)

〔乾漆M〕蓋の端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
もう少しなので、また端周りに錆下地付け。
〔手板〕もう一方の側面二面に錆下地付け。1回目終了。
〔乾漆03.10〕1辺定規としては、0.3mmでは薄すぎるので、0.8mm厚のアルミ板に作図。
径2mmのドリル刃で中心に穴をあけると、少しずれていた。
裏返し、あけてしまった穴を中心に作図し直す。
片側の形用定規を当て、隅付近の形を写す。金切りバサミでその外側を切る。
*中心の穴をあけてかかってから、作図した方が良いかどうか、技術力の問題だろう。
自分で纏めた仕事のやり方を読み直しながら仕事をしているわけではないから、毎回作り方が違うだろう。

10.28(火)

〔乾漆M〕蓋の端の水平研ぎ(擦りガラスに砥の粉)。
身ともピタリと合うようになったので、生漆を摺り込み拭き取る。
〔手板〕荒砥で水研ぎ。
〔乾漆F〕甲と裏底を空研ぎ。
〔乾漆03.10〕1辺定規(0.8mm厚)の、隅付近をヤスリで削り始める。

10.29(水)

〔乾漆M〕入り隅の形のところを、朴炭(丸刀を研ぐ砥石の溝に合わせて形を作る)で研ぐ。
蓋の端に黒漆を指で塗る−少しずつ離して漆をおき、指で伸ばす。
〔乾漆03.10〕1辺定規(0.8mm厚)の、隅付近をヤスリで削る。まだまだ。

10.30(木)

〔乾漆M〕蓋・・・端を水平に研ぐ(擦りガラス)。端の角を落とす。外脇を研ぐ。
端の角の外に黒漆をわたす(塗る)−角をきれいにする為。
懸子…隅の縮みを砥石で潰す。大体、静岡炭で研ぐ。
身…裏底隅を砥石で研ぐ。裏底を静岡炭で研ぐ。
立ち上がりを静岡炭で研ぐ−亀裂が見つかり、生漆を染み込ませておく。
〔乾漆03.10〕1辺定規(0.8mm厚)の、隅付近をヤスリで削る。大体の形が出来る。

10.31(金)

〔乾漆M〕蓋…端の角付近、甲を研ぐ。
身…裏底の研ぎ残し、外脇を研ぐ。
立ち上がりの亀裂に黒漆を目摺っておく−まだ亀裂が写る。
懸子…研ぎ残しを研ぐ。

11.1(土)

〔乾漆M〕日華水銀朱の本朱22gを練る。
木魚を塗った朱に混ぜる。
付けを取っておく(流れ具合、乾き時間、発色を調べる為)。
*1996.9と7年前に買った朱合い蝋色漆(中国産、高野漆行)の底に溜まった物を混ぜてから使う。
底に溜まったものを混ぜないと、漆が乾かない。
ウルシオールは上に残る傾向があるから、底に溜まったままにして、上から漆を取るようにすれば、漆分の多い漆になるのではないか?
最近の漆の乾き方は、異常なほど速い。
それを遅くするのに利用してみても良いのではないか?

11.2(日)

〔乾漆M〕研ぎ足りないところを研ぐ。
*朝、約10時間後に付けを見ると、暗い色で乾いてしまっていた。縮みも。17℃、67%。
5月に練った本朱を混ぜる・・・紙片のメモに依れば、漆が多すぎたが、見たのが遅すぎ、偶然浮いていた漆を少し取り除いただけ。
何か濁っている感じ。
中国産
朱合い蝋色漆を土鍋で焼き、約1/4ほどの比率になるように、透き漆(いろいろ混ざっている)と混ぜる。
上塗り・・・蓋(ほとんど本朱)、身(上が朱、下が透き、腰のところで暈かす)、懸子(透き)。
*29℃、60%あまり。少しして見ると、27℃、67%−朱が黒ずんで見え、何か締まっている感じ。下のスポンジには水を含ませていた
古い朱を混ぜたので乾きが遅くなっているつもりでいたが、そうではない?  下のスポンジを取り出す・・・26℃、60%弱になる
*焼く為に使った蝋色漆の入っていた桶の漆が、仕舞う頃に薄皮が張っていた!
晴で、高温になり、湿度が低いはずなのに、、、?シートで周りを囲んでいた所為で湿度が上がった?

11.3(月)

〔乾漆M〕*朝、20℃ほど、55%。 朱は多少光の残す程度のまま、透きは光ったまま。
下にスポンジを入れる。やがて21℃、60%ほど。 甲に一ヶ所、光ったままの三角形のような部分があった。
*昼見ると、朱は刷毛筋が残っていた!どこが間違っていたのだろう? 中国産の漆を多めにしたからか?
下のスポンジに水を吸わせ直す。やがて24℃、65%。
光っていた朱の三角形は艶が落ち始めた。透きは僅かに落ち始めた程度。
*夕、朱の光っていたところが黒くなりすぎていた・・・乾かし方が急過ぎか?
透きはうまく乾いた気がするが、ゴミが見えてきた!

〔手板〕平面に錆箆付け。2回目開始。
*夜、反対側の平面に錆箆付け。
〔乾漆F〕甲と裏の布目摺り。

11.4(火)

〔乾漆03.10〕1辺定規(0.8mm厚)の、隅付近を微調整する感じで削る。
紙に形を鉛筆でなぞり、裏返し、左右の狂いを見る。
削り足りないところを削る。
〔手板〕空研ぎ。向かい合う側面二面に錆付け。
〔乾漆F〕甲と裏に錆付け。
〔乾漆M〕*加湿シートで湿り気を強める。

11.6(木)

〔乾漆03.10〕1辺定規(0.8mm厚)の、隅付近を微調整する感じで削る。
*片側定規を合わせてみると、少しだけ合ってない感じ。

*昨日は、高岡市民会館で「第20回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」
作文の経済産業大臣賞の須賀君(中2)、元気な声での朗読、すごいものでした。
続いて、「第22回全国伝統工芸士大会」。場所を磯はなびに移し、懇親会。 泊。
今日は、「2003伝統工芸ふれあい広場・富山」 メイン会場/高岡テクノドームで開会式。
工芸高校の先生・生徒も来て、思い出してあたった。
漆塗りの車が、側にある会場で展示されていました。昭和自動車=藤田精漆店。
3回塗って、4-5キロほどの漆を使うそうです。日本産漆の劣るのは、そう呼べない点だけだそうです。
これが3台目で、車に塗る注文は期待していないが、思いもしない物に塗ってみたいと言う話が聞けたら、との事でした。
メイン会場・・・伝統工芸といっても、競争の激しい世界と、そうではない世界の作品では、緊張感が違っていた。
続いて、ニューオータニ高岡で歓迎レセプション。本省の次長、県知事、市長は2日続きの出席でした。

11.7(金)

