yonetch的ST用語英和辞典
個人的嗜好丸出しですが、せめてこれ位統一してくれればツッコミも控えめになるんですがねェ...
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A
Admiral
提督、大将
階級の大将だが、ほとんどの場合将官全体を指し、「提督」と吹替えられる。実際の階級として使われるのは、"Vice-admiral"(中将)が唯一である(断じて「副提督」ではないので注意^^;)
Alert, Black
ブラック警報
DSCで登場した警報だが... 違和感バリバリ(^^)
【関連】
DSC"CONTEXT IS FOR KINGS"(邦題:支配する者)
Alert, Blue
(訳語なし)
'Code Blue' などと共に出ることがあるが、適用例が少なく、どういうときに発せられるのかよくわからん。訳語はDSCに倣って「ブルー警報」とするか(ウソ)。
【関連】
VGR"THE 37'S"(邦題:ミッシング)
Alert, Red
非常警報
Alert, Yellow
警戒警報
animal guide
スピリットガイド
訳し替えとしては妥当だと思うんだけど、如何にも統一されなさそうな訳語やなー。
B
bat'leth
バトラフ
思いっきし音だけ拾っただけの訳語と思われるケース。原語のスペルからすれば「バトレス」あたりが妥当だとは思うのだが...
TNGでは大体これで通してあるようなので、『訳したモン勝ちの法則』によりコレを採用。
Beam up.
転送。
地上から艦へ帰還する際のお決まりのフレーズ。大抵は「One to beam
up.(1名転送)」のように、人数を指定する。
Betazed
ベタゾイド星
見ての通り、星の名前は「ベータゼド」で、そこの出身者だから「ベタゾイド」なのだが...
おそらく訳語として「ベタゾイド人」が先行していたために、深く考えず「ベタゾイド星」なんてやっちゃったのだろう。不本意ながら、これも『訳したモン勝ちの法則』である。
Betazoid
ベタゾイド、ベタゾイド人
Boothby
カール・ゴッチ
艦隊アカデミーの庭師。TNGで初登場時にワケのワカラン別名をあてられる。一応TNG内ではこの名前で統一されていたが、VGRでそのまま「ブースビー」と(T_T)。「チャーリー」の前例もあることだし、TNGに準ずるべきと思う。
【関連】
TNG"THE FIRST DUTY"(邦題:悲しみのアカデミー卒業式) 、VGR"IN THE FLESH"(邦題:偽造された地球)
Borg
ボーグ
「ボーグ人」でも「ボーグ族」でもない、ただ「ボーグ」。意外と盲点。
【関連】
DS9"PLAYING GOD"(邦題:宇宙の原型)
C
Captain
大佐、艦長、船長
TOSでは「船長」、TMP以降の映画及びTNGの24世紀では「艦長」と呼称。階級か役職かの判断は文脈から慎重に。
Captain's Log
航星日誌
普通の船なら航海日誌とするところを、宇宙なので航星
... うーむ、ほんのすこーし「なんだかなぁ」といわんでもナイが(^^)、そうしたんならソレはソレ、といったところ。なのに... VGRではマンマ「艦長日誌」なんてやってる。無知か無能か怠慢か?
changeling
可変種
DS9"SHADOWPLAY"(邦題:幻影の村) で、「百面体」って訳してたけど... こっちはこっちでよかったかもなぁ...
chief engineer
機関部長、チーフエンジニア
TOS、TNGでは機関部長で一貫していたが、DS9では、オブライエンが「チーフエンジニア」と紹介されることがあった。DS9では機関室が描かれることが少いからだろうか。
追記: VGRでは「主任機関士」だと... ダ、ダメだ!コレは!一貫性重視がPrime Directiveとなっている当サイトでは到底容認できん!
追記の追記: ENTでも「主任機関士」が採用されたようである。うーむ、一貫性を保持してほしいと思う反面、ENTの時代の比較的小規模な船を思えば雰囲気は合ってる気はするな... でもVGRはやっぱりダメ!(^^)
Chief of Security
保安部長、保安チーフ
TNGなら文句なく前者だが、DS9では後者でもしゃーないカモ(^^;
cloaking device
遮蔽装置
たまに「透明シールド装置」なんて吹替えが...