〔乾漆03.10〕1辺定規を紙に写してみて、大体出来ている感じがする。
アクリル板(2mm厚)に書く予定の円の中心に2ミリの穴をあける。
スプリング付き(幅を固定できる)コンパスで円を書く。目安として同心円3つ。
6等分しようとしたが、穴をあけている分半径が小さくなり、うまく行かない。
*ウィルスバスター2004をダウンロード、その後、パスワードなるものの件で手間取る。
アンインストールやら何やらと、、、インストール、、、
*明日は高岡テクノドームで当番(10:00−13:30)。今日の昼に、急に頼まれました。
金沢展ヘ行こうと思っていたのが駄目になりました。眼科に行かねばなりませんから。

11.8(土)

〔乾漆03.10〕(昼)*アクリル板への作図がよく見えないので、弁柄を摺りこむ。昨日も。
中心線を書くも、少しずれている。失敗続きで、裏に作図することにした。
中心穴の側に、中心を通る位置を確かめ、金尺を当て、中心線を引く。弁柄を摺りこむ。
余分な四角形を切り取る―カッターで切れ目、折り切り。

(夜)分度器をテープで固定し、残り2本の中心線を引く。弁柄を摺りこむ。
中心の穴をドリルで3mmにし、1/6定規を当て、ネジで固定。

〔乾漆M〕付くを外し、ビンツケを取り除き、糊を水で溶かす。
内側を研ぐも、硬く静岡炭で研げない。ペーパー#700で水研ぎ。
それから静岡炭で研ぐ。(途中まで)
*テクノドームの当番。眼科にいる内に真っ暗になる・・・

11.9(日)

〔乾漆M〕身の内側を静岡炭で研ぐ。
黒漆を寒冷紗で漉し、焼く。
掃除機をかける。拭き掃除。
焼き漆が2割になるほどの比率で黒漆を合わせ、漉す。
シートで部屋内を囲う。刷毛を洗う。
上塗り・・・懸子(裏)、身(内側−立ち上がりまで)、蓋(内側)。
*身は少し薄めだったが、、、
*懸子、蓋は一度浚え、塗り直す。
棗の内側(中塗りまでいっていた−下地は多分蒔き地)も、塗ってみる。
18℃、58%−60%。返しを取る。

11.10(月)

〔乾漆M〕*朝16℃、58%。縮んでいる!
#180で縮みの上を研ぐ−破れるところあり。

(夜)また漆を焼く。いろいろ付けをとる。
付くを外し、ビンツケ、糊を取り除く。
平地を中心にした縮みを研ぐも、研ぎ切れない。
プラスチック箆、つげ箆で削ると、かなり取れてくる。
#180−#220−#360でほとんど研ぎ潰す。残りを研ぐ。

11.11(火)

〔乾漆M〕*(朝)#700で研ぐ。

(夜)#700で研ぎ上げる。
掃除など。15℃だったので、エアコンをつけ室温を上げるも、湿度は落ちない?
付けを見て、漆を合わせる−混合:焼き漆:高野(上澄み)=2:1:0.1ほど。
上塗り・・・懸子(高台より内)、蓋(内側)、身(立ち上がり端より内)
*夏の湿度が高いときでも縮まないくらいの厚さになってしまった。
湿度計が62%ほどをさしている。

11.12(水)

〔乾漆M〕*(朝)15℃、63%。白くなり、刷毛筋が目立つ。懸子の隅に縮み、平地にも縮みかけ。

(夜)*下のスポンジに水を含ませておいたら、16℃、70%をさしていた。付くを外す。
懸子…隅周りにほとんど縮み(3回程浚えておいたのに)。平地の縮みかけはそのまま。
蓋…朝よりは毛筋は目立たなくなった感じだが、平地に縮みかけ−あの厚さで!
身…蓋と同じ感じ。内脇の刷毛筋はひどすぎる。
*懸子を身に載せてみるとガタがある。1mmほどの浮き上がり部分がある。
やはり、懸子はつけないことにする。 本朱も少し暗すぎる。 一応完了となる。

11.13(木)

〔乾漆03.10〕1/6定規を、円の6等分した1辺毎に写していく。
アクリルカッター、糸鋸で大体の形に切る。

11.14(金)

〔乾漆03.10〕丸身のガタガタをやすりで削る。
入り隅にあたるところを丸い鑢で削る。
アルミ1/6定規を下になるようにして、形に合うように削り始める。

11.15(土)

〔乾漆03.10〕昨日と同じ辺を削り、アルミ1/6定規に合わせようとしているが、なかなか合わない。
*石膏を同じように作る技術があれば、それらを組み合わせるという方法も可能だが、ない。

11.16(日)

〔乾漆03.10〕残りの5辺を順に削り、1/6定規に合わせていく。
*アクリルカッターの背で、側面が垂直になるようにしているつもりだが、、、
*午前中、金沢展を観に行きました。

11.17(月)

〔乾漆03.10〕よくみると、合っていない−位置、山の形、、、
中心線が60度毎に分割しているか、分度器を当てて確かめる−0.5度弱、一ヶ所ズレている感じ。
1/6定規も、60度で合っているようだ(分度器と)。
削って合わせていく。
ついでにアルミ1/6定規を削っていることもあるので、なかなか予定の位置が決まらない。

11.18(火)

〔乾漆03.10〕アルミ1/6定規が手前になるようにして、隅の形の狂いを見ていく。
少しずつとはいえ、かなり削って直す。

11.19(水)

〔乾漆03.10〕アルミ1/6定規と、隅・辺の狂いを更に削って直す。
中心軸であるネジを外し、アクリル定規の外形を鉛筆で紙に写す(黒色)。
一辺分をずらし、外形を写す(紺色)。
もう一辺分をずらし、外形を写す(橙色)。大体は合っている。
中心軸を嵌め、辺の狂っている感じのところを削る。

11.20(木)

〔乾漆03.10〕辺の狂いを確かめ、出ているところを削る。
アルミ定規を外し、アクリル板の外形を紙に写す。
入り隅にまだ狂いがあり、削って直す。
*いくらやっても限がないので、これぐらいにしておく。

11.21(金) *目の充血がひどく重痛いので、我が家での作業は中止します。

11.22(土) *帰宅すると、通知が届いていた。

11.24(月)

〔乾漆03.10〕模様をどうするか、それと関連して側面をどうするか、絵を描きながら考えていました。
*昨日は、午前中、宮の雪吊り。午後、義父の3回忌法要。
*今日は、午前中、A社で仕事。午後、ワックス掛け、信金、親戚まわり。

11.25(火)

〔乾漆03.10〕模様をどうするか、決定できない。アイデアと一致しない。
蓋の側面の形をアクリル板(3mm厚)に書く−貼ってある紙に。

11.27(木)

〔乾漆03.10〕蓋の側面用引き箆を糸鋸などで切り、ヤスリがけ。
*昨晩は、祠堂の関係で寺に行っていました。
初代の貴乃花の手形、6.22の二代目貴乃花の色紙がありました。

11.28(金)

〔乾漆03.10〕側面の模様を鉛筆で書いて考えていました。

11.29(土)

〔乾漆03.10〕身の引き箆の形を鉛筆で書いてみました。

12.1(月)

〔乾漆03.10〕身の側面の図を少し直し、糸鋸で切る。
刃の届かないところは、カッターで溝を作り、折る。
線を見ながら、ヤスリできれいな線にする。
*昨日は法事。

12.2(火)

〔乾漆03.10〕蓋と身の引き箆を合わせて、線の流れ具合を確かめる。
滑らかでないところを鑢で削って直す。
引き箆を回していく裏にあたるところを斜めに落とす−鑢、カッターの背で。
引き箆の支えになる板を切る。

*インターネットを見ていると、今朝10時22分に、西村公朝さんが亡くなったそうだ。
NHKビデオ「祈りの造形」などを持っています。ご冥福をお祈りします。21:57pm

12.3(水)

〔乾漆03.10〕先ず3mm厚のアクリル板にドリルで3mmの穴を2ヶ所あける。
それに合わせ、鉛筆で印をつけてから、手前に来る板と支えとなる裏板に穴をあける(裏板は途中まで)。
ネジで固定。別のところにも穴をあけ、ネジで固定(計3箇所)。
支えを嵌めるように切れ目を入れ、組み合わせる。
これで蓋・身の引き箆完成。

12.4(木)

〔乾漆03.10〕蓋の粘土原型作り開始。
立体化された状態を見て、どういう模様にするか、考えていますが、、、

12.6(土)

〔乾漆03.10〕模様を実寸で紙に書き、鋏で切る。
粘土原型に当てて感じを見る。
アクリル薄板に写し、切る。鑢かけ。
粘土原型に押してみる。
*昨日は、近くの親戚の方の通夜。帰宅後、何となく飲んで、、、

12.7(日)

〔乾漆03.10〕合い口から1センチほどの高さの引き箆をアルミ片で作る。
それを使って、入り隅付近を削る。
アクリル引き箆で粘土原型を直す。入り隅の中央は、奥まで削る。
アクリル薄板を当て、粘土に形を写す。
石膏雌型取り。
*午前中、信金、小矢部郵便局と回ると、霙が少し混じりました。

12.8(月)

〔乾漆03.10〕アクリル平面定規に径3mmの穴を3個ドリルで開け、3.1mmのネジをはめる。
プライヤーで引っぱり、アクリル定規を外す。
粘土を取り出す。
石膏雌型を削って形を直す。
*身の粘土原型を作るときに使う詰め物にする発泡スチロールや木を用意する。
*寒いので、あまり仕事をせず。

12.9(火)

〔乾漆03.10〕石膏雌型をもう少し削る。
身の粘土原型を作り始める。詰め物用の発泡スチロールが大きすぎ、使用を止める。
粘土を叩いて固め、中心になる釘を立てた板を上に置き、中心を決める。
引き箆を引いて、大体の固まりを作る。

12.10(水)

〔乾漆03.10〕身の粘土原型を裏返し、アクリル定規に粘土が沿うよう削る(足す)。
引き箆で形を作る。深い入り隅作りまで。
蓋の石膏雄型取り。

12.11(木)

〔乾漆03.10〕蓋…雌型を叩いて、雄型を取り出す。
一部欠けたので、石膏でつづくり。
身の模様をアクリル薄板で作る。

12.12(金)

〔乾漆03.10〕蓋…雌型を壊し、針金を取り出す。
身…合い口から1p幅ぐらい、入り隅付近を引き箆で削る−12/7の蓋にした作業と同じ。
一ヶ所、アクリル薄板で模様をつけてみる。

12.13(土)

〔乾漆03.10〕身…模様を付ける。
石膏雌型取り。

12.14(日)

〔乾漆03.10〕身…粘土を取り出す。
石膏雄型取り。 (昼まで)

(夕-夜)雌型を割って雄型を取り出す。

*古いプリンターのインク、ムサシで買いました。
太陽が顔を出していたので、スタッドレスタイヤに交換。
空気圧が不足していてタイヤが潰れてしまう。
結局、兄に空気を入れてもらいに行く。

12.15(月)

〔乾漆03.10〕石膏原型の端を水平にする−荒砥、空研ぎ、、、結局、ガラス板上に#180ペーパーをおき、水研ぎ。
甲・裏底を荒砥で研ぐ。
アクリル平面定規を当て、出ている部分を削る−身はあまり狂ってなかったが、蓋はかなり大きくなっていた。
蓋に石膏の欠けが目立ったので、つづくり。

12.16(火)

〔乾漆03.10〕石膏原型にアクリル薄板を当て、ステンレス箆で削る。
きれいにならないので、鉛筆で線を書き、砥石で研ぐ。
身は、見た目に左右が対称でないので、位置を決め、作図する。(途中まで)

12.17(水)

〔乾漆03.10〕身の残りを作図。
砥石で水研ぎ。かなりガタガタしている。

12.18(木)

〔乾漆03.10〕身…もう一度、線のところを研ぐ。側面(平面)も軽く研ぐ。
石膏の重さで凹んだ端角や穴に、石膏でつづくり。
蓋…作図をし直し、砥石で研ぎ直す。(途中まで)

12.19(金)

〔乾漆03.10〕蓋…砥石で研ぐ。
身と重ねてみて、ズレているところを研いで直す。
端角の凹みを石膏でつづくり。

身…石膏雌型取り―錫金貝で三つ割に。

12.20(土)

〔乾漆03.10〕身…雌型の端に当て木をして木槌で叩き、三つに分割。
蓋…石膏雌型取り。
*一晩で積雪が20センチあまり、寒いし仕事を休止しようと思ったが、三ツ割が上手くいき、少しする。

12.21(日)

〔乾漆03.10〕蓋…雌型の端に当て木をして木槌で叩き、三つに分割。
*身のときもそうだったが、雄型に水を吸わせていたつもりだったのに、雌型にガサガサのところがあった。
雌型が割合きれいに分割できたので、蓋・身とも組み合わせ、石膏で固定(裏は麻布、横は麻紐で補強)。
*もう一度、雄型を作ろうかと考えていたのだが、このまま雌型原型として使うことにする。
石膏雄型原型に合わせて、懸子を作ることにし、アクリル板に作図。

12.22(月)

*墨を使っていました。

12.23(火)

〔乾漆F〕*11/4以来の仕事になる。ずっと、風呂の中に放ってあった。
見込みの膨らみ(蓋・身とも)を安いハンドルーターにつけた砥石や刃で取ろうとしたが、なかなか上手くいかない。
丸ノミで削っていくと一番効率的だが、刃が傷む。
*いつも布が浮いていて困るのに、こんな時に限り、完璧にくっついている。

〔乾漆03.10〕懸子の引き箆を作るべく、アクリル片を糸鋸で切る。
*パソコンの画像処理ソフトと格闘するも、上手くいかなかった−年に一度余では、忘れるだけ。
ホームページを作ること以外には、ほとんどパソコンを活用していない。

12.24(水)

〔乾漆03.10〕懸子の引き箆をヤスリで削り、形を整える。
垂直を支える板をアクリル片で作り、組み合わせるも、上手くいかず、アクリルが割れてしまう。
削り、結局、接着剤でくっつけたが、どうなるか?