日本語でも馴染みのない用語だからキモチはわかるが、ST世界では浸透した訳語なので、厳に統一されるべきである。
Colonel Kira
キラ中佐 → キラ大佐
DS9第7シーズンで「Colonel」に昇進したキラだが、大佐への2階級特進は不自然ということで。
追記:
LD"HEAR ALL, TRUST NOTHING"(邦題:すべてを聞き何も信じるな) でも「中佐」と呼ばれている。しかし、少佐から昇進後10年たってるんだし、LD時代は「大佐」でいいのでは(合せてST用語辞典 も改訂)。
Commander
中佐、司令官、副長、少佐
階級の場合、さらに注意が必要なのがコレ。宇宙艦隊の場合は中佐だが、ロミュランの場合は司令官(宇宙艦隊では大佐に相当)である。もうひとつ注意は、少佐(lieutenant
commander)が省略されてcommanderと呼ばれることがある。このときに「司令官」なんて訳すのは無知か無能か怠慢か。(←何様じゃ^^)
constable
オドー
無論、言葉の意味としては「巡査」(警官の階級で最下位)だが、DS9では全て名前に置き換えられている。確かにオドーを呼ぶときに「巡査」じゃ拍子抜けだし(^^)。「ドクター」とか「カウンセラー」に相当する、いい呼称があればよかったんだが...
「保安官」なんてのは?(^^;
D
deuridium
デューリディウム
重水素とは別の物質である(らしい)。本来は「デューリジウム」と表記して、「デューリジューム」と音読したいところなのだが、何度聞きなおしても「デューム」と聞こえる。「ディ」は原音のママで、「ウム」だけ変えるという...
ま、「訳したモン勝ち」か。
deuterium
重水素、デューテリウム
日本名もあり、ある程度一般にも馴染みがある実在の物質名なのだが、訳が統一されていない。「重水素」で統一すればいいと思う。
dilithium
ダイリチウム
たまに「ディリチウム」と吹替えられることも。ちなみに原語の発音はダイ、ディではない。
備考: uss Kyushuの掲示板によれば、dilithiumとは、di-lithium(2
Li)、すなわちリチウムの同位体元素ではないか、とのこと(ただし、リチウムは元素番号3なので、普通に考えるとアリエナイらしい)。そして、化学上の記法では「di」は「ジ」と読む(日本では)。つまり、本来は「ジリチウム」とすべきだったかもしれない。しかし、『訳したモン勝ちの法則』により「ダイリチウム」に統一としたい。
【関連】
DS9"INDISCRETION"(邦題:デュカットの娘) 、TOS"DAY OF THE DOVE"(邦題:宇宙の怪! 怒りを喰う!?)
drone
ドローン
ボーグの構成員のこと。もともとの意味としては、ハチやアリのソレを指す。事実MOV"STAR TREK: FIRST CONTACT"(邦題:スター・トレック ファーストコンタクト) では“働きバチ”なんて吹替えられていたが、ちょっとねぇ(^^)。何も考えずカタカナ化するのは好みじゃないんだが、この場合は容認せざるを得ないというところか。
E
Eddington
エディングトン
いつも思うんだけど、「エディントン」でよかったんじゃないの?ま、イイケド(^^)
Eminence
カイ
直訳すると枢機卿のコトで、カトリックの坊さんヒエラルキー的に偉いヒトのことである。そういった宗教概念に疎い日本人向けに、“カイ”で置き換えたのは英断といえよう。
Energize.
転送。
「エネルギー・オン」はノベライズのみ。映像版では使っちゃダメ〜。
engine room
機関室
ついカタカナそのままにしたくなるので間違えないように。
engineering
機関部
「エンジニアリング!」なんて吹替えはドッチラケである。
Ensign
少尉
知る限り誤訳例はない。
追記:
TNG第1シーズン"WHERE NO ONE HAS GONE BEFORE"(邦題:宇宙の果てから来た男) でついに発見。少尉に対してピカードが「エンス」だと。はぁ〜あ(T_T)
F
Federation of planets
惑星連邦
Founder
創設者
日本語にすると味気ないなー(^^)
G
gagh
ガーグ、ガフ、ガー
これまた統一されてない単語。代表的クリンゴン料理なワケだが...