〔乾漆F〕時々丸ノミを砥石で研いで、見込みの膨らみを削っていく。
手で触れて膨らんでいるところをチェックし、削る。
極端な狂いは無くなったが、蓋はかなり重い。
身の底を押してみても、動かない。今後は?
*貼った布を削るのさえ、こんなに硬いのに、漆を削っている人は大変。

12.25(木)

〔乾漆F〕布砥#40で空研ぎ。
身の厚い感じのところは、また丸ノミで削り、空研ぎ。
生漆を箆で渡し、拭き取る。
*少し歪みが発生したか?

〔乾漆03.10〕懸子の粘土原型を作り始める。
*接着剤は大丈夫でした。

12.26(金)

〔乾漆F〕軽く艶を消し、刻苧で穴を埋める。

12.27(土)

〔乾漆F〕空研ぎ。乾き不十分。

〔乾漆03.10〕懸子の粘土原型手直し。
石膏雌型取り。

12.28(日)

〔乾漆03.10〕懸子…粘土を取り出し、石膏雌型を修正。
石膏雄型取り。
(時間を置いて)雌型を割って、雄型を取り出す。

〔乾漆tonamino〕*砺波野展用に、残っている石膏雄型を利用して、を作ることにした。
カリ石鹸を吸わせ、内側に水を張り、1時間あまり水を吸わせる。
もう一度カリ石鹸を塗り、石膏をかけるも、量が足りず、垂れたのを集め直して、わたす。
三つ割用に錫金貝を差し込み、もう一度柔らかめの石膏をわたす。
スタッフを石膏でまぶし、貼る。
柔らかめの石膏で被う。
(時間を置いて)雌型を割ろうとするも、なかなか割れず、別のところが欠け始める。
錫金貝の上の石膏を削ったりし、各部分を手で引っ張って、亀裂を走らせようとする。
何とか割れたが、錫金貝が足りなかったか?
組み合わせると、なかなか上手くいかない―欠けた屑が間に挟まる所為なので、何度も払う。
丁度組み合うようになった状態で、麻紐で巻いて固定する―腰付近と端付近。
内側の隙間や穴を埋め、外側の隙間を埋める。
余分の石膏を削って、もう一度、隙間や穴を埋める。削る。
*2年以上放ってあった石膏雄型に吸わせた水分が足りなかったようで、雌型の肌はガサガサ。

*仕事の合間に、天神様を出す為、パソコンの位置を移動する。
絡み合う配線を付け直し、作品(桐箱orダンボール箱入り)やら書籍やら箱やら紙やらが散乱していた部屋を片付ける。

12.29(月)

〔乾漆F〕見込みの穴に刻苧。

〔椀〕テープ(サンドボール)で艶を消し、外側に黒漆で中塗り。
*10/26以来の作業らしい。内側が黒漆塗りかと思って見ていたが、生漆らしい。

〔乾漆03.10〕懸子…石膏原型を砥石で研ぐ。

*昨日に続いて、一階のガラス戸を外して、洗いました。
部屋の片付けも漸く終わりました。

12.30(火)

〔椀〕10数度、55%弱で、乾いている!
〔乾漆F〕刻苧部分を空研ぎするも、乾き不十分。

*石膏原型が並んでも、水分が残っているので、作業が出来ない。
〔乾漆03.10〕、〔乾漆tonamino〕を茶箱に入れ、熱処理開始。

*会費の納入チェックに行くと、完了していた。すぐ帰宅し、計算・検算してから、また振り込みに行く。
宛名書きなどを少々。昨日午後からの雨もやみ、戸外で作業。
*質問に全く対応できなかったことから、昨晩、今夕と、インターネットで調べたり、、、
「乾漆彫刻」、自画自賛という感じのばかり。大したことをしていないのに、乾漆仏の類比であるかのように書いてある。
そのうち何らかの形に纏めるつもりです。
*今年度の会費集計表を、昨年のを改編してして作りました。
誰かの位置だけが移り、その後の順番が一つずつズレて行く時・・・
右クリックで、誰かを切り取り、移す位置で切り取ったセルの挿入をすれば、一度で片がつきます。

12.31(水)

〔乾漆F〕見込み、端の内側の欠けに刻苧。

〔乾漆03.10〕蓋・身…離型剤(アラビアゴム)を塗る。

*朝、小矢部郵便局ポストに会費関係の郵便物の投函に行きました。
片付けの続き、イオンの商品券で竹鶴、仕事は少々。

2004年

1.1(木)

〔乾漆03.10〕蓋・身…離型剤(アラビアゴム)を塗る。2回目。

1.2(金)

〔乾漆F〕見込みを荒砥で水研ぎ。生漆をわたす。

〔椀〕内側・端の外回りの艶を消す。
黒漆で中塗り。1回目。

〔乾漆03.10〕蓋・身…膜を作るために黒漆を塗る。
*錆を合わせる。

1.3(土)

〔乾漆03.10〕蓋・身…風呂の上段の乾きが悪く、下段に移す―乾く。
艶を消す―一部剥がれてくる―黒漆を塗り直す。
*懸子用、雌型…アラビアゴム1回目。
〔乾漆tonamino〕*一緒にアラビアゴム1回目。

〔乾漆F〕空研ぎ。凹み部分に錆を渡す。
*甲がほんの少し凹んだ感じなので、薄い麻布を貼る。

〔椀〕外側の艶を消す。
黒漆塗り2回目。
*昨日の塗り、布目の間に縮みあり。
*粘りすぎる感じなので、灯油で展ばす。

*思いもしない方から年賀状が届き、小矢部郵便局に走りました。
昨日は全く外出しませんでした。

1.4(日)

〔乾漆F〕空研ぎ。凹み部分に錆を渡す。
*布貼り部分は乾き不十分。

〔乾漆03.10〕蓋・身…黒を塗って目立ってきた穴・凹みを切り子地(漆分少なめ)で埋める。
*懸子用、雌型…アラビアゴム2回目。
〔乾漆tonamino〕*一緒にアラビアゴム2回目。

*午前中、「北陸の人間国宝展」(石川県立美術館)開会式。
久し振りの好天で、午後、車のワックスがけ。

1.5(月)

〔乾漆03.10〕蓋・身…錆下地付け1回目。
〔乾漆F〕甲の布貼り部分に錆下地。

1.6(火)

〔乾漆03.10〕蓋・身…錆下地を空研ぎ。一ヶ所、不硬化―灯油で拭き取る。
雌型がガサガサしているので、もう一回アラビアゴム(計3回)。
〔乾漆tonamino〕*一緒にアラビアゴム3回目。
〔乾漆F〕甲の布貼り部分、見込み・・・空研ぎ。

1.7(水)

〔乾漆03.10〕蓋・身…錆下地付け、二回目。
雌型・・・膜を作るために黒漆塗り。
〔乾漆tonamino〕*一緒に膜(黒漆)。
〔乾漆F〕見込みに薄い麻布貼り。甲に錆下地付け。