TNGでは「ガーグ」でだいたい統一されていた。DS9以降ではメチャクチャ。ワタシ的にはDS9第7シーズンで出てきた「ガフ」が一番いい(発音しやすく語感もいい)気がするのだけれど...
やっぱ「ガーグ」で統一すべきかな。
【関連】
TNG"A MATTER OF HONOR"(邦題:錯綜した美学) 、DS9"IMAGE IN THE SAND"(邦題:砂漠からの呼び声)
Gul
ガル
カーデシア人の階級。宇宙艦隊での大佐クラスと思われる。従って、Gul Dukat
を「ミスター・ガル・デュカット」なんてやったら、Mr. Captain
Picardなんて言ってるようなモン。やっちゃったヒト、切腹モンですゾ(^^)。
【関連】
DS9"CARDASSIANS"(邦題:戦慄のカーデシア星人)
H
Hugh
ブルー
TNG"I, BORG"(邦題:ボーグ“ナンバー・スリー”) で登場したボーグの名前。変更の理由はわかるようなわからんような... とにかく吹替版では名前が違うのだ。
humanoid
ヒューマノイド
思わず「人間」と訳したくなる気持ちはわかるが、「human」と「humanoid」ではビミョーに、だが確実に違うのである。
I
impuls engine
通常エンジン、反動推進エンジン、インパルスエンジン
TNGでは、ワープエンジンに対して「通常エンジン」で統一されていた(ハズ)。DS9では多少バラツキがみられる。『訳したモン勝ちの法則』にしたがってTNGを踏襲すべきだろう。アレ?TOSではどういってたカナ(^^)?
K
Kang
カング、カーン、カン
どうなんだろうねぇ、この不統一。3種類の吹替名がそれぞれに関連を認識していなかっただけ、と思われる。語呂的には「カーン」がいいと思うが、カーン・シンと被るので基本どおりTOSに倣って「カング」とすべきか。
【関連】
TOS"DAY OF THE DOVE"(邦題:宇宙の怪! 怒りを喰う!?) 、DS9"BLOOD OATH"(邦題:血の誓い) 、DS9"THE SWORD OF KAHLESS"(邦題:カーレスの剣) 、VGR"FLASHBACK"(邦題:伝説のミスター・カトー)
L
Lieutenant
大尉、中尉
中尉(lieutenant, junior
grade)の場合もあるから注意。関係ないが、劇中他の階級に比べて大尉は少ない気がする。ヤー、ウォーフ、バークレイ、ダックス... 他にいたっけ?
Lieutenant commander
少佐
省略して単にcommanderと呼ばれることが多い。注意。
Lieutenant, junior grade
中尉
省略してlieuteantと呼ばれることがほとんど。注意。
logic
論理
バルカン人が「logic」「logical」と言ったときに、不慣れな翻訳家による見当ハズレの意訳が目立つ気がするので敢えてココに強調しておく。バルカンといえば「論理」(バルカンってわかるか?トンガリ耳の超有名な種族のコトだ!)。それをよーく肝に銘じておきたまへ。
N
number one
副長、副司令官、ナンバーワン
TNGライカーの有名な呼称がコレ。DS9キラの場合は「副司令官」と吹替え。TOS時代のパイク船長の副長は「ナンバーワン」と呼ばれている。少々揺れはあるが、SNWで「ナンバーワン」呼びが確定した。これはある種の『訳したモン勝ち』である。記念すべきパイロット版に敬意を表し、この呼称を受け入れる。
【関連】
TOS"THE MENAGERIE, PART I"(邦題:タロス星の幻怪人(前編)) 、SNW"STRANGE NEW WORLDS"(邦題:ストレンジ・ニュー・ワールド)
O
Orb
発光体
コレも日本語にすると味気ないなー。「オーブ」でよかったんじゃないの?ま、『訳したモン勝ちの法則』は守るべきだけど...
追記: あるST関連書籍(DS9日本放映前のものと思われる)で、「宝珠」と訳していた。これ、結構よかったカモ
追記の追記: 「Orb」を「宝珠」と訳すのは、普通とまでいわないまでも割とあるパターンのようだ。なんで採用せんかったんかねぇ。少なくとも「発光体」よりは100万倍いいと思うが。
P
phaser
フェイザー
断じて「位相光線銃」ではない(^^)。
Prime Directive
艦隊の誓い
コレも訳語としてはどうかなーと思わんでもないが、『訳したモン勝ち』ッス。
Q
Quadrant
宇宙域
アルファ宇宙域、ガンマ宇宙域のように使われる。原語は数学の「象限」などだが... これも『訳したモン勝ちの法則』である。
Quarter
船室、宿舎
こんな一般用語をココに載せにゃならんてことはねぇ...
つまり、言語道断な別の訳があったてってコトなのよ(T_T)。「クォーター」だって。アンタ、パンピーがそれで意味分かると思ってンの?>某日本語版スタッフ
【関連】
DS9"BABEL"(邦題:恐怖のウイルス)
R
ready room
作戦室
ブリッジにある、艦長専用控室をこう呼ぶ。「待機室」とかにしないこと。
Rules of acquisition
金儲けの秘訣
劇中で発せられて何の違和感もない見事な訳し替えである。
Runabout
シャトル
本来ランナバウトはシャトルとは区別される、「小型艇」なのだが...
『訳したモン勝ちの法則』により、シャトルで統一すべきだろう。
S
Scott, Montgomery
チャーリー・スコット
TOSエンタープライズの機関部長だが、役名の変更がなされており、TNGに至るまで基本的には踏襲されている。ただし、フルネームが「チャーリー ・スコット」というのは微妙。実際劇中でそのような言及もあるのだが(TOS"LET THAT BE YOUR LAST BATTLEFIELD"(邦題:惑星セロンの対立) 、TNG"RELICS"(邦題:エンタープライズの面影) 参照)、「ミスター・チャーリー」と呼ばれることもあるからだ(
TOS"THE TROUBLE WITH TRIBBLES"(邦題:新種クアドトリティケール) など)。“ミスター”が付くってことはソレは姓のはずなんだけどねぇ... また、愛称としての「スコッティ」も吹替え版では使われない。
security
保安部、保安部員
この意味で「セキュリティ」とカタカナにするのは不可(←何様じゃ^^;)
shield
防御スクリーン
まんまカタカナとか、「バリヤー」とかにしないように(^^)。
Starfleet
宇宙艦隊
Sulu, Hikaru
ヒカル・カトウ
TOS操舵士の彼もまた、役名の変更が行われたひとり。
system
星系
ここに書くのも恥ずかしい基本的一般用語だが、それでも極々稀にミスがある。恒星系を指して"xxx
system"と言っているのを、まんまカタカナで「xxxシステム」とやるのは常識を疑う。ココで問題。"solar
system"を訳すとどうなるでしょう?(^^)
【関連】
DS9"THE NAGUS"(邦題:宇宙商人フェレンギ星人) 、LD"WEJ DUJ"(邦題:wej Duj)
T
Terran
テラン人
鏡像世界での地球人の呼称...
と思っていたが、
MOV"STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"(邦題:スター・トレックV 新たなる未知へ) で使われており、一応こちら側の世界でも呼び名としてはあるようだ。MOV"STAR TREK: NEMESIS"(邦題:ネメシス/S.T.X) でもデータがこの言葉を使っている。
Tholian
ソリアン、ソリア人
tricoder
トリコーダー
訳したモン勝ちの法則により、こう吹替えられる。うかつに「トライコーダー」なんてやろうもんなら不勉強を露呈するだけだ。
【関連】
DS9"SHADOWPLAY"(邦題:幻影の村)
V
Vorta
ボルタ族
「ボルタ人」でなく「ボルタ族」。何で変えたのかな?
【関連】
DS9"THE SEARCH, PART I"(邦題:ドミニオンの野望(前編))
W
warp
ワープ
誤訳のしようがない全SF的有名用語。ただ、STの場合、その係数により warp 1、warp
6等というわけだが、これをDS9で第1ワープ、第6ワープなんて吹替えてる。じゃあ、warp
9.8とかのときはどうするつもりだ?
【関連】
DS9"FOR THE UNIFORM"(邦題:エディングトンの逆襲)
Y
Yridian
イリディアン、イリディアン人
ホントは後者の「〜人」の場合はコレじゃヘンなんだけど(アメリカ人をアメリカン人と言ってるようなモノ)、まぁ、「クリンゴン人」の例もあるし。