1.8(木)

*糊漆を作る―古いのと混ぜ、漉す。
〔乾漆F〕見込み、甲の空研ぎ。
*昨晩途中でインターネットが繋がらなくなりました(雷の所為?)。
今夜も繋がらず、線の接続をし直すと、何とか繋がりました。

1.9(金)

〔乾漆03.10〕蓋・身…空研ぎ。切り子地付け(3回目)。
雌型・懸子・・・艶消し。粉分の多い下地をつける―石膏の穴がひどいので埋めるため。
〔乾漆tonamino〕艶消し。穴埋めに下地付け(粉分多い)。
〔乾漆F〕見込み・甲に切り子地刷毛付け。
*錆を合わせる。

1.10(土)

〔乾漆03.10〕蓋・身…空研ぎ。甲・底の乾き悪い。
雌型・懸子・・・空研ぎ。乾いている。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾いている。
〔乾漆F〕空研ぎ。乾き悪い。
*漆分が強いこともあろうが、低温の所為もある。

〔手板〕荒砥で水研ぎ。少しだけ。
*砥石を外まで出してしまうと、縁が垂れ気味になるので、キチンと止めるように研ぐ。
*それぞれの箆付けで、足りないところを錆で直しておく方が、良かったようだ。

1.11(日)

〔乾漆sui〕*大き目の作品をスイセンをヒントに考える。
平地を平面に作るため、横置きのトリメを使うことを考える。
12mm厚の合板を半径225mmの円形に近い形に糸鋸盤で切る。
高さ40mmぐらいに、直接石膏で作る。
縁周りが上手く出来ず、6、7回石膏をかける。
角が上手く出来ず、最後は手でわたし、箆で浚えて角を作る。

1.12(月)

〔乾漆sui〕大き目の金箆で板より石膏を外す。
*側面などを作るためには、別の仕事が必要なので、どうなるか?
〔乾漆03.10〕蓋・身…切り子地付け(4回目)。
雌型・懸子・・・錆下地付け(1回目)。
〔乾漆tonamino〕錆下地付け(1回目)。
〔乾漆F〕布の段を切り子地で埋めるetc.
〔椀〕内側から端の外回りまでの艶を消す。
〔手板〕荒砥で水研ぎ。少し。
凹みに錆を見る。

1.13(火)

〔乾漆03.10〕蓋・身…空研ぎ。蓋の角の欠けた所などに切り子地。
雌型・懸子・・・空研ぎ―錆の乾きは十分ではない。
*今日、吉川さんと話したのだが、塗る漆はすぐ乾くのに、錆の乾きが悪い。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。
〔乾漆F〕空研ぎ。
*今日昼前、母が車を車庫に入れようとしていると、突然、ドーンと、光る前に雷が落ちたそうだ。
家の近くの電線から、アースが垂れ落ちていたそうだ。

1.14(水)

〔椀〕内側から端の外回りまで黒漆塗り(2回目)。
〔乾漆03.10〕蓋・身…角の欠けた部分を研ぐと、乾き不十分。
雌型・懸子・・・錆下地付け(2回目)。
〔乾漆tonamino〕錆下地付け(2回目)。
*寒いので、あまり仕事をしていません。

1.15(木)

〔椀〕*15個とも、乾き不十分。下のスポンジに水を含ませる。
〔乾漆03.10〕蓋…角の欠けた部分を研ぐと、乾き不十分―拭き取る。
漆分の少ない切り子地で埋める―素地としては残らないので。
雌型・懸子・・・錆下地空研ぎ。乾き不十分。
〔乾漆tonamino〕錆下地空研ぎ。乾き不十分。
〔乾漆F〕布の段を切り子地で埋める。
〔手板〕荒砥で水研ぎ。少し。
*今日も寒いので、あまり仕事をしていません。
*輪島漆芸美術館より、漆芸展の開会式の案内が届く。
*美術連合展の作品戻る。日通美術輸送は完璧でした。

1.16(金)

〔乾漆03.10〕蓋…角の欠けた部分を研ぐと、また乾いていない感じ―拭き取る。
普通の切り子地で薄めに埋める。
雌型・懸子・・・切り子地付け(3回目)。
〔乾漆tonamino〕切り子地付け(3回目)。
〔乾漆F〕見込み、甲を空研ぎ。端を#80ペーパー上で研ぐ。
端に錆箆付け。

1.17(土)

〔乾漆03.10〕蓋…角の欠けた部分を研ぐ。乾いている感じがするが、、、
雌型・懸子・・・空研ぎ。乾いている感じ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾いている感じ。
〔乾漆F〕端を#80ペーパー(ガラス板上)で空研ぎ。錆は乾いている感じだが、、、
〔手板〕荒砥で水研ぎ。少し。
*昨日一面だけ錆下地を箆付けしておいたが、研いでみると乾いていた。
しかし、今までの錆下地は荒砥で研いでも硬いが、昨日のは柔らかい。

1.18(日)

〔乾漆03.10〕蓋・身…甲・裏底に一番薄い麻布をはる。角の欠けに切り子地。
雌型・懸子・・・切り子地付け(4回目)。
〔乾漆tonamino〕切り子地付け(4回目)。
〔乾漆F〕見込みに切り子地付け。
端に錆箆付け。

1.19(月)

〔乾漆03.10〕蓋・身…甲・裏底の麻布を空研ぎ―乾き悪い。
角の欠けの切り子地空研ぎ―乾いている感じだが、、、
雌型・懸子・・・空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。
〔乾漆F〕空研ぎ。端の錆は軽く。
甲・裏底に錆下地箆付け。

1.20(火)

〔乾漆03.10〕蓋・身…布目摺り―布の段も埋める。角の欠けにも切り子地。
雌型・懸子・・・内底・底に薄い麻布を貼る。
〔乾漆tonamino〕切り子地付け(5回目)。
〔乾漆F〕端に錆箆付け。

1.21(水)

〔乾漆03.10〕蓋・身(これから雄型とする)…空研ぎ。角の欠け、別の欠け、布の段に切り子地。
雌型・懸子・・・空研ぎ―乾いている感じ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ―乾いている。
〔乾漆F〕端を擦りガラス上で研ぎ、水平にする。
見た目だけで、全体を荒砥で水研ぎ=外脇の合わせ研ぎはしていない。

1.22(木)

*風の飛ばされて積雪は所々でムラがありますが、かなり積もりました。高岡で50センチ以上、真冬日。
R8は大渋滞で、3キロほどに2時間、別の道に入りましたが、所々圧雪の山。
横殴りの吹雪で、前が見えなくなり、ブレーキ(スピードはもともと出してない)。
疲れたので、作業中止です。明日は歩きと列車、また歩きにします。

1.23(金)

*朝6:35ころ、吹雪の中を歩き出す。やや追い風で楽だった。4キロで福岡駅。
列車10分遅れ、高岡駅から2.5キロほど歩き、8:30頃到着。
帰りは逆。高岡駅では、列車の遅れ、運行休止などで、45分ほど待ち、超満員。
福岡からは、足の回転を落とさないように気をつけ、帰宅。鍵を持ってなく、30分待ち。

1.24(土)

〔乾漆03.10〕雄型…麻布(増村先生の時の薄い方)貼り(1枚目)。
雌型・懸子・・・布目摺り。
〔乾漆tonamino〕見込みに麻布(増村先生の時の薄い方)貼り。
〔乾漆F〕見込みに切り子地刷毛付け―蓋は内脇、身は内腰も。

*足だけはまだ丈夫なのか、今日は何ともない。2日後に痛み出すということは今までない。
今日は、支部(工芸会)の新年会。雪は降り続いています。

1.25(日)

〔乾漆03.10〕雄型…端からはみ出ている麻布・布の重なりを切り取る。
空研ぎ、乾き不十分。身3ヶ所布が取れてしまったので、貼り直す。
雌型・懸子・・・布目摺りを空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕見込みを空研ぎ。乾き不十分。
〔乾漆F〕空研ぎ。

*午前中、片道約2キロを歩いて、従姉のところへ。インストール作業完了。歩いて帰宅。

1.26(月)

〔乾漆03.10〕和紙に水で線をつけ、切る。
*雌型に和紙を貼ることにする。

1.27(火)

〔乾漆03.10〕雄型…布目摺り。
雌型・懸子・・・和紙貼り(1回目)。
〔乾漆tonamino〕見込みの布目摺り。

1.28(水)

〔乾漆03.10〕雄型…空研ぎ。乾いている気はするが、、、
雌型・懸子・・・端からはみ出ている和紙を切り取る。空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕見込みを空研ぎ。

1.29(木)

〔乾漆03.10〕雄型…リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・懸子・・・和紙貼り(2回目)。

1.30(金)

〔乾漆03.10〕雄型…空研ぎすると、一部音がおかしい―浮き―削る。
平地に固い麻布を貼る。浮いた跡に麻布。
雌型・懸子・・・端からはみ出ている和紙を切り取る。空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕麻布貼り1枚目。

1.31(土)

〔乾漆03.10〕雄型…空研ぎ―乾き悪い。
〔乾漆tonamino〕端から出ている麻布を切り取る。目立つ布の重なりを削り取る。
空研ぎ―乾き悪い。

2.1(日)

〔乾漆tonamino〕空研ぎ―まだ少し乾き足りない。
〔乾漆03.10〕雄型…空研ぎ―まだ少し乾き足りない。
雌型・・・(蓋)和紙貼り3回目。(身)側面―和紙貼り3回目。
懸子・・・麻布貼り1枚目。
*和紙を切る―側面用。
*本朱(黒田朱20g+日華朱10g)を日本産木地呂漆6gと練る。

2.2(月)

〔乾漆tonamino〕空研ぎしてみると乾いている感じなので、布目摺り。
〔乾漆03.10〕雄型・・・布目摺り。布の段も埋める。
雌型・・・はみ出た和紙を切り取る。空研ぎ。
懸子・・・空研ぎ。

2.3(火)

〔乾漆tonamino〕空研ぎ。
〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。
雌型・・・空研ぎを#80でするも、研ぎ滓が乾ききっていない感じ。
*何故か十分に乾いていない。今夜からまた雪。

2.4(水)

〔乾漆F〕リグロインで薄めた生漆を吸わせる。かなり吸い込む。
〔乾漆03.10〕雄型・・・リグロインで薄めた生漆を吸わせる。あまり吸い込まない。
雌型・・・薄い麻布貼り1枚目。
懸子・・・布目摺り。
〔乾漆tonamino〕リグロインで薄めた生漆を吸わせる。あまり吸い込まない。

2.5(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。乾き良くない。
雌型・・・端からはみでた布・皺など布の重なりを切り取る。空研ぎ。乾き悪い。
*布の浮いていたところに、布を貼り直す。
懸子・・・空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。低温の所為か、乾き良くない。

2.6(金)

〔乾漆03.10〕雄型・・・側面に布を貼ろうとしてまた空研ぎ。
入り隅で変な音―鋏の先で穴をあけ、糊漆。
雌型・・・貼り直した布の糊漆の乾き悪過ぎ。
*低温続きの所為だろう。
〔手板〕キング#1000で地研ぎ。錆の必要な部分が残る。

2.7(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・側面に中国麻布を貼る。
*貼る前に空研ぎ―また変な音がし、鋏の先でつつくと石膏が顔を出す!
雌型・・・貼り直した布を空研ぎ。大体乾いたようだ。
〔乾漆tonamino〕内底から腰にかけて麻布(高野のカヤ布)を貼る。
*連日、雪が降り続き、低温で漆が乾きにくい。
*道路に面したところを融雪しておいたのに、除雪車が50センチほどの山(壁)を作っていき、取り除かなければならなくなる。

2.8(日)

〔乾漆03.10〕雄型・・・端から出ている布を切る。布の重なりを取る。
雌型・・・布目摺り。
〔手板〕錆を合わせ、凹みなどに錆をみる。

2.9(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。乾き良くない。
雌型・・・空研ぎ。乾き不十分。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き良くない。

〔乾漆F〕アクリル平面定規に合わせて、身・蓋の外形を荒砥で水研ぎ。
二つを重ねてみると、まだ少しズレている。
*暫くの間にも、形が動いている。硬く固めた素地ならあまり動かないのだが。
*アクリル平面定規が見つからず、暫く探す。ゴチャゴチャした紙の間に隠れていた。

2.10(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・布目摺り―端から側面にかけて。
雌型・懸子・・・リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕底から腰まで布目摺り。

〔乾漆F〕アクリル平面定規を端に合わせ、ガムテープで3ヶ所固定。
先の尖った砥石で入り隅(中央の山を残し)を研ぎ作る。
身…足りない山は錆で作る(2ヶ所)。穴も錆で埋める。
蓋は研いだだけ。辺の出過ぎも研ぐ。

2.11(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。乾き非常に悪い
雌型・懸子・・・湿っぽい。湿り風呂の下の方に移す。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き悪い。
〔手板〕キング#1000で地研ぎ。錆をみる。

〔乾漆F〕アクリル平面定規を端に合わせ、研ぎ合わせる。
まだまだなので、刃物で削る。
身の内側が足りなくなった1/6ほどに麻布片を貼る。
外の削ったところに下地。
*空研ぎ粉がなくなったので、輪島地の粉を使う。

2.12(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋の甲に固い厚めの麻布を貼る。
雌型・懸子・・・空研ぎ。固い厚めの麻布を貼る。
*身の底の乾きが不十分なので中止。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。側面に目の細かい麻布を貼る。

〔乾漆F〕麻布を貼った部分を空研ぎ。乾き悪い。
*山科地の粉を篩にかける―#80・#120。

2.13(金)

〔乾漆03.10〕雄型・・・リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・懸子・・・空研ぎ。乾き不十分。身―見込みに固めの麻布を貼る。
〔乾漆tonamino〕端から出ている布を切り取る。空研ぎ。乾き非常に悪い。
〔手板〕キング#1000で錆を研ぎながら地研ぎ。

〔乾漆F〕貼った麻布のところに下地。
入り隅(その中の山)など、研いだところに、リグロインで薄めた生漆。

2.14(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。
雌型・懸子・・・蓋―側面にかけて麻布を貼る。身―空研ぎ。懸子―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。布目摺り。
〔手板〕錆をみる(昨晩、鉛筆で印をつけておいた)。

〔乾漆F〕アクリル平面定規を身に当ててみると、まだ少しで過ぎているところがある。
その内側と、端幅が狭く素地が動く内側に麻布を貼る。

*明日、輪島へ行くつもりだったが、朝の晴から急激に天候悪化。どうなるか?

2.15(日)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―甲の布目摺り。身―底に固めの麻布を貼る。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ、乾き悪い。身―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。

〔乾漆F〕貼った布を空研ぎ。

*輪島へ行ってきました。

2.16(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―側面に布を貼る。身―空研ぎ、乾き不十分。
雌型・懸子・・・蓋―布目摺り。身―側面に布を貼る。懸子―布の段を埋める。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾いている。

〔乾漆F〕身―布を貼った部分を空研ぎ、布目摺り。

2.17(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・空研ぎ。身―底の布がまだ乾かない。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ。身―空研ぎ(乾き不十分)。懸子―空研ぎ。
〔手板〕錆をみる(2/14の反対側)。

〔乾漆F〕空研ぎ。乾き不足。

2.18(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―布目摺り。身―側面に麻布を貼る。
雌型・懸子・・・蓋―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。身―空研ぎ(乾き、ほんの少し不足)。
懸子―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕リグロインで薄めた生漆を吸わせる。

〔乾漆F〕蓋―外側を空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
身―内に布を貼った付近にリグロインで薄めた生漆を吸わせる。

2.19(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。身―側面の麻布を空研ぎ…乾き不足。
雌型・懸子・・・蓋―見込みに固い麻布貼り。身―布目摺り。
懸子―麻布を貼る。
〔乾漆tonamino〕布貼りが下手で、腰あたりがガタガタ…こくそ+錆を刷毛付け。

〔乾漆F〕蓋―内側を空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
身―内から外脇まで空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
*身の素地がまだ少し動くので。

2.20(金)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―甲に固い麻布を貼る。身―空研ぎの結果、側面が怪しいので、裏底のみ布目摺り。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ、乾き悪い。身―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
懸子―余分の布を切り、空研ぎ、乾き悪い。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。底に固い麻布を貼る。

〔乾漆F〕身―アクリル平面定規に合わせ、出過ぎの向かい合わせの辺(と隅)をチェック。
荒砥で水研ぎしたが、布が顔を出したりしたので、刃物で削る。
空研ぎで滑らかにし、錆を薄くつけておく。端の狭くなりすぎたところの内側にも錆。

*昨晩は、coralnetが接続できず、アップロード出来ませんでした。

2.21(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。身―側面、布目摺り。
雌型・懸子・・・蓋―内脇に麻布を貼る。身―見込みに固い麻布を貼る。
懸子―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き不十分。

〔乾漆F〕身―空研ぎ。

2.22(日)

米糊を煮て作り、糊漆を作る。

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。側面に麻布(増村先生の時のと同じ)を貼る。
 身―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ、乾き悪い。
 身―空研ぎ。内腰から内脇(側面)に麻布(高野のカヤ布)を貼る。
 懸子―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。内腰から内脇(側面)に麻布(高野のカヤ布)を貼る。

*午前中、車を洗い、ワックス掛け。夜になって雨。

2.23(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。目が細かい布の所為か、乾きがよくない。
 身―空研ぎ。裏底に固い麻布を貼る。
雌型・懸子・・・蓋―布目摺り。
 身―端から出ている布を切る。底との境は、#80で空研ぎ。
 懸子―空研ぎ。麻布(高野のカヤ布)を貼る。
〔乾漆tonamino〕端から出ている布を切る。底との境は、#80で空研ぎ。剥がれていた部分を貼り直す。
〔手板〕錆を研ぐ。(途中)

2.24(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。布目摺り。
 身―空研ぎ。側面に目の細かい麻布を貼る。
雌型・懸子・・・蓋―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
 身―布目摺り。
 懸子―空研ぎ。布目摺り。
〔乾漆tonamino〕布目摺り。

2.25(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
 身―空研ぎ。布目摺り。
雌型・懸子・・・蓋―見込みに固い麻布を貼る。。
 身―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
 懸子―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。

2.26(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。麻布(増村先生の時と同じ)を貼る。
 身―空研ぎ。乾き不足。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ。乾き不足。
 身―空研ぎ。乾き、少しだけ不足。
 懸子―空研ぎ。麻布(増村先生の時と同じ)を貼る。
〔乾漆tonamino〕見込みに固い麻布を貼る。
〔手板〕錆を研ぐ。(途中)
*午後から気温が下がったこともあるのか、暖かかったここ数日ほどには漆が乾かない。

2.27(金)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―はみ出ている布を切る。空研ぎ。
 身―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・懸子・・・蓋―内脇に麻布を貼る。
 身―見込みに固い麻布を貼る。
 懸子―はみ出ている布を切る。空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き悪い。
〔手板〕錆を研ぐ。(角を除いて、一応研ぎ終わる)

〔乾漆F〕空研ぎ。内側から外脇まで、リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
*外脇の動きを止めるため、生漆を吸い込ませ、固める為。

2.28(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―布目摺り。
 身―空研ぎ。乾き不十分。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ。
 身―空研ぎ。乾き良くない。
 懸子―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕側面に高野のカヤ布を貼る。

〔乾漆F〕身…隅を空研ぎし、下地で凹みを埋める。

2.29(日)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
 身―空研ぎ。麻布を貼る。
雌型・懸子・・・蓋―空研ぎ。布目摺り。
 身―空研ぎ。側面に高野のカヤ布を貼る。
 懸子―空研ぎ。リグロインで薄めたく漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕はみ出ている布を切る。空研ぎ。乾き悪い。

3.1(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。乾き不十分。
 身―はみ出ている布を切る。空研ぎ。乾き悪い。
雌型・・・蓋―空研ぎ。乾き悪い。
 身―はみ出ている布を切る。空研ぎ。乾き悪い。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。布目摺り。
〔手板〕キング#1000でまた研ぎ、角を落とす。(途中)

〔乾漆F〕身をアクリル平面定規に合わせ、まだ出ているところをチェック。
刃物で削る。生漆を吸わせる。

*夜、根本先生より電話。案内ハガキが届いているかということでしたが、来ていない、、、
今日まで退官記念展だったそうです。
明日2時頃まで展示してあり、奥出寿泉作品もあるそうで、何とか時間を作って見に行くことにします。

3.2(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―甲に目の細かい麻布を貼る。
 身―空研ぎ。布目摺り。
雌型・・・蓋―空研ぎ。内脇に布を貼る。
 身―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き悪い。
〔手板〕キング#1000でまた研ぎ、角を落とす。(途中)

〔乾漆F〕削ったところを空研ぎ。下地をつけておく。

3.3(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。
 身―空研ぎ。
雌型・・・蓋―内脇の布を空研ぎ。
 身―空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。
〔手板〕キング#1000でまた研ぎ、角を落とす。錆を4枚みる。

〔乾漆F〕アクリル定規を当てると、また少し出ている(前と同じ所)ので、内側に麻布を貼る(内で山になっているところの両側の辺、半分ぐらいずつ―一枚の細く切った布で)。

3.4(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―甲の布目摺り。
 身―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・・・蓋―布目摺り。
 身―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔手板〕リグロインで薄めた生漆を吸わせ、拭き取る。(全部ではない)

3.5(金)

空研ぎ。乾きよくない。

3.6(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
雌型・・・蓋―リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔手板〕リグロインで薄めた生漆を吸わせ、布で拭き取る。(全14枚)
*この前、拭き取り不足でゴミがついていたので、軽く研いでかかる。

〔乾漆F〕身の内に貼った麻布部分に布目摺り。

3.7(日)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。和紙を貼る。
 身―和紙を貼る。
 懸子―和紙を貼る。
雌型・・・蓋―麻布(中国麻布)を内側に貼る。
 身―麻布(中国麻布)を内側に貼る。
〔乾漆tonamino〕麻布(高野カヤ布)を内側に貼る。

〔乾漆F〕内側に貼った麻布の布目摺りの空研ぎ、生漆を箆でわたす。

3.8(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。
 身―空研ぎ。
 懸子―空研ぎ。
雌型・・・蓋―余分の布を切り、空研ぎ。乾き悪い。
 身―余分の布を切り、空研ぎ。乾き悪い。
〔乾漆tonamino〕余分の布を切り、空研ぎ。乾き悪い。

〔乾漆F〕アクリル平面定規を当て、隅の深さが足りない部分を削る。
生漆をわたしておく。

3.9(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―和紙を貼る(2枚目)。
 身―側面に和紙を貼る(2枚目)。

3.10(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。和紙を貼る(3枚目)。
 身―空研ぎ。和紙貼り(底2枚目、側面3枚目)。
雌型・・・蓋―布目摺り。
 身―布目摺り。
〔乾漆tonamino〕布目摺り。

3.11(木)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。
 身―空研ぎ。
雌型・・・蓋―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
 身―空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。リグロインで薄めた生漆を吸わせる。

3.12(金)

〔乾漆03.10〕雌型・・・蓋―空研ぎ。平地に目の細かい麻布を貼る。
 身―空研ぎ。平地に目の細かい麻布を貼る。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。底に目の細かい麻布を貼る。

3.13(土)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―切り子地付け。
 身―切り子地付け。
雌型・・・蓋―空研ぎ。下地付け(平地は布目摺り)。
 身―空研ぎ。下地付け(平地は布目摺り)。
 懸子―切り子地付け。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。下地付け(平地は布目摺り)。
〔手板〕別の形のキング#1000で軽く研ぐ。落として欠かしたところなどに錆。

〔乾漆F〕端を擦りガラスで水平に研ぐ。端に生漆をわたす。

3.14(日)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。切り子地付け。(2回目)
 身―空研ぎ。切り子地付け。(2回目)
雌型・・・蓋―空研ぎ。切り子地付け。
 身―空研ぎ―浮きあり。切り子地付け。
 懸子―切り子地付け。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ―浮きあり。切り子地付け。

〔乾漆F〕端に切り子地箆付け。

*「わざの美」展のポスターの掲示を頼んで回りました。
Uホール、総合会館、クロスランド、、、

3.15(月)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―空研ぎ。切り子地付け。(3回目)
 身―空研ぎ。切り子地付け。(3回目)
雌型・・・蓋―空研ぎ。切り子地付け。(3回目)
 身―空研ぎ―まだ、浮きあり。切り取り、刻苧で段を埋める。
 懸子―切り子地付け。(3回目)
〔乾漆tonamino〕空研ぎ―まだまだ、浮きあり。刻苧で段を埋める。

3.16(火)

〔乾漆03.10〕雄型・・・蓋―甲に錆箆付け。*面をキチンと作るため。
雌型・・・身―空研ぎ―まだ浮きあり。削り、刻苧で段を埋める。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ―刻苧を研ぐと、また少し軽い音。
また削り、刻苧で段を埋める。

〔乾漆F〕端を擦りガラスで研ぐ。
蓋・身とも、端に錆箆付け。

3.17(水)

〔乾漆03.10〕雄型・・・熱処理開始(蓋・身・懸子)。
雌型・・・熱処理開始(蓋)。
 身―削った3つの穴に番号をつけ、布を貼る。
〔乾漆tonamino〕削った11の穴に番号をつけ、布を貼る。

〔乾漆F〕蓋…見付けの中央が膨らんで見える―定規を当てると、その通り。
陶芸用轆轤に載せ、中央を除いて、錆を箆付け。隅付近の低いところにも錆。
身…隅周りに錆箆付け(轆轤を使用)。

3.18(木)

〔乾漆03.10〕*熱処理中・・・雄型(蓋・身)、懸子、雌型(蓋)
雌型(身)―刻苧+錆で布目摺り。
〔乾漆tonamino〕刻苧+錆で布目摺り。
〔手板〕別の形のキング#1000で錆・全体を軽く研ぐ。

〔乾漆F〕蓋…見付きに錆箆付け。2回目。
身…隅周りに錆付け。2回目。

3.19(金)

*朝、熱処理中の素地(雄型)を見ると、膨らんでいた!

〔乾漆03.10〕雄型(蓋・身)・・・膨らんだのを切り取る。
雌型(身)―荒砥で空研ぎ。
〔乾漆tonamino〕荒砥で空研ぎ。

3.20(土)

米糊を作り、糊漆を作る。漉す。
*喜代松商店の、何とか生漆を使い切る。

〔乾漆03.10〕雄型(蓋・身)・・・空研ぎ。身の方がおかしいので、更に切り取る。
*まだまだ湿っぽい!
雌型(身)―深い凹み1ヶ所に麻布貼り。
〔乾漆tonamino〕深い凹み2ヶ所に麻布貼り。

3.21(日)

〔手板〕片面と側面回りに黒の中塗り。15℃、40%。

〔乾漆03.10〕雄型(蓋・身)―空研ぎ。蓋…布の段を刻苧で埋める。
身…乾き不十分なので、リグロインをかけ、拭いてみる。???
雌型(身)―空研ぎ。乾き不十分。
〔乾漆tonamino〕空研ぎ。乾き不十分。

〔乾漆F〕蓋・身…端を水平に研ぐ。合わせると、外形がまたズレている。
アクリル定規に合わせると、蓋・身とも少し狂っている。
蓋の外に出すぎている辺りの内側に麻布を貼る。

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